68.城内での攻防⑤
新年明けましておめでとうございます。
2021年1話目です。
今年もよろしくお願い致します。
「あ、あんた何者?」
ビヨンセは息を切らしながらシーナと剣を構え向かい合っていた。
二人の勝負はシーナが押していた。
ビヨンセの剣は悉くシーナによってガードされ、その隙に数太刀をビヨンセは受けていた。
持ち前の反射速度で辛うじて大事には至っていなかったがこのままではいずれ…と感じていた。
そしてシーナがその質問に答える。
「私達は悪者よ」
シーナはトゥキーの言葉を借りた。
トゥキーはヒーローだと自身で言った事は無い。
寧ろ正義の味方みたいな事を彼に伝えると嫌がるのである。
彼はあくまで自身を悪者と言う。
だがシーナにとっては正義のヒーロー、白馬に乗った王子様のような存在だ。
そういったトゥキーの謙虚さも彼の魅力だと感じていたのだ。
するとその答えにビヨンセが言葉を返した。
「悪者が人売組合に喧嘩売る訳ないじゃない!もし本当に悪者なら組合の仕事を手伝ったり、そのお零れをもらおうとするはずよ!」
「いいえ。組合みたいな連中は下衆って言うの。悪者の中でも更に下の劣等種よ。私達は悪者の優等種よ。俗に言う正統派ヤンキーって所かしら」
「何よそれ!」
「人として出来てるって事よ。不良でもね」
「意味わからないわ!」
シーナは咄嗟に閃いた事を口にした。
「私達はブラックヒーローなのよ」
「ブラックヒーローですって?」
「そう。悪党だけど弱い者を守る…謂わば必要悪って事ね。だから大人しく私に切られなさい?」
「くっ!舐めるな!」
そういうとビヨンセはシーナへ走り出した。
ビヨンセは速い。
だがシーナの本気には叶わない。
シーナは足に8割りの力を入れ、踏み込んだ。
そして高速で走って来るビヨンセへと一足飛びに飛んだ。
ビヨンセには一瞬シーナが消えたように見えた。
いや、反応出来ない位の速度で自分の横を通り抜けて行ったのが辛うじて見えた。
が、反応出来ない速度で自身の横を通り過ぎられると言う事をビヨンセは瞬時にどう言う意味かを理解した。
「私切られた」
そう思った瞬間足が止まり、自分の腹部を見た。
横一線に腹部からじんわりと血が滲んで行くのが見えた。
「私切られたのか」
そう感じた瞬間喉の奥から嘔吐物とも違う何かが湧き上がって来たのを感じ、我慢出来なくなってそれを吐いてしまった。
「ぐはっ」
吐いた物が床に散らばった。
それは赤い鮮血であった。
自分が血を吐いた。
その事実を受け入れてしまった瞬間目の前がぼやけて来て足に力が入らなくなった。
足はカクカクと震え、まるで生まれたての小鹿のようになり、耐えれずビヨンセは片膝を付いた。
恐らくこのまま地べたに倒れてしまったら楽なのだろう。
だがそうしたくない気持ちとは裏腹に段々と体に力が入らなくなって行く。
自分の体なのに体じゃないような、力がどうしても入らない自分の体を悔しく思った。
するとかすかに近付いて来る足音が聞こえた。
その足が視界に入るとそれはシーナの足だと感じた。
「私は首を落とされるだろうか」
そう考えた瞬間体が余計に震えた。
死ぬかも知れないと言う恐怖をビヨンセは全身で感じていた。
これまで感じた事のない恐怖。
死など怖くないと思っていた。
その自分がいざその時になるとここまで怯えてしまう物かと。
ビヨンセは恐怖とダメージのあまり体を支えている自身の筋肉を全て緩めた。
それは死んだ風に見せる為とこれ以上体を起しておくのが無理と感じたからだ。
そしてビヨンセはその場に倒れた。
薄れ行く意識の中で自分に止めを刺さずに歩き出したシーナの背中を見送りながらほっとした安堵感に包まれながら意識を手放した。
