表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
N.Yの最凶人物が異世界転生した結果  作者: KIT
ダンジョン編
26/113

26.80階のフロアボス 中編

ダンジョンの80階まで来たトゥキー一行。

80階のフロアボス、マグマデーモンと対峙する事となった。

その死闘中、レイの今持つ最強の魔剣術が炸裂しようとしていた。

このお話しはその魔剣術が初めて発動された時のお話しである。

マグマデーモンの足元に黒煙が渦を巻き、渦の範囲にある物を飲み込んで行く。

これで終わったかと思った次の瞬間、マグマデーモンが上空に飛び上がった。

スーカとアレンの魔法もそこまでのダメージは与えられていないように見えた。

上空でマグマデーモンは中央で待機していたクリン、レイ、シーナに向けて魔法を発動させる。

3人の斜め上空に巨大な魔法陣が発生し、その魔法陣から巨大な火の玉が現れ3人に向かってかなりの速度で飛んで行く。

そう、メテオライトだ。


俺はデーモンの魔法陣と3人の間に魔法を発動させる。

メテオライト。

すると俺が発動させた魔法陣からデーモンが発動させたメテオライトと同等の大きさの火の球がデーモンのメテオライトへ飛んで行き、デーモンのメテオライトと衝突しレジストする。

その衝撃は凄まじく、ドゴーン!!と大きな音を立て、衝撃と爆風でフロア全体に響き渡る。


俺の魔法陣が発生したのを確認した3人はその時既に動き出していた。

魔法使いと言うのは魔法発動時は無防備に近い。

その隙を突くべく、地上に下り立とうとしていたデーモンに向けて走り出していた。


「何か今回本気でボスっぽいな!楽しくなって来たぜ!」


とレイは不敵な笑みを浮かべながら言った。


「出た出た、レイの戦闘狂」


とシーナが飽きれた顔をして言う。

そう。

レイは戦闘が好きなのだ。


「僕が囮になるから、二人はいつも通りお願い!」


と先頭を走るクリンがレイとシーナに作戦を伝える。

二人は無言で頷き理解した事を示す。

クリンが先頭の真ん中を走り、レイが右側、シーナが左側を走る。

メテオライトとメテオライトがぶつかる瞬間、3人は既にデーモンの足元にいた。

そして2つの魔法がぶつかり、かなりの衝撃が空間を支配する中、多少体を爆風で煽られるも3人がする事は変わらない。

3人はトゥキーのメテオライトの威力を知っている。

その為、この位の衝撃が起こる事は想定済みであった。

そしてクリンが一足飛びに跳躍し、デーモンの腹などを蹴りながらデーモンの顔付近まで登っていく。

それに気付いたデーモンは目の前まで来たクリンを右手で払う。

クリンは鉄棒でガードするもそのまま吹っ飛ばされる。


それと同時にレイとシーナが動く。

レイは今自分の持っている最強の魔剣術を叩き込む気でいた。

それが出来た事は偶然の産物であった。


トゥキーが魔袋作成に費やしている最中にアンデッド討伐をしている時に自ら生み出した技。

それは魔袋作成時の60階付近にいた頃に話しは戻る。



-----------------回想----------------------



トゥキーが籠っている時、クリン、レイ、シーナ、スーカはアンデッド討伐をしていた。

それはレベル上げの意味も兼ね備えている。


「何かいつも後ろにいる砦がいないと少し不安だな」


とレイが言う。


「そうね。トゥキーが後ろにいるだけで無敵な感じだもんね」


とシーナが応える。


「俺達もあいつに追い付いてやりたいけど、成長速度が違い過ぎるんだよなぁ」


「そうね。でもトゥキーは人にも自分にも厳しい人だから。あの練習法に付いて行けるのって正直クリン位じゃない?」


「ああ。確かにあれは地獄だ。俺だったら頭可笑しくなりそうだぜ」


とレイとシーナが会話をしているとクリンが注意喚起をする。


「皆!ヤバいよ!コマンダーゾンビが率いるアンデッドとゴースト系が集まった大群がこっちに来る!多分100体近くいるよ!」


「100!?今まで最多じゃない!」」


とクリンの報告にシーナが驚く。


「ねぇ、トゥキー呼んだ方がいいんじゃない?」


とアレンが不安そうに皆に言う。

横にいるスーカも少し心細そうだ。


「ば、馬鹿野郎!俺達は少しでもあいつに近づかないとダメだ!あいつにばかり無理はさせられない!俺達だけでやるぞ!」


とレイが言うも皆不安そうな顔をしていた。


「大丈夫だ。死にそうになったらシーナとスーカが治癒系魔法を使えるし、宝箱から出たポーションだってあるんだ!」


更にレイが皆を説得にかかる。


「まぁ…それもそうね。トゥキーに守られてばかりじゃ…ね…。うん…やろ!ね!」


とシーナが応え、皆に賛同を求める。


「そうだね」


「うん」


「頑張るよ」


と皆が賛同する。

そう思ったのもつかの間、ザッザッザッザと兵隊が行進するような足並みを揃えた足音が聞こえて来る。

もう魔物の大群はすぐそこまで迫っていた。


「よし!行くぞ、お前等。貧乏人の根性見せてやれ!」


そしていつも通りの配置で約100体のアンデッド部隊と対峙する事を決め、武器を構える一向。

そしてお互いがお互いを認識するとアンデッド部隊の足音が止まり、静かな時間が数秒流れる。


「クリン!」


レイがクリンに合図を出す。

するとクリンが鉄棒を手にアンデッド部隊へ雄叫びをあげながら突進して行く。


「うおぉぉぉぉ!!」


少し待ってレイとシーナがクリンの後を負う。

この時既にクリン一人でも相当な手練れになっていた。

アンデッド位であれば、鉄棒一振りすれば3体位は吹っ飛ばした。

だが、このアンデッド部隊はコマンダーゾンビが指揮するアンデッド部隊。

そう簡単にはやらせてくれないのだ。


コマンダーゾンビが何か指示をし、一歩後ろへ下がる。

そして一歩前に出たのはゾンビウィザードとスカルウィザードが数体。

そして何やら詠唱を始める。

すると突進してくるクリンの目の前に魔法陣が現れる。

そしてその魔法陣から鋭利に尖った氷の塊が無数に高速で飛び出す。

それをクリンは鉄棒でガードしながら前に進むも無数の鋭利な氷の塊に動きを止められる。


その横をレイとシーナが走り抜ける。

クリンを越してから1秒。

アンデッド部隊に剣が当たる距離までに接近する。

ポイントを入れて作者を応援しましょう。

評価するにはログインして下さい。

感想を書く場合はログインして下さい。

ブックマークをするにはログインして下さい。


↓同作者同時更新中の作品はこちら↓



https://ncode.syosetu.com/n7908ge/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