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カラスがカモメについて語る



不快だ、とカラスは思う。

次第に強くなっていく風も、ジリジリ熱を帯びてくる湿った道路も、青いビルから反射する光も、何もかも。


何もかも?



(……)



おかしい、とカラスは思う。

それは柱の上に居る。

そう思います。


柱は、木製でもコンクリート製でも、とにかく白い。



(……)



カラスは思う。カラスは言葉を持たないと。

カラスは言葉から唯一解放されている。

そう思います。


そう思いますか?



(そのようなわけで、この世界には天と地が無く、底と柱がある。)



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