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宝石少女
ファンタジー。こんな話を何時か書けたら良いなと言う願望。
宝石少女を知ってるかい?
必ず、女の子で黒と白の髪に、身体の何処かに不思議な紋様の痣がある。
そして、口付けでただの石や花などの物を宝石に替え、涙は真珠となる。
一つ、二つ、三つ。
机の上に拾って来た石を並べる。色も形もバラバラ。
注文は青。海の色。形は問わない。
一つ、手に取り・・・口付ける。すると、ただの石だった物が美しい青に変わった。
私は、宝石少女。今日も宝石を生み出す。
この檻の中で生きる為に。死にたくはないから。
何か、最後が暗め。