93.90階層ボス編①
更新お待たせ致しました。
久々に連日更新出来て良かったです。
今回はダンジョンボス編前編です。
今回も楽しんでお読み頂けると幸いです。
ファブニールの意識がシーナに向いている間に俺は達眼で残りのステータスを確認した。
【スキル】
シンプルスキル:作成+3
ファインスキル:平安+3
クールスキル:暗躍
クールスキル:聡明
クールスキル:怪力+3
クールスキル:硬質+4
クールスキル:音速+4
クールスキル:恵眼+3
クールスキル:多感+3
クールスキル:専心
クールスキル:非凡+3
クールスキル:利運+2
クールスキル:極魔法+4
クールスキル:攣縮耐性+3
クールスキル:熱無効+4
クールスキル:極寒耐性+2
クールスキル:枯渇耐性+2
クールスキル:毒無効+3
ユニークスキル:回生
ユニークスキル:滑翔
スペシャルスキル:身神
スペシャルスキル:硬直
スペシャルスキル:発火
【魔法】
・ウィンド【完・無】・コールドブレス【完・無】・ウォーター【完・無】・サンド【完・無】
・リーフ【完・無】・サンダー【完・無】・ダークネス【完・無】・ポイズン【完・無】
・トルネード【完・無】・ウォーターボール【完・無】・ピラーオブファイア【完・無】・エクスプロージョン【完・無】
・リーフカッター【完・無】・ウィンドカッター【完・無】・ウォーターウェイブ【完・無】・サンドウェイブ【完・無】
・エアーキャノン【完・無】・ポイズンレイン【完・無】・ヴァインウィップ【完・無】・ボルトショック【完・無】
・ニトロボム【完・無】・ハイボルテージショック【完・無】・ダークスクリーン【完・無】・ライトニングストライク【完・無】
・メテオライト【完・無】・アイスブリザード【完・無】・リカバリー【完・無】・ヒーリング【完・無】
・ウエイトグラヴィティ【完・無】・ウォーターブレイド【完・無】・ダークネスホール【完・無】・ダークネスボール【完・無】
・ロックブリザード【完・無】・ファイアボルテックス【完・無】・トールズレイジス【完・無】・ムエルトディソナンス【完・無】
・メギドフレイム【完・無】・タナトスルーム【完・無】
流石にここまで来ると簡単には勝てなそうだ。
特急魔法も使え、回生持ち。
大分厄介だなと俺はそのステータスを見て思った。
各々がこの間にファブニールのステータスを確認していた。
ファブニールが目の前にいるシーナは苦い顔をし、クリンもアレンもスーカもこれは一筋縄じゃいかないだろうと感じていた。
龍種とはこの世界における最強生物である。
高い知性を備え、硬質な鱗を持ち、空を征し、陸をも征すその生物は魔法も操り巨体の割に非常に俊敏な攻撃をする。
人族の数倍も基礎能力が高い為同じステータス表示であってもその差は倍以上あると言う。
その差を埋めるべく人は武器を発明し防具を発明した。
龍と言う天災に立ち向かう為に。
するとファブニールが行動を起こした。
グルンと身体を回転させたのだ。
すると高速でファブニールの尻尾が浮遊するシーナの左側から飛んで来た。
浮遊中でこの速度と間合いでは避け切れないと瞬時に判断したシーナはガードの体勢を取った。
だがその尻尾はシーナの手前で叩き落とされた。
クリンである。
クリンが上から飛び降りてファブニールの尻尾を撃ち落としたのだ。
ファブニールの尻尾をぶっ飛ばした反動でクリンの身体は落下方向と反対後方へ少し浮戻る。
その間にブルードラゴンがクリンを背中に乗せて落下から救う。
左程ダメージにはなっていないのかギロっとクリンを睨むとクリンに向かって口を大きく開け龍種特有の口から火を吹く攻撃をしようとした。
山よりも硬いファブニールにダメージを与えようとするのであればシーナのウォーターブレイドよりも高い威力の攻撃が必要だ。
アレンとスーカはクリンに火を吹こうとしているファブニールに魔法を発動させた。
「我等を照らす聖なる眩き光の精よ。我等を繁栄させ身を守って下さる炎の神よ。弱き私に力をお貸し下さい。代わりに私のエネルギーを神々へのお供え物とし、身体が許す限り魔力をお使いください。聖なる光、燃え盛る炎。二つの力を今解放する!モルテムシャイニング!」
「ブラックメテオライト」
ファブニールの胴上に魔法陣が二つ発生した。
スーカの放ったモルテムシャイニングは特級魔法。
詠唱が長い故に発動時間が遅い。
アレンの放ったブラックメテオライトはご存知の通り火と闇の融合魔法。
威力も消費魔力もモルテムシャイニングの方が上である。
ファブニールは気付くも避け切れない事を瞬時に把握した。
その為身体を羽で覆いガード体勢を取った。
