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N.Yの最凶人物が異世界転生した結果  作者: KIT
ダンジョン編
20/113

20.ダンジョン⑩

ダンジョンに転移させられてしまった一行。

転移トラップに引っかかったり、巨大蜘蛛を倒したり、ヒドラを倒したりと着々とダンジョンの先を行く。

トゥキーはスペシャルスキル:統率者の力によりアンデッド部隊を作り、自ら作成した魔袋に彼等を収納する事に成功した。

それによりいつでもアンデッド部隊100体を取り出せる事に成功する。

そして一行は70階のフロアボスに挑むのだった。

「ヒギュアァァァァ!!」


目の前には骨だけのドラゴンが咆哮を上げていた。

開けたスペースには体長約10mちょっとの巨体のドラゴンがいた。

そう。

70階のフロアボスはスカルドラゴンなのだ。

アンデッドエリアのボスに相応しい程の魔力と禍々しさ。

蜘蛛に比べたら数段強いだろう。


「大分強いぞ。気を引き締めて行こう!」


俺が皆にそういうと皆首を縦に振り、勿論だと言うような表情で俺を見る。


「行くよ!」


とクリンが言い、先行してスカルドラゴンに向っていく。

スカルドラゴンの間合いに入るとドラゴンは尻尾を横一線に振り、クリンは横る事が出来ずハンマーでガードをする。


「ギャン!!」


骨と金属がぶつかる凄まじい音が広い空間に響き渡る。

あまりの攻撃量に何とかガードしたクリンだが苦悶の表情を浮かべる。

あれを何度も受け切れる程まだクリンは出来上っていない。

数発食らったらふっ飛ばされるか運が悪けりゃクリーンヒットしてすぐに動けるかどうかと言った所だろうとその一瞬で俺は推測した。

同じ読みをしたのか、レイがドラゴンの右側、シーナが左に走り出していた。

そしてレイが隙を見て足に横一線に切りかかる。



「ガキン!!」


強固な骨と金属が当たる音が響き渡る。


「なんて硬ぇ骨してやがるんだ」


シンプルに切り付けたレイの刀が衝撃で振動し、手を痺れさせる。


「私がやる!」


とシーナが宣言し、反対側の足の骨に向って光系の魔法を纏わせた剣で切りかかる。

それに気付いたドラゴンが右手でシーナを振り払う。

辛うじてガードしたシーナがだ、その力強さによりふっ飛ばされる。

が、難なく着地をする。


「くっそう!」


シーナが悔しそうな表情を浮かべ、攻撃を防がれた事を嘆く。

そこの間髪入れず、アレンが中級魔法のアシッドレインを詠唱し放った。

アシッドレイン。

その名の通り酸性雨だ。

ドラゴンが気付くも時既に遅し。

諸にアシッドレインを食らったスカルドラゴンの骨が酸によって溶け出す。


「フィギャァァァ!!」


その攻撃にスカルドラゴンが苦悶に満ちた咆哮を上げる。

そこに間髪入れずにスーカが濡れた足元に魔法を詠唱しコールドブレスを発動し冷気を流して地面から足が動かないように凍らせる。

こうする事でアレンがアシッドレイン発動している間、その場から逃げられない。

そこに俺がウエイトグラヴィティで更に押さえつけようとした瞬間、俺とアレン、スーカはそれなりに距離が開いているにも関わらず俺達の足元に広範囲の魔法陣が浮かび上がる。


