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短編集  作者: 如月瑠宮
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帰還者事変

ダンジョンが出来た世界の現実。

 ダンジョンというものが現れてから百年。人々はダンジョンに慣れて以前とは違うが日常を過ごしてきた。

 そんな日常が変わってしまう者も居るのだ。


 彼はダンジョンから発見された物を鑑定する仕事に就いている。ダンジョンに関わっているが命の心配は無いお仕事である。ダンジョンと同時に発現するようになったスキルを役立てる仕事でもあった。彼のスキルは『鑑定』だ。言葉のままの能力で彼は毎日残業していた。理由はこのスキルを持っている人間が少ないからだった。

「今日も残業だ」

「ご愁傷様です」

 覇気の無い声に優しい声が優しくない言葉を返す。彼女は帰宅するのだろう。

「はぁ・・・こんなんなら別の仕事にすりゃ良かった」

 後悔しても遅いのだが。




 辺りは騒然としている。彼は『鑑定』した。鑑定結果は何時もとは違う様相だった。

「え?」

 全く読めない。読めるのはただ一つ、帰還者という文字。

 それを持ち主に告げると困ったように彼女は笑った。覚えてない?と言う彼女の顔は懐かしかったが有り得ないと理性が訴える。だって、彼女は確かに彼の前から消えたのだ。

「帰ってきたよ」

 遅れてごめんね。変わらない笑顔だった。彼と彼女は幼馴染という間柄である。だが、それは高校のある日、失われてしまったと思っていた。

 彼らは仲の良いクラスメイト達とダンジョン探索をするのが放課後の楽しみだったのだが、その日はダンジョンの恐ろしさを味わう事になったのだ。結果、彼女は行方不明。


 その彼女が目の前で笑っている。

長編にしたら幼馴染の彼女が主人公だよね。

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