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第二十一話 新たなる仲間を求めて・・・・

ゴーストを倒した後の俺達は帰路へと向かう。

来た道をただ帰るだけの単純なことなのだが、途中でゴースト三体が出た瞬間はかなりやばいと思った。

咄嗟のことだったがすぐに臨戦態勢を取れたのは俺達がダンジョン内での戦闘に慣れてきたからだろう。


ただリリスがその三体を瞬殺するのを見て、たった一体に苦労した俺達の努力はなんだったのかと思ってしまった。

少し自信を失いつつも、俺達は無事ダンジョンから脱出する。

ゴースト戦の疲れがあったからか、帰り道で出て来たボンソルとボーンは非常に手強かった気がする。


「ふぅ、外かぁ~!!」


時間にしてだいたい3時半ぐらいには外に出ることができた。


「気持ちいいですね。」


「最初はどうなることかと思いましたが、無事に帰って来れてホッとします。」


「お主らは大袈裟じゃの~。」


アーシェとアリスも思い思いに背筋を伸ばして太陽を見つめる。

リリスだけは元気にのんびりとした様子で俺を見ている。


(そういえば、今回は女の子二人がいたのに駄々をこねなかったな・・・)


俺がそんなことを不思議に思いながらも街へと歩きだすと、リリスはニコニコと笑顔を浮かべて俺の隣を歩いていた。

アーシェとアリスは二人でダンジョン内での出来事を話しながら少し遅れてついてくる。


(ふふふ、こやつは気づいておらんじゃろうが、この二人がおるおかげでダンジョン内でのワシらの立ち位置が本来より近くなっておるのじゃ♪ もう数回このパーティーで探索をすればこの距離での立ち位置に自然となれて街中で歩く時も自然と二人の距離は近くなりやがては・・・

手が当たったりなんかしての~♪ そこから思わずワシのことを意識したりして・・・♪)


俺にはよくわからないが、リリスはとても嬉しそうに隣を歩いている。


(なんか、不気味だな・・・)


俺は背筋に少し寒気を感じて早歩きになって街へと向かった。


街についた俺達は早速、ギルドで換金することにした。

ちなみに、俺達はドロップアイテムを換金して山分けという方法を取らない。

自分が止めを刺した魔物のドロップアイテムを自主回収してそれを売る。

ただ、それだけだ。

連係プレーをして魔物を倒しても、基本的には戦闘前に一人何体倒すかを決めておいて、その数が分け前となる。


指示を出すのが俺なので不公平と言われるかもしれないが、向こうがどうしても一緒に行きたいというので連れて来ているので文句は認めない。

まぁ戦闘時の活躍で多少の分け前の変更はあるし、異論があるなら聞くのでそこまでもめることはない。

ただ・・・


「銀貨1枚だね。」


ゴーストの落とした霊石という石ころが結構いい値で売れるそうなので、もめ事を起こさない様に銅貨にしてもらい銅貨100枚にしてもらい三人で一人33枚で分けることにした。


「最後の1枚はどうするの?」


最後に残った銅貨一枚を見てた後にアーシェは俺を見つめて尋ねてくる。


「欲しいやつが持っていけばいい。アーシェとアリスはどうする?」


「私は何もしていませんから分け前をいただくこと事態をお断りしたいのですが・・・」


そう言ってアリスはゴースト戦の分け前である銅貨33枚を差し出す。


「ダメだ。これは正当な報酬だからちゃんと持っていろ。」


俺は無理やり差し出された銅貨をアリスに押し付ける。


「そうです。アリスの治癒魔法のおかげで私はゴーストと戦うことができましたし、アルトがボーンソルジャーとの戦いに集中できたのも、アリスがそれまでゴーストを引きつけておいてくれたおかげです。」


就き返されて困っているアリスをアーシェは説得しようと優しくフォローする。

それを聞いてリリスも「うんうん」と頷くのでアリスは「ありがたく頂戴します」と言って受け取った。


「それで、最後の1枚は・・・」


「お前のだな。」


アーシェが質問を言い切る前に俺はアーシェに銅貨1枚を押し付ける。


「いいのですか?」


「苦手を克服してあのゴーストに一撃入れたアーシェはこの戦いの功労者だからな。」


高々、銅貨一枚が功労者への栄誉というにはかなり少ないのだが、アーシェはうれしそうに銅貨を受け取った。


(若くしてダンジョンに出るぐらいだから貧乏家系なのかね?)


