23.ダンジョン⑬
お待たせして申し訳ありませんでした。
作者の精神状況上更新することが難しかった為更新が遅れてしまいました。
こう言った事が今後もあるかも知れません。
出来る限り更新して行きますのでよろしくお願い致します。
非常食としてこのマグマエリアに居る魔物を魔袋へ取り込もうと思ったが、アンデッド部隊と少量の荷物でいっぱいである為、マグマエリアの魔物を非常食として保管するのであればもう一つ魔袋を作らないといけないのだ。
だが、素材が最早なく、それが出来ない事を歯痒く感じてしまうのだった。
その後もマグマエリアを進んだ。
出て来るのはやはり海産物系の魔物が多い。
中にはファイアーリザードだったり、レッドシーライオンも恐らく海産物ではないか…。
その為、ここのフロアボスも恐らく海産物系の魔物ではないかと睨んでいる。
因みにここまで来る間に、レベルは1だけ上がっていた。
そんな事を考えながら先を進んでいると俺達は75階まで来ていた。
先程までと特に変わらないフロア風景が続いている。
だが75階から違う事が起こった。
明らかにマグマの中に何かいる。
それは今まで出て来たマグマシーホースとの気配とは違った。
「おい。またマグマの中に何か潜んでるぞ」
俺は皆に注意喚起をした。
「またシーホース?」
とシーナが問う。
「いや、多分違う」
とレイが答える。
レイも感覚が敏感になって来たようだ。
しかも俺と同じ程度には関知出来るようだから、恐らくレイはシンプルスキル:視覚+4位獲得しているかも知れない。
そんな事を思っていると、マグマの中から気配の犯人が顔を出した。
それはマグマの中から何かが顔を出すようにドロドロとした赤いマグマを垂らしながら出て来たのかと思った。
だが、顔を出したそれはマグマその物だった。
顔全体から垂れ流れるマグマは収まる事なく垂れ流れたままだ。
まるでマグマに目が付いているような感じだった。
「何だあれ?」
とレイが思った事を口に出す。
「マグマントだ」
俺が答える。
「マグマント?」
とレイがマグマントと言う言葉に知らないなと言うような口調で訊き返す。
「魔物図鑑にあったよ。マグマの塊の魔物だ」
マグマント。
身体がマグマの液状の魔物。
マグマ地帯を好み生息。
好戦的で主な攻撃はマグマ飛ばし。
そう魔物図鑑には記載があったのだ。
その魔物は全長で頭部位の大きさ位しかなく、サイズとしては小さい魔物だ。
液状の為、物理的なダメージは与えられそうもない。
凍らせても内側から溶かして来るだろうし対処に困る所だ。
俺達の熱態勢でマグマをまともに食らってダメージにならない保証もない為マグマに当たるのも上手くないのだ。
そんな事を考えながらマグマから顔を出したままのマグマントと睨み合う。
すると他の箇所からもマグマントが顔を出す。
大体30体はいるだろうか。
「ちょっ…ここマグマントの巣か何か!?」
シーナが驚いたような声で言った。
「かもな。問題はどうやって倒すかだ」
と俺はシーナに返答をし続けた。
「取りあえず物理攻撃は効かないと見ていいだろう。魔剣術だとどうかわからんが、今回クリンは熱態勢獲得するのに熱いのをひたすら耐える事しかなさそうだ」
そう言うとクリンは潤んだ瞳で俺を見るが気付かないフリである。
まだまだクリンには強くなってもらわないと困るのだ。
心を鬼にしなければいけないのだ。
とは言え、どう対処すれば良いのやら…。
俺にはブラックホールがある為、容易にマグマントを倒せるだろう。
だが、皆でやるとなると悩ましい問題である。
何故俺一人で片付けないのかと言うとこれは経験だ。
戦いの経験と言う物は血となり肉となる。
そして人を更に強くするのだ。
そして思い付いた事を口にした。
「レイ、シーナは魔剣術以外使うな。恐らくそうじゃないと効かない。アレン、スーカは魔法で攻撃。何が効くか分からないから系統は各々の判断に任せる。クリンはマグマが飛んで来たら身体で受け止めろ。散れ!」
そういうと皆が一瞬クリンを憐みの目で見たような気がしたが気のせいだろう。
そしてその命令を聞き入れ皆が各方面に散らばる。
剣術士同士、魔法使い同士で固まる程皆は馬鹿ではない。
基本はツーマンセルだ。
その為、レイにはアレン。
シーナにはスーカが付き背後を守ると同時に遠距離攻撃を仕掛けるのだ。
クリンは俺の傍にいるが心なしか顔が俯いているように見える。
修練の際、何度も死に掛け、その度に魔法で直したりポーションで直したりして命を取り留めていた。
それは俺だけじゃなくクリンも皆もだ。
その為、皆もうあんな地獄は嫌だと思っている。
だがクリンだけがその地獄再びと言った感じの為、皆同情しているのだろう。
だがこのパーティにクリンが必要なのだ。
一番弱いから一番努力しなければいけない。
