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77.それぞれの道

更新遅くなりすみませんでした。

やっと更新出来ました。

いつも読みに来てくださる方も5000人を超えありがたい限りです。

まだまだお話しは続く予定ですので今後ともよろしくお願いいたします。

修行を開始し6年が経とうとしていた。

俺達は既に師匠を超える程の力を付けていた。

そろそろ旅立ちとなるだろう。

今後の方針を決める話し合いが最近多い。

先ずはカルタカヤルダンジョンと言うダンジョンの攻略をし二つ目のリミテーションスキルの獲得を目指す方向で話しは進んでいる。

だがレイは魔剣神の事が気になっていた。

この6年剣に打ち込んだ。

剣は彼の性分に合っているらしく辛いと思った事は一度もなかったらしい。

最近今後の話しを上の空で聞いている節がある。

何か考え事をしているのは明白である。

俺がどうしたのか聞いても何でもないと言うが何かあるに決まっているのだ。

そして次の日も修行だ。


レイ達の修行場は城の左側にある森を抜けた平地だ。

魔剣術師の修行の為城内の広場では色々と壊してしまう事が多い。

その為自由に出来る場所として城から離れた場所に修練場を設けているのだ。

誤って城に魔剣を放ってしまった場合は他の者が相殺すると言う事をしている。

レイは隊2席となっており、勿論挑む相手はミカールだ。


「遂にここまで来たな。本当末恐ろしい才能だよ」


「皆俺の魔力量について来れないだけで技量だったらローナウさんの方が上だよ」


「意外にもちゃんとわかっているんだな。お前の剣術は天才的に成長しているがまだ伸びる!これからも精進するんだな」


「はい」


「さて、お前の魔力量が勝つか俺の剣技が勝つか…勝負といこうか」


「お願いします!」


「来い!」


「しゃーー!!」


レイは嬉しそうにミカールへ突っ込んで行った。

この日はミカールの勝利。

逆境のスキルが発動した時のレイはミカールの魔力量を上回る。

とは言うもののミカールの魔力量は相当な物だ。

だがミカールは剣技で上回っている。

MP消費を気にしながらレイの技を相殺出来るギリギリの量を考えながら戦った結果ミカールは少量の魔力を残しながらレイを倒す事が出来た。

だが今回の手合わせでミカールは自分を超えられるのも時間の問題だと感じた。

何故ならレイは自分以上に剣の才がある事をミカールは知っていた。

数カ月…数年で追い越される。

だがミカールは悔しく思うのではなかった。

嬉しかった。

ローナウでは張り合いにならなかった。

それだけ隊1席と2席の差は歴然。

にも拘らず自分の席を脅かす存在が現れた。

ミカールは長年張り合いがなかった。

自分以上の存在はおらず何を目標に自分は闘うのか…家族の為か国の為か、聖大陸の為か…わからなくなりつつあったのだ。

そこにシャクールが現れた。

幼くしてダンジョン攻略者。

間違いなく逸材である。

ミカールはレイの成長を楽しみにしていた。

約6年間成長する姿を見て来た。

逆境と言うスペシャルスキル。

これが開花した時ミカールは久しく感じていなかった興奮を覚えた。

そしてその時…自身が聖刀神の座を降りる時が来たのだと感じた。

出来ればシーナの正当な光魔法使いが望ましかった。

シーナも逸材だ。

時間があれば自分を超える存在になるだろうことは感じていたがレイズ・ワシントンと言う天才の前では霞んでしまう。

レイズ・ワシントンと言う男はそれ程の男である。


レイはジークハルトと出会ってから剣と言う物に興味を持つようになった。

ミカールに剣を習うようになりその内魔剣神を目指したいと言う気持ちが芽生えるようになった。

剣を極めたい。

だが剣を極めると選択した場合は皆とは別行動となってしまう。

何故なら各地に剣神はいる。

そして真の魔剣神はどこにいるかわからない。

兄妹か剣か…レイは悩みに悩んだ。


それから数カ月…レイはミカールを遂に超えた。

以前よりも逆境のスペシャルスキルが継続するようになった。

そしてトゥキーやシャクールに届く程の魔力量を得た。

