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短編集  作者: 如月瑠宮
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Ti Amo

久しぶりに聞きまして、曲のタイトルと雰囲気から書いてみました。

 貴女は知っていますか?

 帰りを待つ女の苦しみを。


 貴方は知っていますか?

 裏切りを味わう悲しさを。


 今日はシチューを作ると決めた。貴方が帰るまで私は一人。

 黙々と材料を切っていく。貴女の傍に居るんでしょう?

 無心でシチューを作り上げる頃には、帰宅を知らせるチャイム。貴女の香りを纏わせて、貴方が帰るの。

 私はそれを笑顔で迎える。知らない振りをして。


 ねぇ、貴方。気付いてないと思っているの?傷付いてないと、思うの?

 お願い・・・たった一度でいいの。


 私を見つめて、口付けて。

「浮気相手」じゃなくて「浮気された」側の話でも合うと思いました。

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