一方…
「はぁ、はぁ、はぁ、やるねー、おっさん」
「はぁ、はぁ、はぁ、君も凄いよ。君のような少年は中々いない…逸材…いや、天才だよ」
レイとジークハルトはお互いを褒め合っていた。
ジークハルトは魔剣騎士に多い聖刀流と言う流派の剣術を学んでいた。
これは聖大陸で多く見られる流派でジークハルト自身聖大陸出身であった。
何故魔王大陸のモロットで魔剣術士をしているのかは謎である。
ジークハルトの魔力はそれほどでもない。
だが剣術においては優秀であり、魔力量で負ける相手にも剣術で勝って来た。
そのジークハルトの剣をレイは辛うじて防御し続けた。
防御だけではない。
きちんとやり返していた。
剣を交える中レイはジークハルトの剣術をコピーした。
剣捌きやテクニック、魔法の使い方。
レイにはこのような魔剣術士との戦闘が初めてであり、初めて見る剣術、そして詠唱が終わるのと同じ頃に前に発動していた魔法を解除し新しい魔法を使うと言う魔法の出し切りの仕方を目の当たりにし、我流でやって来たレイは大層勉強になった。
そして面白かった。
現在アジェリアへ向かっているのは魔剣術士に会う為である。
レイはジークハルトとの戦闘で一層その魔剣術士に会う事が楽しみになった。
様々な剣術を学びたい。
レイはこの時初めて剣術を学んでみたいと思ったのである。
一方ジークハルトはレイズと言う少年に驚いていた。
切れると思って放った技もレイに悉くガードされた。
恐るべきはその反射神経の良さである。
なのにも関わらず疎かな剣術。
明らかに剣術を学んだ者の剣ではない。
力もそうだが、更に驚いたのはその魔力量多さ。
通常この年の子供は魔力量が多かったとしてもたかが知れている。
だがレイの魔力は異常と言うしかなかった。
それだけでは飽き足らず、自分の剣術をコピーし出す始末。
生れつきなのか特訓して得た物かはわからないがその驚くべき運動神経にジークハルトは子供を相手にしている感覚など最早なかった。
一剣士との対決をしているのだとジークハルトは思うようになっていたのだ。
この子をここで殺してしまうのは勿体ないとすら思った。
それほど才能のある若者であり、自分の年齢に達した頃は自分など足元にも及ばぬ魔剣神となってもおかしくない逸材だと感じていた。
その反面レイとの戦闘は楽しかった。
これほど才能ある若者と対戦出来る事は滅多にない。
剣を交える毎に剣術を覚えて行く。
まるで自分が師にでもなったかのような感覚を感じていた。
だがジークハルトとてモロットの魔剣騎士。
国綽名す者を放っておく事は出来ない。
ジークハルトは自分の最高剣術をレイにお見舞いしてやろう。
せめて自分の最高剣術で葬ってやろうと決意したのだ。
「これで最後にしてやろう。せめてもの手向けにな」
「っは!手向けって…もう勝った気でいるのかよ」
「受けてみよ。我が聖刀流王級魔剣術、雷王連斬」
「サンダー系って事か?」
するとジークハルトは詠唱をし魔法を発動させた。
「サンダー」
するとジークハルトの剣が黄色い電気を纏う。
「行くぞ!」
「来い!ダークネス」
するとレイの剣が黒い煙を纏い出す。
ジークハルトは一足飛びにレイに向かって行く。
そしてサンダーを纏ったまま連続してレイを切り付けて行く。
その連撃は体の流れを止める事なく流れるような体捌きと剣捌き、その間にもジークハルトは次に放つ魔法の詠唱を辞めない。
レイはその連撃をガードするしかなかった。
レイの最大速度で一度バックステップし距離を置いて突っ込めば恐らくジークハルトは切れるだろう。
だがレイは後ろに引きたくなかった。
このまま押し切るつもりでいたのだ。
