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6.志し

更新お待たせしました。

スキルって覚えにくくって設定だったり今のスペックだったり変更しております。

読み返して頂けると幸いです。

それから俺達は何度も窃盗を繰り返した。

食べ物を盗む事もあれば衣類や生地、武器に日用雑貨。

衛兵に追われる事もあれば、店員に追われる事もあった。

町には商会があり、そこの会員にも睨まれるようになって行った。

だがこんな事は俺からしてみれば2度目の経験。

現代のように監視カメラがないだけマシで上手く逃げ切れれば住居にまで追手が来る事はなかった。

俺にはどんな未来が来るのか見当が付いていた。

その為窃盗は俺達の生業とした。

生業とした事によって日のノルマも出て来る。

そして盗品を売って儲けを出して行った。

商品はタダ。

商品を得る為俺達は頭を使い、体を使う。

それもタダな訳だから粗利益はエグい。

盗れば盗るほど儲かるのだ。

そんなに簡単ではない。

盗めば盗む程警備は厳しくなり、店員も工夫をするようになる。

だが所詮機械もない世界だ。

俺の経験から言って打開策など無数にあったのだ。

そして俺達の絆は強くなって行く。

いつしか兄弟と呼ぶようになっていた。

それはそうだろう。

毎日一緒に大人から逃げ回り、仲間が危ない時には助け、同じ飯を食って同じ部屋で眠る。

そんな事を数年続ければ兄弟と言う感覚にもなるだろう。

そんな生活を2年続けた。

その間にも俺のレベルは上がって行った。

現在恐らく12才。


LV.10 称号:盗賊団リーダー

ファインスキル:剛腕+1(強力から進化)

ファインスキル:断熱性+2(熱耐性から進化)

ファインスキル:旱魃耐性+2(枯渇から進化)

ファインスキル:駿足+2(高速から進化)

ファインスキル:猛毒耐性(毒耐性から進化)

クールスキル:硬質(進化)

クールスキル:耐久力+2

クールスキル:度胸+2(獲得)

ユニークスキル:知将(暗躍から進化)