俺はそんなことを思いながらギルドを後にした。


(今日の収入はボンソル12体で武器に効果付きは無し、ゴーストの分が銅貨33枚か・・・)


約銅貨198枚分か・・・

ようやく、一日の成果が約銀貨2枚分になったことに・・・

少しガッカリした。


(ふぅ、レベルは上がって強くはなってるけど・・・ 金銭的にはまだまだだな・・・)


「すみません、少しよろしいですか?」


ギルドから出るとアリスが後ろから声をかけてきた。

振り返るとアーシェとアリスが並んで俺を見ている。


「ああ・・・」


なんとなく、理由に察しがついて頭をかく。

リリスを見ると彼女もおそらく同じ推測に達したのだろう。

俺を見て「好きにせい」と言った表情で俺に責任を放り投げる。


(リリスが嫌がれば、断ることもできるんだがな・・・)


「明日もご一緒できませんか?」


「私も、明日またパーティーを組んで欲しいのですが。」


二人は予想通りの質問を投げかけてきた。


「アリスは教会の仕事はいいのか?」


「はい、ダンジョンに行った場合は銅貨50枚を預ければ問題はありません。もともと、良いパーティーが見つかれば修行のためについて行っていいというお話だったので問題ありません。」


アリスが教会の仕事で一緒に行けないことを理由にアーシェも断ろうかと思ったが、俺の計画はいつも通り一瞬で崩れ去った。


(というか、銅貨50枚が一日の給料なのか? でも、俺が今の宿屋とか食費とか武器のメンテナンスとか考えたら銀貨10枚は必要なんだよな? そう考えると銅貨50枚って安すぎないか? アリスは修行のために教会にいるから正式なシスターじゃない、だから、この額なのかな?)


俺の中で色々と考えが錯綜する。

錯綜する思考を一度リセットして、考えるのをやめた。


(ああ、断る理由が思い浮かばない・・・)


ボカッ


「おっと、すみません。」


ボンヤリとギルドの前で考え事をしていると後ろから誰かにぶつかられた。

咄嗟に謝罪の言葉を言ってその場を立ち退く。

アーシェとアリスの二人もそれを見て端の方による。


「邪魔なんだよ! 女連れの糞が!!」


俺にぶつかった男は何が気に食わなかったのか、俺に罵声を浴びせて去って行った。


「何ですか今のは、ぶつかったのは向こうからではありませんか!」


「まぁまぁ、道の真ん中で立ち止まっていた私達にも非はあるわけですし・・・」


先程の男の態度が気に食わなかったのか、アーシェは今にも文句を言いに行きそうな表情で怒りだした。

それをアリスが引き留めて宥める。


(分かってたけど、やっぱり恨まれてるなぁ~。)


俺が特に何かしたわけではないのだが、この街の男衆から俺は恨みを買っている。

その理由はリリス、アーシェ、アリスの三人の美少女達を連れているからだ。

リリスは年齢的にはかなり年上だが、見た目はこの中で一番若く見えるし、アーシェとアリスは普通に美人な部類に入る。

俺がこの世で出会った人はなぜか皆、美人なので飛びぬけて美しいわけではない。

それでも、パーティー内に男一人は肩身が狭い上に周りからは疎まれる。


(街を歩くときの気苦労がめんどくさい。)


