表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短編集  作者: 如月瑠宮
90/110

ゾンビに溢れた世界で、アンタの生首と共に

「ゾンビに溢れた世界で」と同じ世界観ですが話は繋がってません

「あー、美味い」

「嫌味か」


 思わず口にした言葉に腕の中の友人は不満を示す。ごめん、ごめんと軽く謝ると友人は溜息を吐く。


「あんた、本当に美味しそうに食べるよね」


 感心するよ。自分にはもう出来ないから。


 残念そうに呟く友人の頭を撫でる。膝に乗ってしまう程に小さくなってしまった友人と一緒に友人の身体を探してからどのくらい経っただろう。首だけでも生きられるけど、身体が無いのは少し不便。

 友人はゾンビになった。ゾンビに溢れている今の世界ではそういう人は結構居る。自分はそんな一人。

 で、ゾンビになれたのは良いとして。


「何で頭だけ落っこちるかな」

「首の辺りばっか噛んでくる奴だったから」


 それで、もげてしまったのだ。


 だから、今日も探す。誰かが持って行ったらしい友人の身体を。

この話の別視点も書こうと思っています

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