そしてジークハルトの詠唱が終わると連撃の流れで上へ飛び上がり縦一線に剣を振り下ろす。
「サンダーストライク」
下段から上段の攻撃。
全身の体重を乗せる為に空中に浮いたまま打ち下ろされた攻撃。
レイは辛うじて上段から振り下ろされる剣をガードした。
そしてジークハルトの剣先に向かって、上空に現れた魔法陣から稲妻が落ちる。
「ドーン!」
ダークネスで覆われた剣でガードしている為電気を通す事はない。
だがサンダーストライクの破壊力が加わったジークハルトの剣はサンダーを纏った剣よりも数倍重かった。
何発もジークハルトの剣を受け止めた剣は少々欠けていた。
このままでは剣が折られて真っ二つだ。
そう思ったレイはふと思い出した。
ジークハルトの剣を。
ジークハルトの剣は流れるように攻撃をする剣。
レイの攻撃も力で止めるだけでなく、その威力を逃がすようにガードされていた。
剣と体の使い方でそういう防御も出来ると言う事をレイは思い出したのだ。
そういった防御をするにはどう言う剣の動かし方をしてどう言う体の動きをしたら良いのかレイは瞬時に考え、そして実行した。
上から加わった力をどう逃がしたら良いのか。
レイはそのまま力に押された。
力を加えられている方向へ力に抗う事なくだ。
そして背が地面に付いた縦に受け止めていた剣を横にし、柄の方へ剣を逃がし、体もジークハルトの下を通す。
受け止める物がなくなったジークハルトの剣はそのまま地面を切り付け、地面に落雷する。
その間にジークハルトの後ろに回ったレイはジークハルトの背中を縦一線に切り付けた。
「ぐはっ!」
ジークハルトは背中に刃物で切られた感触を感じた。
背中から暖かい液体が溢れ出る感覚とジンジンするような痛みを背中全体から感じていた。
立っているのが辛くなり、地面に片膝を付いた。
だがジークハルトは笑みを浮かべていた。
痛いのに笑みが零れていた。
やはりこの少年は天才だった。
この少年の才能に私は負けたのだと思ったら嬉しくなっていた。
そしてジークハルトは背後にいるレイを見ず、地面を見ながら言った。
「やはり君は天才だった。この短い戦いの中、聖刀流を理解し実践した。素晴らしい才能だ。君のような少年に最後に出会えて良かった。君は魔剣神を目指すといい。きっと慣れる」
「魔剣神?」
「ああ。魔剣士の最高術師に与えられる称号だ。君がなってくれたら私はあの世で自慢が出来る。魔剣神に敗れたのだとな」
「へぇ。そんな称号があるのか。…うん。いいね!それなるよ!俺おっさんのような剣術を使う相手初めてでメチャメチャ面白かったんだ!もっと剣術極めてぇ!ってさ!だからなるよ、魔剣神。最強の称号か…俺が…」
「っふ!ありがとう。君の未来を楽しみにしているよ。最後に君の名前を教えてくれないか?」
「レイズ!レイズ・ワシントン。皆レイって呼んでる」
「レイズ・ワシントン。レイか。レイズ君、私はこのまま苦痛を感じながら死ぬのは勘弁だ。一思いにお願いしていいかい?」
「わかったよ」
そしてレイは二歩程ジークハルトに近寄って剣を構えた。
「ありがとな、ジークのおっちゃん」
ジークハルトは笑みを浮かべ天を仰いだ。
レイはそのジークハルトの首を横一線刎ねた。
転がったジークハルトの首は清々しい笑顔で最後を迎えていた。
レイはその最後を見取ると踵を返すのであった。
一方こちらもお互い息が上がっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…お前…物理的におかしいだろ。なんちゅう怪力してやがんだ、その也で」
「はぁ、はぁ、はぁ…おじさんも…強いよ」
