ニゲラレナイ
主人公
「くそっ、何なんだよあいつは!」
鈴木香菜
「わかんないよぉぉ!」
そんな事よりも、ショックの方が大きい。あの先生が、目の前で消えてしまうなんて…。
山崎悠斗
「クソがっ!」
山崎は空手の構えをとった。そういえば山崎は空手で黒帯をとったらしい。
山崎悠斗
「どりゃぁぁぁぁぁ!!」
山崎はアイツを投げ飛ばした!地面にたたきつけられたと同時に、跡形もなくチリになった。
森本龍太郎
「一体、なんだったんだろう?」
パチパチパチパチ…という音が後ろの方から聞こえた。振り返ってみると、なんと、そこには、消えたはずの蒼木先生の姿が!
蒼木先生
「いや~、見事だったよ山崎君!」
鈴木香菜
「え、なんで?先生は、もう……。」
蒼木先生
「あはは、どうでもいいじゃないか、そんな事は。」
おかしい、先生は、こんな大雑把な性格じゃなかったはずだ。
鈴木香菜
「イヤな予感がする。」
鈴木はぼそりとつぶやいた。
蒼木先生
「イヤ〜、ほんトにタノもしイね〜。」といって先生は山崎の肩に手を置いた。その後は、もう信じたくなかった。山崎の肩がどんどん白くなって、あっと言う間に全身を包みこんだ。そして、先生の姿がどんどん黒くなって、アイツになった。
クロ
「ヒヒッ、ヒャハハハハハハハハハ!!」
一同
「うわぁぁぁぁぁ!」
続く……
死者2人
蒼木優太
山崎悠斗