ダンジョン内では魔力のせいで動きが阻害されるが、街中では人目のせいで動きが阻害されている気がするのだ。


「分かった。断る理由がないからいいよ。ただ、誰か男友達を紹介してくれないか?パーティーに誘いたい。」


俺は3人にパーティー4人に男1人の辛いから男性の冒険者を一人パーティーに引き入れたいと提案した。


「ふむ。まぁ、仕方ないの。」


「そうですね。私も逆の立場なら心細いですし・・・」


「はい。でも、どうして私たちの知り合いなんですか?普通にパーティー募集をかけては?」


3人は快く俺の提案を受け入れてくれた。


「アリスの質問はもっともだが、リリスが基本的に戦わないスタイルであることを説明しないといけないからできるだけ口が堅い人が良い。変な噂を流されて面倒くさい奴が来たら嫌だからな。」


アリスの言う通り大々的に告知して人を集めれば、きっとたくさん集まるかもしれない。

だが、人を集めすぎると今度は面接やらなんやらをして誰をパーティーに加えるかを話し合わなければならない。

おまけに、俺達は半人前同士だから集まっているだけで決してこのパーティーでずっとダンジョン探索を続けるわけではない。

少なくとも俺は、リリスから一人立ちするのが目的なので、いずれはリリスとはおさらばするつもりだ。


そうなれば、安全な保護者役がいるからついて来ているアーシェとアリスは俺から離れていくだろう。

そうなった時に文句を言わない様にしっかりと説明しておまけにあとあと文句を言わないやつがいい。

下手に知り合いが多いかもしれない、その辺の冒険者よりもこの二人の様に本当にダンジョンに入るのが初めての駆け出しの冒険者の方が色々と御し易いだろう。


そう思い俺は二人にダンジョンに潜ろうか潜らないか迷っているぐらいの奴がいいと提案した。


「そう言うことでしたら、一人。知り合いに是非推薦したい子がいます。」


アリスが何か心当たりがあるらしく、俺達はアリスの道案内でその子に会いに行くことにした。


「推薦したい子ってどんな子だと思う?」


「そうじゃの、かなり腕のいい冒険者見習いとかかの?」


「いや、そんな奴なら」


俺とリリスはアリスとアーシェの後について前を歩く二人に聞こえない様に耳打ちする。

前を歩く二人は街を歩きながら今日の報酬で何を食べるか、新しい装備が欲しいとかそんなことを話しあっていた。

俺達が街の外れの方にまでやってくると、内壁の外側で農作業をしている人たちに出会った。


「すみませ~ん。セリス君いますか?」


アリスが大声を出して手を振り、農作業中の人に話しかけた。


「あっちの方で農作業をしてるよ!」


農作業をしている男は顔を上げて遠くを指さしてそう言うと農作業に戻って行った。


「ありがとうございました!」


アリスはまた大声を出して礼を言うと男の指さした方へと進んでいく。

俺達はどこに向かっているのかも良くわからず、ただついていく。


「いました!おおい!セリス君!少しだけお時間をいただいていいですか?」


アリスはセリスと名前であろう少年の下に駆けて行き、時間が取れないかを交渉する。

しばらく待っていると交渉が終わったのか、こちらに戻ってきた。


「ハァ、ハァ、も、もうすぐ、休憩に入る。そうなので、その時にでも、お話ができるそうです。」


わざわざ走ってこなくてもよかったのだが、アリスは息を切らせて戻ってきた。


「ふむ。ではしばらくお茶にでもするかの。」


俺達はその辺の岩壁を背もたれにして地面に腰かけてしばらく待つことにした。

リリスが俺のすぐ横に座って水筒にお菓子と色々と用意してくれる。


「アルトはリリスさんに甘え過ぎではありませんか?」


アーシェが羨ましそうにお菓子を見てそういうので俺はいくつかお菓子をアーシェとアリスに渡してやる。


「別に俺が欲しがっているわけじゃないんだがな・・・」


俺は文句を言いながらも差し出されたお菓子に口をつける。