「くっふっふ。笑わせんな。お前みたいなガキに上から言われるとわな。まぁいい。久々に楽しいぞ!もっと楽しませてくれ!」
そういうとアトラスはクリンに向かって走った。
突き、柄での縦打ち下ろし、突き、柄での縦打ち上げ、アトラスの槍の技術は巧みであった。
それはそうであろう。
アトラスは槍使いの名家の三男として生まれた。
幼い頃から槍の修練に励んで来た。
中でも長男は数年に一人の天才と言われ相当な技術を有していた。
それだけではなく魔力も持って生まれた為、槍神となった。
二男も優秀で実家の槍道場を継いだ。
三男のアトラスはその二人に比べたら平凡だった。
決して弱くはない。
だが二人の天才と比べれば凡人レベルであった。
それでも幼い頃から鍛えて来た槍術の腕を見込まれ用心棒や国からの指南役、傭兵とオファーは多かった。
そして今はモロット国の兵士長として働いている。
一方クリンはこのアトラスの槍術の付け入る隙がない攻撃に苦戦していた。
高速移動を使えば一撃で倒せる。
だがアトラスがそうさせてくれない。
仮に距離を取れて高速移動が使えたとしても自分の為にはならない。
自分が弱い事を知っているが故にもっと強くなりたい。
この槍術の技術をもっと体感出来れば自分ももっと強くなれると思っていた。
その為一撃でも多くアトラスの攻撃を受けてみたかったのだ。
基本的にトレシアスクは我流である。
それは今まで教えてくれる者がおらず、今の強さはダンジョンで手に入れた。
その為攻撃は荒く、技術と言う技術ではない。
ただ格闘においてはトゥキーに教わった。
ハンマーの使い方などについては特に教えられた事はない。
その為技術的には素人と玄人程の差がある。
ただ並みのスキルを有している訳ではない為、反応速度は早い。
それでも攻撃をガードするだけで精一杯なのである。
クリンがアトラスの攻撃をガード出来ているのはスキルのお陰と言っても過言ではない。
正にその通りの状態なのである。
「ほら!どうした!やりかえさんのか!」
アトラスは防御一線のクリンを煽る。
元々盾役として育てられたクリン。
防御力に関しては絶対的の自信がある。
攻撃に関してはほぼ力任せ。
アトラスの槍術の前ではやり返す技術がないのである。
それでも何発も攻撃をガードしているせいかアトラスの攻撃速度にクリンは少しずつではあるが慣れて来た。
アトラスは巨漢で力もある。
だが力はクリン程ではない。
それはアトラス自身薄々感じていた。
何故なら少しずつクリンのガードに自分の槍が押し返される感覚が多くなって来たからである。
押し返さず、返って来た槍を攻撃に転じさせる事によってクリンの攻撃を防いでいるに過ぎない。
クリンの押し返しに真っ向から挑んだら自分が吹っ飛ばされてそこに隙が出来る事をアトラスは理解していた。
アトラスが攻撃をしてクリンが防御する。
アトラスが攻撃をしてクリンが防御する。
それが何十分も続いた。
アトラスは体力馬鹿でもあった。
その為、この何十分の攻防にも楽しそうに笑いながら攻撃をしていた。
沈黙を破ったのはクリンである。
何十回、何百回と受けたアトラスの攻撃の早さに目が慣れて来たのだ。
アトラスの攻撃には偶に背中を見せたまま攻撃する事がある。
そのタイミングを狙ってクリンがアトラスの攻撃を避けたのだ。
ただ避けただけでは攻撃を入れる事が出来ない。
それほどアトラスの攻撃は早い。
避けられたと感じた瞬間次の攻撃に移るだろう。
その為クリンはアトラスが背中を向けると同時にアトラスの背中が向く方向へ横に回転しながら攻撃を避けた。
これはハンマーを振り被る時間の短縮の意味がある。
回転しながらであればハンマーを少し伸ばすだけで攻撃になるのだ。
しかも普通の回転ではなく高速回転。
