メリークリスマス
メリークリスマス
12月25日俺はだれかを待っているように公園のベンチにただ一人座っている。
公園の前にはきれいに飾り付けされた商店街がある。商店街も、いつもと違う雰囲気だ。カップル達が楽しそうに歩いてる。
俺も、3年前まではそうだった。
俺達が出会ったのは、3年前の12月のはじめ頃だった。
「一くん、早く早く」
「分かった、分かったそんなに急ぐなよ」
俺の名前は神田 一。(かんだ はじめと読む。)
「あ〜、そんなに急いで走ると転ぶぞ。」
と、言うが早いか、見ている前で豪快に転ぶ彼女。彼女の名前は伊藤 千昌。(いとう ちあき)
「だからいったろ〜」
といいながらめんどくさそうに走る俺。
俺達は今、幸せの絶頂にいた。
俺と千昌は同じ学校だった。俺が転校してきてあまり友達もいないときに真っ先に話し掛けてきてくれた。
俺は彼女を見たときにちょっとドキッとした。
肌が白く、すらっとした足。
俺は彼女にひとめぼれ、そして告白した。
「ちょっと、時間をください。」
そう言われた。
俺は急いで携帯の電話番号とメールアドレスを殴り書きした。
それから彼女からメールが来るまで俺は、気が気でなかった。
それから3日目。
俺の携帯がなった!
相手は、
千昌からだった。
俺は、電話に出た。
「もしもし・・・」
俺は、彼女が何か言うまでまっていた。
千昌の返事をするまでの時間がとてもながく感じた・・・。
「私でよかったら・・・」
一瞬、時がとまったような感じがした。
「よ、よろしく!!」
やったー!!
俺は、天にものぼる気分だった。
翌日、俺は学校へ行く途中にわざと遠回りをしてみた。
いつもは別に何でもない景色が、とても奇麗にみえた。学校に着いた。
下駄箱を見るとつい彼女の靴を探してしまう。
彼女に会ったら、なにを話そうか。
そうこうしている間に後ろから元気な声が聞こえた。
「おはよー!」
俺は、言葉が詰まった。
「お、おはよう・・!」
俺は頭の中が、真っ白になった。
(落ち着け・・!落ち着け俺!)
今日の授業はとても早く終わった。
外に出たら、千昌が俺を待っていてくれた。
「一緒にかえろ!」
「おう・・!」
俺達の出会いはこんな形で出会った。
ある日の朝、携帯を見ると千昌からのメールがきていた。
「今日、一緒にお昼でもいかが?」
という内容だった。
俺は、約束していた時間より10分も早く待ち合わせ場所にきていた。
千昌がやってきた。
千昌の家についた。
女の子の家に入るのははじめてなので緊張した。
お昼はカレーを作ってくれた。
食べ終わったあとに、俺は彼女に公園に誘われた。
千昌は大事な話があるといっていた。
一体どんな話だろうか・・・。
そんなことを考えているうちに公園の前についた。
2人でベンチに座って、千昌が話しをし始めた・・・。
「あの、私別れたいの・・・・・。」
え!?俺は自分の耳を疑った。
「え、そ、そんなの・・・」
俺は内容が把握できなかった。
「ばいばい・・」
彼女がいってしまった。
俺は、やっと理解できた。
別れた、と・・・。
「ああ・・」
そして、今。
俺は、彼女と別れたこのベンチに座っている。
俺は、商店街の方に行こうとした。
・・・
彼女が、いた・・。
俺は、彼女にかけより、言った。
「メリークリスマス・・・!!」
はじめまして。
はじめて小説を書きました。
どんどん良くしていきたいと思っていますので、感想の方宜しくお願い致します。