こういうところが、そう思われる原因かもしれない。

気を付けることにしよう。


しばらくそうして待っていると先程アリスが話していた少年とその親と思われるダークエルフのおじさんがやってきた。


「初めまして。セリスの父親のセクスタともうします。本日はどのような用件でしょうか。」


俺達の前に座るとダークエルフの男は頭を下げて自己紹介をしてくれた。

俺はその自己紹介を聞いて驚いた。

目の前の男はどう見ても銀髪褐色のダークエルフなのに、セリスという少年は女顔の銀髪色白だったのだ。

男の挨拶が終わるとアリスが俺達のことを軽く紹介してくれる。


「本日は私どものパーティーにセリス君はどうかと思い伺いました。」


アリスは俺達の紹介が終わると早速本題へと入った。


「おお!セリスをパーティーにですか!それはありがたい!良かったなセリス!」


「え、あ・・・うん・・・」


父親の反応と違ってセリスの方はあまり乗り気ではなさそうだった。


「ちょっと、待ってくれ。俺はまだそいつをパーティーに加えると決めたわけじゃない。そもそも、どう見てもただの農民の子供だろう?修行してない見習いでもないやつをダンジョンに連れて行くのか?」


俺が口を挿むとセクスタは残念そうに項垂れた。


「ああ、すみません。私が説明を怠ったばっかりに・・・・ あのですね・・・」


アリスの話によるとセクスタは普通のエルフのお嫁さんを貰った農夫らしい。

長命なエルフ族にもかかわらずこの家族には7人もの子供がいるらしい。

それを食わせていくために皆、子供の頃から畑仕事をしているそうだ。


セリスはそんな家の四男で本来なら家を出て冒険者の道に進むべきなのだが、次男と三男を修行に出すためにお金を使い切ってしまって今は食うのにも困っているそうだ。

このままでは、セリスを奴隷にしなければならないかもしれないらしい。

そんな時に、俺の仲間を探すという発言を聞いてアリスが是非セリスをと思い至ったそうだ。

アリスは俺達が快く承諾してくれるだろうと思い、セリスが奴隷にならずに済むと心から喜んだそうだ。


「でもいいのか? セリスがいなくなったら農作業が大変じゃないか?」


「いえ、農作業は私どもで何とかなります。セリスが自分で日金を稼いでくれるならとても助かります。」


男は俺に心配ないから是非連れて行って欲しいと頼み込む。


「だったら街で働かせたらどうだ?」


俺のこの質問を受けて男はガックリと項垂れて黙り込んでしまう。


「あの、それがですね・・・」


「私が説明しよう。」


アリスが何かを言いにくそうに切り出そうとしているのをアーシェが自分が説明すると言って急にこの家族の内情を話し出した。

話によるとこの街の長の娘とこの農民のダークエルフが子供をして無理やり結婚したらしい。

いや、正確には同居しだしたらしい。

それ以降、男は街に近づけず子供達も街中での仕事をさせてもらえないらしい。


「まぁ、街の長も子供や娘を餓死させるつもりがないから普通に農作物の取引はしているらしいが、それだけで7人もの子供を育てるのは大変でしょうな。」


アーシェは農民の気持ちがよくわかるのか「うんうん」と頷いている。


「はい。今まで貯めていたお金も底をつく始末ですから、セリスには悪いのですが、できるだけ早く家を出て欲しいのです。」


セクスタはそう言ってセリスを申し訳なさそうに見て俺を見る。


(そんな目で見ないでほしいな・・・ 断り辛いじゃないか・・・)


アーシェやアリスも俺を見つめて懇願するような顔を向ける。

リリスを見ると「してやられたの」と言いたげな顔で俺を見て首を振った。

逃げ場を失いどこかに助け舟を求めた俺の瞳に映ったのは、セリスという女顔の少年の涙ぐんだ瞳だった。


(おかしい、パーティーに入ることが乗り気じゃない雰囲気だったのになぜ俺にそんな顔を向ける。

いや、もしかしてこいつ・・・ パーティーに入りたくないんじゃないか?!)


