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短編集  作者: 如月瑠宮
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黄泉帰りの再開

「黄泉帰りの始まり」の続きです。

 始まりは絶望。




「どうしたら・・・」

(私は死んだ)

 その記憶が蘇った瞬間、これから起こる事に目の前が真っ暗になった。これは回避しなければならない悪夢である。私の中に使命が生まれた。悪夢を防がなければ。

「私は守らなければ」

 災いを齎す存在にならないように、生きよう。


 それからの私は前と同じ人生をなぞった。自身の言動を全て覚えている訳では無いが、こうだろうと予測は出来る。全ては「自分」なのだから。それでも、辛さはある。騙している事が辛かった。だが、やり遂げなければならない。やり直すチャンスが与えられているのだ。




 再開は希望。

長くなる可能性が高くなってきましたが、出来る限りは短くします。

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