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怪物の夢の中のお話
夢特有のふんわりとした感覚がある。
「...ここは夢の中だろうか。」
怪物はこの夢の中の風景に懐かしさを感じた。
「ここって、僕が最初にいた森じゃないか...。」
怪物は自分の出自をよく知らない。だが、自分が最初にいた場所、そして、おそらく自分が生まれた場所であろう森のことは、よく覚えている。
「あの森があった場所は、今どうなっているのだろう。」
あの森は燃えてしまった。僕を怖がったニンゲンが火をつけてしまったからだ。
「綺麗な湖があるあの森も、僕がいたら燃やされてしまうかもしれない。」
そんな不安が脳裏をよぎった。
「出来る限り、早くあの森から出ていこう。」
怪物は、そう決心した。二度と同じ事が起こらないように。
「その後は..出来る事なら...。」
ニンゲンと和解したい。
そう考えたところで怪物は目を覚ます。
他の人の小説と自分のものと、見比べてみたんですが、やっぱ全然違いますね。みんな凄いや。
そうそう、まだ誰一人として読んでないと思うけど、もし良ければ感想とか下さい。まだ感想貰うほど話進んでないけど...。