あくまで逆境のスキルが発動した時のみである。

平常時はトゥキーなどの2/3程の魔力量である。

スペシャルスキルによってその残りの1を埋めてしまう程の持続力があるのは脅威である。

その膨大な魔力量によってミカールの剣技は敵わずレイに負けてしまったのだ。

そしてレイは聖刀神の称号を得たのだ。

まだまだ剣技はミカールが上。

だがレイの剣技は既にローナウ以上になっていた。

この数カ月で目を見張る成長である。

ローナウではミカールには敵わないがローナウ以上の剣技を有しミカール以上の魔力量があるのであれば話しは別である。

そしてレイは更に強くなった。


【種族名】人


【個体名】レイズ・ワシントン


【Lv】678


【称号】聖剣神


【所属】トレシアスク ファミリー


【装備】


命の首飾り、ミスリルソード、ゴールドダガー、ミスリルライトメイル、土蜘蛛糸の衣、土蜘蛛糸の履物、Uレックス鱗の靴


【スキル】




シンプルスキル:麻痺耐性+4




ファインスキル:平安




ファインスキル:大魔法+4




クールスキル:専心+3(ファインスキル:没頭から進化)




クールスキル:非凡+3(ファインスキル:天才から進化)




クールスキル:利運(ファインスキル:高運から進化)




クールスキル:枯渇耐性




クールスキル:毒無効




クールスキル:延命+3




クールスキル:耐久力+2




ユニークスキル:鋭感(クールスキル:多感)




ユニークスキル:剣神(クールスキル:剣鬼から進化)




ユニークスキル:達眼(クールスキル:恵眼から進化)




ユニークスキル:神速




スペシャルスキル:逆境




スペシャルスキル:環境耐性




スペシャルスキル:身神




スペシャルスキル:御神体




リミテーションスキル:静界煉獄サイレントパーガトリー



そしてその夜、今後についての話し合いが行われた。

夕食を囲いながらいつも通りアズラー宅で皆で夕食だ。

ちなみに今日はミカールは不在。

所帯を持っていると何かと不便なこともあるのである。

事情は察してあげてほしい。


「って事で出発は3ヶ月後だ。先ずはカルタカヤルダンジョンを目指す!」


そうトゥキーが言うと皆納得しそれぞれが3ヶ月後の出発に向けて心の準備と旅立ちの準備を始めた。

だがレイはまだ悩んでいた。

友を選ぶのか剣を選ぶのか。

そして旅立ちの日は直ぐに来た。


「いよいよ1週間後だな」


トゥキーがベッドに横になりレイに話し掛ける。

すると直ぐには返事をせず、レイは重い口を開いた。


「なぁ、トゥキー」


「ん?」


「俺お前達とは行けないって言ったらどうする?」


「…理由は?」


「…俺さ、もっと剣を極めたい。今回師匠に勝ったけど技術じゃまだまだだ。知ってるか?この世界には色んな剣の流派があって各流派に剣神がいる。その剣神を全て倒した奴が魔剣神って言ってこの世界で一番強い魔剣士なんだ!俺そいつとやりたい」


「ほう。聖刀神じゃ飽き足らず魔剣神になりたいと?」


「ああ。ダメか?」


「…っふ。俺だけじゃ判断出来ねーな。皆に明日意見を聞こう」


「…そっか」


「アレンは泣くんじゃないか?クリンとか」


「んー…いや、本当勝手言って悪いとは思ってんだよ」


「なぁ、兄弟。俺の兄弟ならその位になってもらわないとな」


「…ぜってー強くなって戻って来る!先行っててくれ」


「ああ」


そして後日、レイの勝手を皆渋々受け入れたのだった。

例がこうなると止められない。

それは皆理解していた。

だが小さい頃からずっと一緒にいた兄弟が離れて行く事に皆抵抗を感じたのだ。

その為引き留めはしたもののレイの意思が固い事を理解し引き止めるのは難しいと判断したからだ。

レイは一足先に旅立つ事にした。

剣の道を極める為に。

そして皆と別々の道を歩み始めたのだった。

剣を極める為に。

いずれそれぞれの道が一つの道へ交わる事を信じて。

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