作品紹介
ここでは現在までにご投稿頂きました皆様の作品を紹介させて頂きます。作品URLなどを記載させて頂きますが問題がございましたら即座に対応させて頂く所存でございますのでご一報ください。
■作品No.1
○不落さま筆
○作品名
『三題囃「魔女」「二元論」「1000文字以上」』〈http://ncode.syosetu.com/n3306bt/〉
○使用三題囃
『魔女』〈●〉
『二元論』〈●〉
『1000文字以上』〈▲〉
○熟雛コメント
身に付いた多角的視野と物事へ対する思索を怠らない不落さまらしい『善悪二元論を皮肉った』作品。だけれど表面だけ見てもちゃんと学べる作りは流石の一言。
魔女さん……トマト盗んだら怒られますよ~。
○熟雛が選ぶ不落さまのおすすめ他作品
『ワールドリセット・リテイクライフ』
〈http://ncode.syosetu.com/n6224br/〉
■作品No.2
○原子番号十一さま筆
○作品名
『美味しい食事』※R-15作品
〈http://ncode.syosetu.com/n3825bt/〉
○使用三題囃
『腐った豚肉』〈●〉
『化学調味料』〈○〉
『一人称・グロテスク・1000文字以上』〈▲〉
○熟雛コメント
グロいです。
粗末なコメントでごめんなさいですが、見事にグロテスクを表現して頂けているので『グロい』とストレートに言いたい作品なのです。夫婦の愛というか守るべき歩むべき『日常』をグロテスクと狂気で変色させた原子さまのいやらしさに脱帽。
○熟雛が選ぶ原子番号十一さまのおすすめ他作品
『樹姫に関する考察――――魔女とは一体何だったのか?』
〈http://ncode.syosetu.com/n2856bq/〉
■作品No.3
○雨宮吾子さま筆
○作品名
『父の肖像』
〈http://ncode.syosetu.com/n4064bt/〉
○使用三題囃
『蝉時雨』〈●〉
『縁側で日向ぼっこ』〈○〉
『一人称・語り手男・1000文字以上』〈▲〉
○熟雛コメント
その文章力と表現力はもはやなろうでは勿体ないレベルのもの。2000文字弱という短い文章の中には数々の人の思いや風景が詰まっていて、時に輝かしく時に儚く時に暗く読み手の想像に映像を残します。父と息子。妻と夫。特別大きな動きがあるわけじゃない。だからこそわたしたち読者は想像してしまう。
○熟雛が選ぶ雨宮さまのおすすめ他作品
『華厳のオフィーリア』
〈http://ncode.syosetu.com/n4425bp/〉
■作品No.4
○アッキさま筆
○作品名
『配達する僕、破る彼女』
〈http://ncode.syosetu.com/n5168bt/〉
○使用三題囃
『ポスト』〈●〉
『破れた手紙』〈○〉
『一人称』〈▲〉
○熟雛コメント
学校内だけのメッセンジャー。人から人へ伝わる言葉。幾多の恋文を届ける青年。そして破る少女。人と人の関係は、言葉だけで理解するには少しだけ足りないのかも知れません。
○熟雛が選ぶアッキさまのおすすめ他作品
『余り物には……福がある?』
〈http://ncode.syosetu.com/n1359bp/〉
■作品No.5
○はしおぜんさま筆
○作品名
『穢れの少女』
〈http://ncode.syosetu.com/n3759bu/〉
○使用三題囃
『赤い恋文』〈●〉
『このまま消えてしまっても』〈○〉
『三人称・登場人物少女のみ・ガールズラブ・1000文字以上』〈▲〉
○熟雛コメント
読者に想像させるという手法は、時に疎まれる場合もあります。ですが『穢れの少女』という物語の背景は、想像すればするほど面白味を増していきます。情報が少ないということでなく、作者さまの意図ありきでございましょうか。兎に角、想像を膨らませれば膨らませるほどに物語が出来ていく、そんな『読者創作』が楽しめる素敵な作品でございます。ぜひ一読を。
■作品No.6
○はしおぜんさま筆
○作品名
『私はトマト』
〈http://ncode.syosetu.com/n7219bu/〉
○使用三題囃
『白カラス』〈●〉
『プチトマト』〈○〉
『一人称・語り手少女・200文字ピッタリ』〈▲〉
○熟雛コメント
200文字小説は大まかに『考えさせる結末』と『驚かす結末』がございますが、著者の作品は前者でしょうか。前作も読者の想像を活かすような作風でしたが、今回も想像するのが楽しいです。200文字なので想像部分はより広がりますね。どのような背景があるのか、作中の少女の言葉を頼りに色々思索したいと思います。
■作品No.7
○雨宮吾子さま筆
○作品名
『月とマンホール』
〈http://ncode.syosetu.com/n2846bw/〉
○使用三題囃
『遊園地でアイスクリーム』〈●〉
『マンホールの蓋』〈○〉
『三人称・登場人物少女一名、少年一名のみ』〈▲〉
○熟雛コメント
三人称の良さ、といえばなんでしょうか。感情が入らない客観的な語りでしょうか。はたまた視点移動のしやすさでしょうか。どちらも正解だと思います。でももう一つ挙げるならば「状況の想像がより膨らむ」ことでしょうか。一人称では様々な情報を事細かに語り手に定められてしまうことがあります。でも三人称ではこちら側読者が想像しなきゃいけない部分が多いので、作品の見方が十人十色になります。そしてこの「月とマンホール」という作品はそういった「三人称の善いところ」を読者に一番に伝える秀作でございます。ぜひ一読を。