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不吉な予感

「あれ、食べれるかな...?」


 怪物は、とても美味しそうな果実を見つけた。たわわに実った果実は、鮮やかな桃色をしていて、食欲をそそる、良い匂いがする。


「ぜぇえたぁあい!!美味いやつ!!」


 怪物は、果物が大の大好物であった。怪物は、わりと少食な方であり、肉より野菜や果物を好んで食していた。


「ふへへへへ、君は一体どんな味がするんだい?」


 ヨダレをだらしなく垂らしながら、怪物は興奮気味に問いかける。怪物の果物好きは、もはや変態の域にまで達していた。


「いっただっきまーす。」


 怪物は大きく口を開き、果実を丸ごと、ガブリと齧り付いた。すると、口の中が幸せでいっぱいになる。


「シャッキリひへへ、おいひー!」


 怪物は、果実を頬張りながら、次の果実へと手を伸ばす。怪物の口と手は止まらない。まさに、やめられないー止まらないー状態である。


 暫くして、腹が満腹になった頃、怪物は何かの気配に気がついた。


「僕に近寄ってくる動物なんて、いないと思っていたけれど...。」


 もしかしたらニンゲンだろうか?だとしたら、会話をして、仲良くなれるかもしれない。


 怪物は淡い期待を寄せながら、後ろの茂みに目を凝らした。



次回、ニンゲンに会えるかも?

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