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短編集  作者: 如月瑠宮
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夜這い(?)をされました。

可愛い話を書きたかったのに可愛くない行為。

 もぞもぞと何かが自分の眠っているベッドに潜り込んできたのが分かり、目を覚ます。その何かは未だにもぞもぞと動いて何処かを目指している。どうしようか。恐らく、この何かは自分の予想通りだろう。

「おい」

「うにゅ?」

 声を掛けるとその何かは呑気な声を上げる。小さく溜め息を吐いて、布団を捲る。

「うみゅ・・・」

 何かは残念そうな声を上げて動きを止めた。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 暫く無言で見つめ合う。しょんぼりとした顔が情けない。

「・・・・・・うぅ」

 布団から出て行こうとする身体を引き寄せ、抱き込む。そうすれば、幸せそうに身体を摺り寄せてくる。

「・・・子供体温」

 温もりに思わず呟けば、むっと頬を膨らませる。


 夜這いに失敗した彼女を抱き締めて眠った。

ネコみたいな彼女を書こうとしたんです。

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