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短編集  作者: 如月瑠宮
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貴方に忘れられない為に出来る事

ダークな話なのでご注意を。

 さぁ、貴方を傷付けよう。私に出来るのはそれしかないの。


 貴方は私以外の女性と幸せになる。だから、私は私の為に貴方に汚点をあげるわ。愛を囁きながら、貴方の目の前で凶器を掲げる。


「好き好き大好き。でも、貴方の好きは私じゃないもんね」


 だから、仕方無いの。そう呟いて凶器の先を貴方に向ける。

 そう、仕方無いの。だって、私が貴方を想っても想いが返って来る事なんて無いのだもの。

 ねぇ、どうして。


 あぁ、私ったら・・・切っ先を自分の喉に埋めた。


 このどうしようもない想いを開いた喉から見てね。息絶えながら私は笑う。


 さぁ、私を覚えていて。

もっと抽象的に書きたかったのですが限界でした。

問題があれば対応する予定。

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