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短編集  作者: 如月瑠宮
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転生したみたいです。パート3

転生もの、三つ目。一応、最後。ファンタジー。

 転生したみたい。自我が生まれて思ったのは、それだった。

 私は、前世では確か結婚して、子供も産んで、天寿を全うした筈。そして、現世では・・・人間じゃないと言う事実に打ちのめされた。綺麗な一生を過ごしたのに。

 大きさは大きいネコくらいで、色は真っ白。耳は大きくフェネックみたいだった。尻尾は長毛種の様にふさふさ。全身ふわもこしている。

 ・・・自分がなっても嬉しくない。ふわもこは大好きだよ?犬も猫もわしゃわしゃしまくったからね。でも、自分がなったら出来ない。

 残念に思い、鳴いてみたら「みゅー」とか「にゃー」とか「わん」とか小動物っぽい泣き声が一通り出た。何の意味があるのよ。


 木の実を満腹まで食べる。お腹ポッコリ。人間だったら恥ずかしいだろうが、今の私は獣。逆に可愛いだろう。

 さて、欲望に任せて・・・寝るか。

 目を閉じれば、すぐにやって来る眠り。私はすやすやと眠った。

 が。

 浮遊感を感じ、目を開ける。浮いてる。てか、ネコつまみされてる。首の後ろは皮が弛んでるのよ。

 ・・・何がやっているのか確認してみた。人間でした。この世界に居たのね、人間。

 とりあえず、怖いから威嚇しゃーしとく。

人外転生・・・好きみたいです。

そして、ふわもこが好きなのは私です。

これも、おバカ。

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