少女の物語の始まりはっ?!(1)
「ーーはぁはぁ、きゃっ!」
ズシャッ
森の中を一人の少女が走っていた。
しかし、足を木の根に引っ掻けてしまい、転んでしまう。
少女は息も切れ、身体中は痛く、服は泥だらけだった。
後ろからは、熊の魔獣が木を薙ぎ倒しながら追いかけてくる。
少女は思う、もうこれで終わりなのかと。自分の人生はここで終わってしまうのかと。少女は絶望する、何故こうなってしまったのかと。
理由はただ運が悪かった、それだけだった。
少女は自分の不運を恨みながら、今朝までの日常を思い出す。
「ん~、もう朝か~。」
朝日が昇る頃に目を覚ます。森の動物たちも朝日が昇る頃に目を覚まし、1日の活動を始める。
目を擦りながら起きた少女は、朝ご飯…ではなく、再びベッドに潜る。
それが、少女の日常だった。
ーー遂に太陽は真上に昇り、少女は起きることにする。
「ふぁ~、ちょっと寝足りないな~。」
二度寝をしといて、どの口がいうのだろうか?
「もうちょっと、ちょっとだけ寝ちゃおっかな~、駄目かな~、駄目だろな~。」
まだまだ寝足りないない少女は、やっと起きる。
この少女の名前は、エリン。
山奥の小さな小屋に一人で住んでいる。幼い頃は祖父と二人で住んでいたが、去年に祖父が亡くなってしまい、今は、祖父から習った狩りや木工をしながら生活している。
「お祖父ちゃん、行ってくるね~。」
出かける準備を終え、いつもどうりに祖父に行ってきますの挨拶をし、大きな鞄を持って家を出る。
「今日はいい天気だから、山菜や薬草でも採ってこようかな~。」
そう言ってエリンは、森に入って行った。
森に入って数時間たち、鞄いっぱいの山菜や薬草が採れ、エリンは上機嫌だった。
もう帰ろうとした時、
バキッ
「グルルァ」
その音と共に前の茂みから熊の魔獣とばったりでくわした。
別に何かしたわけではない、偶々、偶然に遭ってしまった。
「え?」
ただ運が悪かった、エリンの日常はここで終わり、少女の逃走劇がはじまる。
しかし、逃走劇もあっさりと終わる、あとは喰われると思ったときに、声が聞こえた。
『誰か~!、親切なお方は居ませんか~!』
その声は、頭の中に直接聞こえてきた。
その声を聞いた瞬間から、頭に響く声も後ろにいる熊の魔獣も、エリンは怖くなかった。
なぜなら、聞こえてきた声が情けないほどに泣きそうだっのだ。
なりふり構わず聞こえてくる叫び声に、エリンは、冷静になった。
後ろを確認すると、熊の魔獣はいきなり聞こえてきた声に驚き、辺りを警戒している。
エリンは、その今にも泣きそうな声の主を助けようと決意する。
自分から意識が逸れているのを確認し、森を歩く時に邪魔な枝をきったり、護身用と持っていた短剣を熊の魔獣の顔目掛けて投げる。
回転しながら飛んで行った短剣は、魔獣の左目を切りつける。
「グァッ!」
一瞬魔獣が怯んだうちに、声が聞こえた方へ全力で走りだす。
「グァオッ!」
そう叫ぶと、熊の魔獣は怒りながら追って来た。
はい!、今回はルクスちゃんはどうやって洞窟まで来たかというお話です。全く話しが進みませんね!はぁー、どうしよう。
まあそれはさておき、次回!っていっても同じく話しが進みませんが、気長にやっていきましょう。次も、ヨロシク!