ユニークスキル:リーダー

ユニークスキル:魅了

スペシャルスキル:統率者


これがこの2年間獲得したレベルとスキル。

どうやらユニークスキル以上はスキルレベルは上がらない。

そしてスキルは5まで行くと進化するようだ。

体を鍛えればスキルは上がる事もあるし、どれだけ自分の体を虐め抜いたかでも上がる事がある。

そしてこの2年でわかったのは機械音のような声は話しかければ答えると言う事だ。

だがわからない事は話さないし、「わかりません」とさえ言う。

まだ俺がわからない事は機械音のような声もわからないようだ。

機械音のような声と例えるのもあれなんで、俺は「インフォ」と呼ぶ事にした。


と言うかこの世界には魔法がある。

それが俺は驚いた。

魔法が使えるのだ。

前世では銃が主流だった。

人を脅すにも殺すにも銃が一番だ。

それが今度は自分の魔法を使って行う事になる。

俺はその存在を知ってすぐに魔法の練習を始めた。

お手本がある訳ではない。

魔法練習ドリルがある訳でもない。

だが使えるなら詠唱、無詠唱どちらかの方法で使える訳だ。

俺はすぐに兄弟へ聞いてみた。


「なぁ、お前等魔法使える?」


大切な事だ。

仕事(窃盗)するにもあった方が良い。

するとスーカが言った。


「レイなら少し使えるよ!」


俺はレイを見た。


「俺が使えるのは火と風だ。しかも小さい松明位の火と団扇位の風量しか出せないぜ」


使えるなら何でも良かった。

そこから広げていけば良いだけ。

俺は早速レイから火と風の出し方を教わった。

レイの出し方は詠唱方式だった。


「我を温めよファイアー」


すると人差し指に火が灯った。

ライターの強位の大きさの火だ。

これが出来たら薪に火を付ける時楽だろう。

俺はこの人差し指に灯った火がどの程度の刺激で消えるのか疑問に思った。


「ちょっといいか?」


「ん?」っとレイは不思議な顔をして俺を見た。

俺はその火に向かって息を吹いてみたり、すばやく火を指で触ったりした。

普通の火と同じで密閉してしまえば消えるし、強く息を吹きかけても消える、極普通の火だった。


「なるほど」


「いや、なるほど!じゃないよ。何で消すんだよ?」


そうレイがムッとした顔で俺を見た。


「いや、初めて見たからな。どの程度の刺激で消えるのかと思ってな」


そう答えるとレイは納得したような顔で答えた。


「なるほどな」


俺は魔法で出した火に触れた事によって、大体出した時のイメージを掴めた。


「じゃあ俺も詠唱してみる」


そう言うと人差し指を立てて詠唱する。


「我を温めよファイアー」


すると体内から指先にかけて何かが流れ込むような感覚があった。

その感覚は指先に流れると指先からボッと火が勢い良く灯った。


「おお!!」


皆が驚いた。

それもそうだ。

かなりの火力が指先から上がり天井に届きモクモクとしていた。


「トゥキー!!出口絞れ!!出口絞れ!!」


レイが俺に大声で叫んだ。

感覚を指先に集中させて噴出口を閉めるような感覚で収縮させて行く。

上手くいった。

本当に不思議な感覚だ。

体内エネルギーとでも言うのか…体の底から湧きあがって来る感覚があった。

魔法が出る時は噴出口が指先から空いたような感覚だった。

毛穴から出ているのだろうか…それとも物理に反する物なのか判断出来なかった。


「あ゛あ゛…びっくりした!」

「本当よ!」

「火事になるかと思った」

「はぁはぁ…」

「…」


驚かせてしまったようだ。


「お前どんな魔力してんだよ!」


レイが俺に問う。


「え?お前も出来るんじゃないのか?」


「普通は無理!」


とレイは答えた。

そうか…魔力の弱い人間、強い人間がいるのか。


「なぁ。風のも教えてくれよ」


「いいけど、ハリケーン起こすんじゃねーぞ?」


するとレイは手の平を俺に向けた。

え?


「我を扇げウィンド」


するとふわっと俺にそよ風が吹いた。


「ほう!」


そう俺は言うと例と同じ様に手の平を前に出した。

するとレイが言う。


「おい!量調整しろよ!」


「ああ。わかってる」


そうレイに返事をして詠唱した。


「我を扇げウィンド」


ふわっと手の平からそよ風が吹いた。

その瞬間、先ほどの火を出した時とは違う感覚があった。

俺はその感覚の違いをどの辺が違うのか無性に気になった。

火、風、火、風、火、風と3回繰り返し体で感覚を感じ取った。

その感じ取った感覚をそのまま発動出来るのか試してみる。

先ずは火。

指先に意識を集中させて念じる。

すると無詠唱で指先に火が灯った。


「お、お前…!!」


レイが驚いた様な顔で言う。

次に風。

手の平を前に突き出さなくても、手の平をスッと上向きに広げて、風を出す感覚をイメージした。

すると手の平からふわっと風が出た。

詠唱しなくても感覚を掴めば無詠唱でも発動できる。

それがわかった時、俺は心底ワクワクしていた。

この世界では何でも出来る。

子供の頃に見た、マーベルヒーローズ。

あんな生き方が出来る。

スパイダーマン、キャプテンアメリカ、アイアンマン、デアデビル…中でも一番憧れたのはベノム。

ブラックヒーローだ。

あんなヒーローになりたいと子供ながらに思ったものだ。

そんな事を考えているとレイが言葉を発した。


「おい、トゥキー。無詠唱なんて…お前…天才だぞ」


それからレイに魔法について聞いた。

大体の人間は魔法を詠唱で発動させるらしい。

無詠唱で発動出来るのは王直属の親衛隊と国内でも1、2人いる位のレア度らしい。

そうか…天才か。

俺は笑いが抑えきれなかった。


「あははははは!!」


皆どうかしてしまったのかと不安そうな目で俺を見た。


「すまん!くっくっく。こんな俺が天才なんて言われたからおかしくってさ!ふふふ」


「俺さ、もっと魔法覚えるよ。お前達は俺が守ってみせる。いずれ孤児だけの国を作ろう。俺達の様な不幸な子供が生まれない国を。生まれたとしてもここに来れば安心だと思える国を作ろう。腐った国は滅ぼせ!攻めて来る国もぶっ潰せ!俺達だけの楽園を作ろう!弱者が強く生きれる、そんな国を建国しよう!!」


俺は今の昂った感情をそのまま皆へ叫んだ。


「ユニークスキル:リーダー発動」

「ユニークスキル:魅了発動」

「スペシャルスキル:統率者発動」


声が読み上げた。


「ああ、やろう」

「絶対作る!」

「僕もやるよ」

「オイラも!」

「あ、私も!」


皆が表情を引き締めて言った。

皆の表情を見て俺も決意する。


「先ずはこの国からだ」

おさらいです。

LV.10 称号:盗賊団リーダー

ファインスキル:剛腕+1

ファインスキル:断熱性+2

ファインスキル:旱魃耐性+2

ファインスキル:駿足+2

ファインスキル:猛毒耐性

クールスキル:硬質

クールスキル:耐久力+2

クールスキル:度胸+2

ユニークスキル:知将

ユニークスキル:リーダー

ユニークスキル:魅了

スペシャルスキル:統率者

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