第5話
遅くなって誠に申し訳ございませんでした!
少し短めですが次はできるだけ早く出しますのでよろしくお願いします
朝食後に、魔物に対しての知識をつける為勉強をした
主に魔物の種類、属性、弱点などゲーム感覚で覚えられたので思っていたよりもと楽しかった
そして現在、以前魔法を使った町外れの草原まで来て、魔法練習に取り掛かっていた
「リュウキさんはマナ形成に長けているようですが、まずは初歩の訓練から開始しましょう」
エルマールが初歩の訓練からと言うには理由があり、リュウキはまだ実質的には魔法の事をよく知っていないという事と、マナの量が多いこともあり魔法暴発の危険性や、細かい調整を行ったことが無いので基礎を覚えることがいいとの事だ
「お願いします!エルマール先生!」
自分自身でもそこら辺は理解しているし、魔法などファンタジー色の強いものに対しては積極的に努力をしていきたいと考えているのもある
「せ、先生なんてやめてください……」
少し頬を染め頬に手をやり俯き気味になるエルマール
「いや、教えを請う者としてはそこら辺はちゃんとしときたいんだよ」
「そ、そうでか。 ゴホンッ では訓練を始めましょう」
リュウキの真っ直ぐな返答に、少し頬を染め切り替えるように、咳払いをしたエルマールだがまんざらでも無さそうだった
「ではまず、属性負荷をせずに純粋なマナのみを手のひらに出してみましょう」
エルマールは自分が言ったことを目の前で実践してくれているらしく、彼女が前に出した右手の掌には直径5cm程のマナの球が出来ていた
「このように自然な状態でマナを体内から取り出してください」
「わかった、 こんな感じかな?」
リュウキはエルマールの掌に浮かんでいる球を見ながら実際にやってみた
(まずはマナを感じて… 掌に集める… んで球を)
リュウキは見た通りにイメージして、エルマールと同様の球を掌に出した
だが、その球はエルマールの球よりも二、三周り大きい球になっていた
「やはり体内のマナの量が多いために、魔法に込めるマナも自然と大きくなるのですね」
「少ししか出さないように調整したはずなんだけどな…」
元が大きければ他のものより大きくなるのは必然なのだが繊細な調整とイメージが大切な魔法ではその感覚の誤差が危険に繋がるのだという
「今度はもう少しマナの量を減らすようにイメージして出してましょうか」
そこからは少し地味だが魔法を使うためには大切なことを地道に練習していった
座学終了が昼頃で、昼食後に始めた魔法練習が始まったのだが今はもう夕日が沈む頃になってきていた
「よし、こんなもんじゃないか?」
「はい。キチンと出来ていますね」
昼から初めて小休止を挟み夕方まで行っていたマナ扱いの訓練は無事に終了したようだ
エルマールはその結果を満足そうに笑顔で答えてくれている
「では、今日はここまでにしましょう」
「そうだな。 ありがとうございました!」
本日の訓練を終え、教会に戻り水浴びをしてから、エルマールと二人きりでの夕食をとった
その場では、リュウキの住んでいた世界に興味を持っているエルマールが、元の世界について色々と尋ねてきたのでリュウキは楽しそうに話をした
そんな楽しい夕食後、自室に戻りベットに横になっていた
「やっぱり慣れないことをすると疲れるな~」
本日の、座学や魔法練習のことを頭に浮かべながらそんなことを呟き、そのまま目を閉じ眠りに落ちていった