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これはどういう事ですかっ?!

 

「うう、痛かったよ~。」


 ルクスは、全身傷だらけでボロボロだった。

 しかし、森中の動物たちにボコボコにされて命に関わる怪我をしなかったとはいえ、骨折一つしないなど余程頑丈なのだろう。

 とんでもなく馬鹿力で、森中の動物を敵にまわしても生き残るほど頑丈とは、とんだ野生児だ。


『はぁー、一応聞くが大丈夫か?。』

「はい~、なんとか~こんなの1日寝れば大丈夫ですよ~。」


 それだけの怪我が1日寝れば治るとは、驚きの生命力だともはや感心する。


「そういえば~、この後トウキさんは~どうするんですか?。」

『そうだな、まずは現状を把握しないとな。』

「現状?、ですか。」


 そう、現状だ。俺はここが何処だか、元の世界に帰るはずだった俺はどうして剣になっているのか、色々と知らなければならない。


『まずは、ここは何処なんだ?。』

「はい~、ここですか~。ここはえっと~、り、リ、リなんとかって言う王都の~、え~、そう!、南にある山の中です!。」

『リ?、まさかそこは王都リバか!。』

「あ~、そんなに感じの名前でした。」


 王都リバ、ミストル王国の王都であり、かつて俺が女神様に召喚させられた国はミストル王国であり、ほくお世話になった。


『ここは人がいないと言っても、なんで自国の王都の名前を知らないんだ。』

「え~と~、いつも自給自足なので王都に行く機会が余りなくてでしてね~。」


 この山の中で1人で自給自足をしているとは、本当に野生児だったらしい。


『そういえば、今の世界は平和なのか?。』


 これは純粋に気になった事だった。

 俺が魔王と呼ばれるやつを殺して得たはずの平和は、続いているのかやはり気になる。


「ん~、すみません~ずっと山に籠っていて、世界がどうとかよく分からないのです~。」


 それもそうか、こうなったら早く王都に降りた方がいいな。


『よし、だったら情報収集だ、今から王都に行くぞ!。』

「えっ、今からですか?。」

『当たり前だ、思い立った日が吉日と言うじゃないか。』

「言いませんよ~。」


 そうか、これは日本のことわざだっな。


「でも~」

『お前も、あんなに動物たちを怒らせたたら、しばらくは森では生活出来ないだろう。』

「そういえばそうですね~、分かりましたよ~。」


 よし、まずは足を確保した作戦は順調だ。

 次は…、あれ、そういえば俺が剣になってどれぐらいたっているんだ?。


『ルクス今って、人族暦何年だ?。』


 人族暦とは、俺たち人族が大陸共通で初めて定めた暦のことだ、因みに、俺が魔王を殺したのは、人族暦227年だ。


「え、」


 まさか、あれから100年たっていたりしないよな。


「今は………229年ですよ~。」


 俺は安堵したよかった2年か、でも、2年もたったのか。


「でも~、人族暦って何ですか~、人族暦なんかじゃなくて暦は、世界共通暦229年ですよ~まさか、ボケちゃいましたか~。」

『はい?』


 俺は余りの事に聞き返した。

 詳しく聞くと、世界共通暦とは3つの大陸に住む獣人・魔族・人間が、和平を結び定めた暦らしい。

 初耳だった、人族ではなく人間と呼ばれている事や人族以外に獣人と魔族が居て、別の大陸に住んでいる事等だ。


 俺は確信した、これはちょっとどころでない。

 随分と俺は寝過ごしてしまったらしい。

次は、勇者のカルチャーショックです。

しかし、アイデアがでてきません。

どうしたら良いのでしょうか?。

どうか女神様~、私目にアイデアを~!

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