「セリスはどう思っているんだ。俺達のパーティーに入りたいのか?!」


「え・・・!? あ、それは・・・ 僕、戦闘職についてないし・・・ 剣だって使ったことが・・・」


セリスはどうやら全く修行をしていないらしくパーティーに入ってのダンジョン探索に不安を抱いているらしい。

俺はそれを理由に突き崩そうと口を開くが・・・


「剣ならば私が教えます。魔法はリリスさんが得意ですし、アリスは治癒魔法が使えます。」


アーシェが捲し立てる様な勢いでセリスの説得にかかる。


「あの、えっと・・・」


セリスはなぜか俺を見て助けを求める様な顔を向ける。


(なぜ、俺に助けを求める。いや、俺しか助けを求める人間がいないのか・・・)


アリスもアーシェも父であるセクスタさえもセリスのパーティー加入を期待している。

リリスに至っては俺の隣でお菓子を食べながらお菓子を食べて完全に我関せず状態だ。


「大丈夫です。私も農家出身ですが、剣の修行をしっかりと積んだおかげで剣の腕には自信があります。アリスも治癒の魔法の腕は確かですし、薬にも詳しく頼りになります。リリスさんに至ってはあの魔獣ガラシャワを単独で複数匹退治した凄腕の魔法使いです。」


「なんと!あのガラシャワをですか?それはすごい。こんなすごい人と一緒なんだ。大丈夫だよ。行っておいで。」


アーシェの言葉に以外にもセクスタさんが食付いた。

セリスは逃げ場なく周りからの圧力で今にも踏みつぶされそうだった。


「はぁ、待て待て。そう皆で寄ってたかって話をするとセリスが答えにくいだろう。ちょっと来い。二人だけで話をしよう。」


見かねた俺はセリスを連れ出して二人だけで話をすることにした。


「大丈夫でしょうか?」


「心配ですね。」


「なぁ~に。アヤツならうまくやるよ。」


アーシェとアリスが心配そうに二人の背中を見つめる中でリリスだけが平然とお菓子を食べ進めていた。


俺はセリスと共に人気のない外壁の壁際に誘い二人だけで会話をする。


「セリス、もうあきらめた方がいいぞ。あの状況で断ったらお前が悪者になってしまう。」


「そ、そうですが・・・」


「自信がないのは分かる。でも、とりあえず、今回だけは頷くんだ。それで、もし明日ダメだったらその時は俺に言え、俺の方からセリスをパーティーから外すって皆に言ってやるからさ。」


「・・・明日のダンジョン探索で死んだりしないでしょうか?」


セリスは胸の間に手を置いて握り締めながら俺を見上げて縋る様な顔を向けてくる。

セリスの身長は150cm半ばほどしかなく小柄で線が細く、おまけに女顔の美少年なのでとても可愛らしい。

俺は思わず顔を赤らめてしまい、恥ずかしくなって顔を背ける。


「大丈夫だよ。うちのパーティーにはリリスっていう秘密兵器があるし、あの二人も強い。アーシェが剣を教えてくれるって言ってただろう?」


「そ、それはそうですけど・・・」


何が不安なのかセリスは俺を見つめて何かを期待してような眼を向けてくる。


「大丈夫だよ。俺もいるしな。」


俺は精一杯の笑顔を向けてセリスに笑いかけてやることにした。


「はい。よろしくお願いします。」


セリスはそれを聞いてようやく笑顔を浮かべて返事をした。


俺は無事にセリスを説得したことを仲間に告げると、早速セリスは荷造りをして一緒に街へと帰ることになるのだった。


セリスの荷物はなぜか俺が持つことになった。


改定内容は取得銅貨枚数の変更です。

110枚から198枚に変更しました。

変更理由はボーンソルジャーの武器売却金額が銅貨3枚分でなく10枚分に変更したためです。

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