スーカとアレンの放った魔法はファブニールへ着弾。
「ドゴォォォォォン!!」
凄まじい爆音と爆風を発生させた。
ファブニールは燃えてしまったのか少し生物が燃えるような匂いが辺りを包んだ。
立ち込める爆煙。
誰もが殺ったと思うだろう。
だが達眼持ち、鋭感持ちにはわかる。
まだ終わっていない事を。
爆煙の中からアレン、スーカがいる方へ魔法陣が現れる。
魔法陣からは何となくユラっと空気が歪んでいるような空気玉が発射されアレンとスーカへ数弾飛んで行く。
それと同時に爆煙から火の玉がシーナとアレンに飛んで来る。
だが残念ながら二人は耐性持ち。
火系の攻撃は効かないがブルードラゴンに乗っているクリンは飛んで来る火の玉をアックスでぶった切る。
シーナも効かないが髪など燃えたら困るのでぶった切る。
すると爆煙を切り裂いてシーナの左側からファブニールの尻尾が迫って来る。
避け切れずシーナはガード。
そのままふっ飛ばされクリンを巻き込んで吹っ飛ばされてしまった。
辛うじて浮いている足場の岩に手を掛け落下を防ぐ。
一方でアレンとスーカは飛んで来るユラっと空気の歪んだ玉を楽々と避ける。
が、避けると同時に空気の玉の中で火が発生。
ドーンと音を立て爆発した。
液体窒素も含んだその空気玉は爆発と共に火の粉を飛ばし、アレンやスーカに付着する。
二人共耐性持ちの為ダメージにはならない。
アレンとスーカの攻撃で少しダメージを負ったファブニールにトゥキーが魔法を詠唱し出した。
ステータスを見れば大体の攻略法が見えて来る。
トゥキーは合理的に考え一番効きそうな魔法を発動させた。
「トールズレイジス」
ファブニールがいるであろう上空に発生した魔法陣から無数の落雷が広範囲に落ちて行く。
爆煙の中からファブニールの苦痛の声が辺りに響いた。
「ゴギャァァァァ!!」
そのせいか爆煙は段々と晴れて行く。
そこに乗せるようにシーナが雷を纏った剣を握りファブニールへ浮いている足場を伝いながら迫って行き、ここぞと言う距離で剣を縦に振り下ろす。
「サンダーバード!」
すると雷の鳥が飛んで行きファブニールへ着弾する。
「ギギャァァァァ!!」
追加で雷の魔剣を食らったファブニールは悲痛の声を上げる。
そしてアレンの追撃。
「シャドースピアーズ」
ファブニールの足元に発生した魔法陣がファブニール自身の影を操り、足元から無数の矛を発生させる闇系魔法。
本人の影から出来た矛は本人と同程度の硬度がある。
ファブニールの硬度と同程度の矛である為無数に身体を貫き傷付ける。
「ギュギャァァァァ!!」
またもクリティカルヒットした攻撃に悲痛の悲鳴を上げるファブニール。
だがファブニールもやられっぱなしではない。
ファブニールは声にならない咆哮を上げた。
スペシャルスキル:硬直である。
龍種には生まれながらにシンプルスキル:咆哮がある。
これの熟練度を上げるとスペシャルスキル:硬直を得る事がある。
咆哮で上げる声が進化し周辺の大気を振動させるようになる。
音は音波となり耳に届く。
特殊は音波は認識出来ない音となり脳に直接振動を与える。
すると脳を麻痺させ身体の自由を奪うのだ。
これは麻痺耐性では防ぐ事の出来ない攻撃である。
しかも届く範囲は広域。
皆身体の自由を奪われた。
クリンとブルードラゴンはそのまま落下。
運良く散らばった足場に不時着し難を逃れる。
仮にも利運持ち。
ラッキーは良く起こる方なのだ。
攻撃が止んだ間にファブニールは大きな羽を広げ上昇。
近くにいたシーナを足場諸共尻尾で撃ち落とすとトゥキーのいる方へ羽ばたいた。
シーナは攻撃を受け硬直が解けた。
思い切りウィンドーを最大出力で噴射し下へ真っ逆さまへ落ちて行く速度を緩和し近くの足場へ着地。
硬直状態のトゥキーへファブニールが魔法を発動する。
ファブニールも恵眼持ち。
どれが一番殺り辛い相手かはわかっていた。
そしてファブニールはトゥキーへタナトスルームを発動させた。
タナトスルームは周辺の空気を無くす魔法。
人は空気がなければ生きていけない。
その為真空空間では生きていられないのだ。
以って1,2分。
ファブニールは効くかもわからない魔法を使用するよりも確実に息の根を止めに来たのである。
まだ皆はファブニールの硬直が解けない。
見ているしかない状況である。
するとどこからか声が聞こえて来た。
「ピンチのようですね。加勢いたしましょう」
すると魔袋の中から下半身は蜘蛛。
上半身は人の魔人が飛び出た。
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