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短編集  作者: 如月瑠宮
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婚約破棄による負債

婚約破棄物の王道はたまに書きたくなるんです。

 ある日、婚約者が一方的に婚約破棄を告げてきた。馬鹿かな。馬鹿だったわ。馬鹿だったから私と婚約する事になったんだった・・・

 ちなみに理由は婚約者が最近熱を上げている女を虐めたとか・・・そんな事する暇なんてお前の所為で無いわ。そもそも、相手の女はその時に初めて見たんだけど。

 私が婚約者の名代として外交で半年間隣国に居た事、ご存じなかったのでしょうか。これは婚約者と相手の女に向けて言った事だが、二人の反応から知らなかったか忘れていたかだろう。そして、どうやら二人は二月程前に出会ったらしい。


「それで、どうなさいますの?」


 この事態をどう収拾するというのか。一度言葉にしたのなら、そこには責任という物が発生するのですよ。婚約者に至っては王族だし、本当にどうするつもりだろう。ここには数多の観衆が存在してしまっている。今更撤回して無かった事には出来ない。仮にそれをしたならば、王族への信頼が木っ端微塵になる。ただでさえ、お頭の方が弱いから私が婚約者に選ばれたというのに。

 何も言えないらしい馬鹿二人に呆れてしまっていると元婚約者になるだろう奴の両親が大慌てでやって来た。お二人には本当によくして頂いたから婚約者の事は好いていなくても彼等の娘になれる事のみを弾みに頑張ったというのに・・・本当に残念。あぁ、でもご次男がいらっしゃった筈だわ。


 その後、馬鹿二人は強制的に結婚させられて平民に落ち、婚約という王命を逆らった咎で労働をする事になった。

似たり寄ったりになるのが悲しいです。

変わった設定考えたいんですけど、中々上手くいきません。

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