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もう一度あなたに会って,感謝の気持ちを伝えたい
20XX年夏,わたしは夢を叶えた。
”日本語教師になる”という夢。
外国人がかっこいいからとか,好きだからとか,そういうことではない。
学生時代に興味本位で参加した教員プログラムが思いのほか楽しくて,漢字が苦手になってしまった自分自身をもう一度奮い立たせようとしたのがきっかけ。
携帯やスマートホンを使い始めてからなのか,一気に漢字が苦手になり,書けるのに読めないといったちょっと変わった状態になってしまった。(本来は反対なのだろうが…)
募集がかかったため,すぐに前職をやめて日本語の世界に飛び込んだが,何もわからないからこそ楽しかったのかもしれない。
いろいろなことを吸収し,経験し,キラキラした毎日が待ってるんだと思っていた。