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あーあ、キミのせいだよってどの口が
「あーあ、キミのせいだよ」の続きのようなもの第二弾。
どうして、こうなるのかな。私が悪いの?いや、多分違うと思う。彼の事は確かに好きなの。でも、時に見る羽目になる彼のダメな所を愛せる自信は皆無である。自信はあるけど、きっと敵わないんだと分かった。
私と彼の出会いは酷いものだった。
「最低よね」
そうだろうか?
「いっつも彼に押し付けて」
でも、彼は・・・彼らは楽しそう。
「許されると思ってるんでしょ?」
確証なんて無いのに心無い言葉を口にする。本当に何も見てないのね。
「ねぇ、知ってる?」
だから、言ってやらなきゃ。
「彼は結構図太いのよ」
だって、貴女達の言葉なんて気にする必要無いって分かってるもの。
彼はあんな風に言いながら、しっかり楽しんでいる。