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7.修行開始

ご愛読頂きありがとうございます。

今日も更新しました。

ブックマークや評価をして頂けたら幸いです。

それから俺達は何をすべきなのか考えた。

国を敵に回すのであれば、それなりに力がないと何も出来ない。

幸いこの世界には魔法がある。

前世のように格闘技センスがなくても銃があれば良い訳ではないのだ。

魔法があると言う事は銃弾が効かない…なんて事態は容易に予測が出来た。

その為、魔法と剣術と体術。

この3つを鍛えるのは必須事項だ。

その為、俺達は一旦窃盗を辞める事にして、自分達のレベルアップをする事にした。

水と武器を窃盗で手に入れた金で買い揃え、魔法本も買って読んだ。

俺達のレベルアップの場は砂漠に決めたのだが、何故砂漠なのかと言うと暑い故に熱耐性が上がりやすい。

それに町に来る時は遭遇しなかったが、魔物が多く生息しているらしい。

後々聞いた所、あの距離を歩いて魔物に1体も合わなかったのはラッキーなのだと言う。

それほど砂漠に魔物は多く生息しているとの事だ。

そう、レベルアップの手段は魔物退治。

食糧はどうするのかって?

どうやら魔物を倒して素材を売ると金になるらしい。

レベルアップも出来て金も手に入る。

一石二鳥だ。

支度をして俺達は砂漠に出た。


だだっ広い砂だけの世界がそこには広がり、焼けるような暑さ。

草鞋がなければ足の裏が火傷するだろう。

夏場のビーチよりも熱された砂は天然の焼け石のようだった。

暫く歩くと、水分もないのにプルプルとした水色ボディの1体のスライムに遭遇した。

どの程度の強さなのか知りたかった俺は市場で購入した鉈のような剣を鞘から抜いて一歩前に出た。


「俺がやる」


スライムに視線を向けながら言うと視界の角で皆が頷いたのが見えた。


俺は一気に走り出し、思いっきりスライムを縦に切り伏せた。

するとスライムは真っ二つになり消滅した。

スライムがいた場所は濡れているようだ。

意外とあっけなかったな。

あっけなさ過ぎた為、こんな物なのか?と不思議そうな顔で首を傾げながら皆を見ると皆も一斉に首を傾げた。

首を傾げたまま俺達は見つけ合って数秒。


「次、行こっか」


そういうと皆、コクっと首を縦に振った。

次に出て来たのは、これまた水気のないのにクラゲみたいな形をした魔物だった。

何となくスライムに似ている気がする。

次はレイが行く。


「えい!」


クラゲのような魔物を切るとそれも一撃で消滅した。

何と味気のない修行だ。

そんな事を思っていると体調2m近くある大きなムカデが姿を現した。

ムカデを人の大きさにした時、頑丈な牙と硬質な体、人すら殺せる猛毒を有するようになるのではないか…俺はムカデの魔物を見た時、ふと不安を感じた。


「チビ達は先ずスライム系の魔物からだな。こいつは俺が行く!」


そう皆に伝えると剣を抜き、一歩前へ出た。


「シャー!!」


威嚇をしているようだ。

俺は体制を低くしてムカデの魔物に向かって走り出した。

ムカデは半身で立ち上がった。

ムカデの横を通り過ぎるのと同時に切りつける。


「キンッ!!」


金属音が響いた。

やはり思った通りだ。

体が想像以上に固い。

だが今の一撃は7割位の力での攻撃だ。

フルパワーではどうなのか試したくなった。

俺はもう一度ムカデに突進した。

ムカデの無数の足が俺を襲おうとする。

俺はフルパワーで正面からムカデを切りつけた。

すると固い体が一刀両断された。

この位なら切れるのか。

俺は手応えを確かめた。

それからと言う物、夕方になるまで俺達は魔物を倒してレベル上げをした。

コインを落とす魔物もいれば、素材を落とす魔物もいた。

何が金になるのか、まだざっくりとしか分かっていない為、爪や牙、角、毛皮などを持って帰った。

市場に持っていくと20B程になった。

Bとはこの世界の貨幣でビルの訳だ。

20Bもあれば6人分の食事も買える。

俺達は家に帰る前に食料を買い、帰宅した。

今日はレベルも上がったし、上々な滑り出しだ。


LV.15 称号:盗賊団リーダー

ファインスキル:剛腕+3

ファインスキル:断熱性+4

ファインスキル:旱魃耐性+3

ファインスキル:駿足+4

ファインスキル:猛毒耐性+2

クールスキル:硬質+1

クールスキル:耐久力+3

クールスキル:度胸+3

ユニークスキル:知将

ユニークスキル:リーダー

ユニークスキル:魅了

スペシャルスキル:統率者


そして使える魔法が増えると、それも俺のスペックに組み込まれる様だ。


【魔法】

ファイアー+2【無】

ウィンド+3【無】

ウォーター+2【無】

サンド【無】

トーチ【無】

リーフ【無】

サンダー+2【無】

ダークネス+2【無】


俺は8つの魔法を使える様になっていた。

魔術書に書かれている8種類の魔法を全て発動してみたのだ。

兄弟達はその場にいた。


「お前…天才だよ」


そうレイは言った。

俺は全ての属性を無詠唱で発動出来た。

この世界では全ての属性を発動出来るのは、極限られた人間しかいないとの事だった。

しかも無詠唱で発動出来る人間はその中でも一握りだと言うのだ。

転生ボーナスなのだろうか。

俺はもっともっと強くなれる。

そんな気がしていた。


だがスペックを見れるのは自分だけなのだ。

自身のスペックは確認出来るのに他人や魔物のスペックは見れない。

色んな人や生き物のスペックが見れたら楽なのにな。

そんな事を思いながら夜は更けていった。

おさらいです。

LV.15 称号:盗賊団リーダー

ファインスキル:剛腕+3

ファインスキル:断熱性+4

ファインスキル:旱魃耐性+3

ファインスキル:駿足+4

ファインスキル:猛毒耐性+2

クールスキル:硬質+1

クールスキル:耐久力+3

クールスキル:度胸+3

ユニークスキル:知将

ユニークスキル:リーダー

ユニークスキル:魅了

スペシャルスキル:統率者

【魔法】

ファイアー+2【無】

ウィンド+3【無】

ウォーター+2【無】

サンド【無】

トーチ【無】

リーフ【無】

サンダー+2【無】

ダークネス+2【無】

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