皆の事を大好きでお荷物になりたくない、今まで守ってもらってた分恩返しがしたい。
そういった志があるクリンだからこそこの地獄に耐えれている。
その強い思いがなければ、もっと前に俺に噛み付き何処へとなり消えていただろう。
そんなクリンだからこそ俺は信じている。
そして一番可愛がっているのだ。
マグマントは近付いて来たレイやシーナ、アレン、スーカに対してマグマを吐き攻撃を仕掛ける。
それを避けながら攻撃の隙を伺う。
俺達に向けてもマグマントがマグマを吐き、攻撃をしてくるが俺はダークネスを両手に発動させてマグマをガードする。
クリンは避けながら、時には受けながら熱態勢をグングン上げていく。
ダークネスは闇の力だ。
両手に発動させたダークネスは黒い煙の様で、円形にしたり縦型にしたり出来る。
そして光魔法以外の魔法は通さない性質の為、両手に黒い煙を円形に発動させ、盾のように使っているのだ。
このマグマ部屋は横に長い。
横長の部屋の下が全てマグマになっており、石橋がいくつかかかっている。
広さとしては大体横が50m~100mはあるだろう。
シーナ達が左側。
俺達が右側だ。
俺は煩わしいので左側のマグマント達は消してしまっても良いが、それではクリンの修練にならない。
そして俺も今の内に熱態勢は完ストしておきたいのもある。
俺もたまにまともに当って、地味に熱態勢を上げて行く。
「声/クールスキル:熱無効+3になりました」
「声/クールスキル:熱無効+4になりました」
クールスキル完スト手前で横を見たらクリンの身体がマグマで所々溶けてしまってて、死にそうになっていた為、クリンを抱えてマグマントの攻撃範囲から一瞬で離れる。
そしてヒーリングを掛けて回復をする。
この世界の不思議な所は回復魔法やポーションを使うとなくなった部分が生える事だ。
こんなに便利な事はない。
だがポーションを使った治癒魔法を使わず治癒させた…普通に直した傷跡は残る。
様は魔力が付与されてるか否かの違いなのだと思う。
それだけこの世界は魔力至上主義なのだ。
クリンが動けるようになった為、再度マグマントがいる部屋に戻り再び攻撃をガードする。
そしてわざとマグマを受けてみたりする。
クリンは先程と違い、素手でマグマを落とすまでになっていた。
恐らくユニーク獲得したのだろう。
平然としている。
「声/クールスキル:熱無効がユニークスキル:熱遮断になりました」
そして俺もユニークスキルを獲得した。
前から思っていたが俺のスキル獲得条件はかなりイージーに出来ているらしい。
クリンが死にそうになってやっとユニークスキルを手に入れたにも関わらず、俺は少しマグマに当たっただけで獲得出来たのだから。
とは言っているが、マグマに当たった後はちゃんとヒーリングを掛けている為クリンのような状態にはなってないとも言えないのだ。
ユニークスキル手に入れたし、もう用済みかなと思い、レイ達の方を見ると思いの外苦戦していたようで所々マグマを食らって溶けてしまっていた。
「おい、クリン。もうマグマの中でも平気だろ。こっち方しておいてくれ。多分光属性なら効くだろうからホーリーフェイバー掛けるからぶちのめしといてくれ」
とクリンに言い、クリンへホーリーフェイバーを掛ける。
そして瀕死状態のレイ達の元へ一足飛びで向かうのだった。
おさらいです。
LV.71 称号:魔物殺戮隊リーダー
シンプルスキル:視覚+4
シンプルスキル:幸運+4
ファインスキル:鋭敏(敏感から進化)
ファインスキル:旱魃耐性+4
ファインスキル:没頭+4
ファインスキル:平安+3
ファインスキル:怒り+2
クールスキル:生産
クールスキル:延命
クールスキル:非凡+3
クールスキル:音速+2
クールスキル:極魔法+3
クールスキル:毒無効+3
ユニークスキル:熱遮断(クールスキル:熱無効から進化)
ユニークスキル:知将
ユニークスキル:付与
スペシャルスキル:身神
スペシャルスキル:御神体
スペシャルスキル:統率者
スペシャルスキル:解析
【魔法】
・ファイアー【完・無】・ウィンド【完・無】・コールドブレス【完・無】・ウォーター【完・無】
・サンド【完・無】・トーチ【完・無】・リーフ【完・無】・サンダー【完・無】・ダークネス【完・無】
・ファイアーブレス【完・無】・ウィンドカッター【完・無】・ウォーターウェイブ【完・無】・サンドウェイブ【完・無】
・フラッシュ【完・無】・ヴァインウィップ【完・無】・ボルトショック【完・無】・ダークスクリーン【完・無】
・メテオライト【完・無】・コールドブレス【完・無】・アイスブリザード【完・無】・リカバリー【完・無】
・ヒーリング【完・無】・ウエイトグラヴィティ【完・無】・ウォーターブレイド【完・無】
・ブラックホール【完・無】・ホーリーフェイバー【+2・無】・ロックブリザード【完・無】