その速度のハンマーにぶん殴られた場合、打ち所が悪ければ死亡。
打ち所が良くても骨折である。
そこにクリンのパワーが加わる事によって相当な破壊力を発揮する。
そしてクリンは回転に任せハンマーをアトラスの背中目掛けて横一線に振り抜いた。
だがアトラスは槍が空を切った瞬間冷や汗が出た。
そこにいるはずのクリンがいないと言う事になる。
その瞬間ハンマーを叩き込まれたら正直終わる。
アトラスは魔力は持っていない。
だが長年の経験で気配を読む事は出来た。
そう、敏感系スキルを有しているのだ。
だが敏感系スキルを使う必要もない程背後にブンブンと何かが宙を舞う音が聞こえた。
そんな音が出る程クリンは回転している。
これは完全にクリンのミスである。
背後にクリンがいる事を予測したアトラスは背中に槍を縦に構えた。
すると案の定クリンのハンマーがアトラスの槍に防御された。
が、並みの速度でもなくクリンのパワーが乗ったハンマーだ。
「ガーン!!」
と凄まじい音を出すと同時に凄まじい衝撃が槍を伝い、アトラスの手から体へと走った。
アトラスはきちんとしたガードが出来なかった為、そのままクリンの力でふっ飛ばされた。
5~10m程ふっ飛ばされたアトラスはその攻撃力に恐怖を感じた。
そして変な体勢でクリンのハンマーを受けた為両肩が外れていた。
それでも槍は離さず持っていたのだからアトラスも常人では無い事を理解出来るだろう。
ぶっ飛んで両肩の外れたアトラスが立ち上がるの見てクリンはチャンスである事を悟る。
クリンは踏み込む足に力を込めて一足飛びにアトラスへ高速で飛び込んで行く。
一瞬の出来事にアトラスは反応出来ず、100kmで走るトラックに撥ねられるよりも強い衝撃でぶっ飛ばされたアトラスは宙へ舞った。
宙を舞いながらアトラスは回る天井を見て思った。
今何が起きたのか、そして息もままならない程の衝撃で呼吸も出来ない。
抵抗も出来ないまま意識は薄れて行き、薄れゆく意識の中で餓鬼に負けた事を理解し、悔しいと言う感情を感じたのが最後。
もう意識がなかった。
倒れたアトラスを確認しクリンは踵を返した。
するとそこにはレイとシーナが待っていてくれた。
「見てたぜ!いい戦いだったじゃないか」
「うん!クリン格好良かったよ!」
「えへへ!本当?」
「ああ!勿論だ!強くなったよ、お前」
「今まともにクリンと戦ったら私も勝てないかもなぁ」
「え!?シー姉程じゃないよ、僕なんて!」
「そんな事ない!本当強くなったもん、クリン」
「おう!お前はもう弱虫のクリンじゃない!一人前の男だ!」
「僕もっと強くなるよ。自分がまだまだ足りないのがわかったから」
「そうだな。今回の件で俺はまだまだだと感じた。恐らくシーもだろ?」
「うん。そうだね。高速移動がいつまで通じるかもわからないしね」
「うん。それは僕も感じた。いつでも使える訳でもないしね」
「だな。早い所バルテオナへ行こう。俺は修行がしたい」
「「だね」」
そんな事を話しながら歩いていると見知った髪色、服装をした男の子と女の子がボロボロになり倒れていた。
「まさか…」
「え?」
「うそ…」
「アレン!スー!」
「どうしたの!?大丈夫!?あ、ヒーリングかけなきゃ」
「…うそ」
「トゥキーは?トゥキーはどこだ!?」
すると一人の男が目の前に現れた。
「トゥキーとはこいつか?」
その男の手元を見ると襟を掴まれボロボロになり、血を流しダランと吊るされたトゥキーがいた。
「うそ…」
「まさか…」
「そんな…」
「「「トゥキー!!」」」
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