「離れろ!!」


俺が一声上げるとアレンもスーカも急いでその場から離れる。

スカルドラゴンが魔法を発動させたのだ。

その魔法はダークネスホール。

黒い煙のような物が円形に渦を巻く。

それと同時に魔力を注ぐ事をアレンとスーカが辞めてしまった為、アシッドレインとコールドブレスが解除される。

その間スカルドラゴンを自由にさせてはいけない事を理解しているクリン、レイ、シーナがスカルドラゴンへ攻撃を仕掛ける。

そちらに気を取られているスカルドラゴンはこちらの方まで攻撃を仕掛けられない。

まだ何もしてない俺がお返しとばかりにスカルドラゴンに手の平を向ける。

ダークネスホール。

するとスカルドラゴンの足元に黒い煙が渦を巻き出す。

それに気付いたドラゴンが骨だけの翼を広げ羽ばたき出す。

皮がないのにどういう原理か分からないがドラゴンの身体が地面から浮上し出す。


「なぁ、あれどうやって飛んでんだ?」


俺が素朴に疑問に思った事を口にする。


「知らねぇけど、風圧は龍のそれだ!」


とスカルドラゴンの下にいるレイが風圧に顔を顰めながら答える。


「ったく。動くんじゃねーよ」


俺はそうつぶやくとダークネスホールを解除する。

そのままスカルドラゴンに手の平を向けながら呟く。

ウエイトグラヴィティ。

加重された重力がスカルドラゴンに圧し掛かり、そのまま地面に叩き付けられるスカルドラゴン。

俺のウエイトグラヴィティの熟練度は完ストされている為、結構自由に操れる。

今加重している部分は背骨から腰にかけての範囲のみだ。

動けないスカルドラゴンは隙だらけとなるのだ。


「抑えとくからボコっちまえ!!」


と俺が皆に一声かけると加重を乗せられて動けないスカルドラゴンに向ってクリン、レイ、シーナが総攻撃をしかける。

文字通りの袋叩きだ。

それでもスカルドラゴンの骨が砕ける事はなく、魔法を纏わせた剣でもわずかな傷を負わす程度だ。


「ったく硬ぇな!シーナ!もう一段階魔法上げるぞ!」


そう言うとレイは魔法を詠唱し始める。


「ファイアーブレイド!」


火を纏った剣を縦に一線振り下ろすと火の斬撃がスカルドラゴンに向って飛んで行く。

ドーンと大きな音を立てドラゴンの左足へ被弾する。

多少はダメージにはなったようだが、まだ骨を切断するまでには至るようだ。

次にシーナが詠唱し剣に灯る光を更に眩しくする。


「シャインブレイド!」


縦一線に光を纏った剣を振り下ろすと光の斬撃がスカルドラゴンへ被弾する。

アンデッド系の魔物は光系の魔法に弱い。

そのせいか三本ある脛の骨の内1本がシーナの一撃によって切断される。


「ギギャアァァァァ!!」


ダメージにスカルドラゴンが悲痛の咆哮を上げる。

それでも一本だ。

レイとシーナの魔力がなくなるのが早いかスカルドラゴンが息絶えるのが早いかと言ったら前者だろう。

このままではジリ貧となってしまう。

その時、スカルドラゴンの正面に魔法陣が現れる。

そして俺に向けてスカルドラゴンがウィンドカッターを発動させた。

俺はウエイトグラヴィティを解除しウィンドと己の脚力で上へ回避する。

ウエイトグラヴィティから逃れたスカルドラゴンは起き上がり、良くもやってくれたなと言わんばかりに俺に向って咆哮を上げる。


「ギャイユァァァァ!!」


「おおい!!デカイのぶっ放すぞー!!」


と俺が落ちながら皆に言うと、巻き込まれたら不味いと言わんばかりにレイとシーナ、クリンがスカルドラゴンからすぐに離れる。

そして皆が離れた事を確認した俺は小さく呟く。


「メテオライト」


するとスカルドラゴンの頭上に現れた魔法陣から極大の火の球が飛び出し、ドラゴンに被弾する。

俺の魔力を1/3乗せたメテオライトの威力は絶大だ。

ドゴーン!!と大きな音を立てて爆発し一面を砂煙と熱風が吹き荒れる。

例えるなら小さな核爆弾だ。

巻き起った砂煙と熱風が収まっていく。

段々とメテオライトを放った箇所が露わになって行く。

そこにはスカルドラゴンの姿は跡形もなく、メテオライトと同じ大きさの円形に抉れた地面があるだけであった。


「相変わらず威力がエグいな」


と戻って来たレイが言う。


「まぁ俺の魔力1/3使用したからな。こんなもんだろ」


皆が顔を見合わせ肩を竦める。


「まぁトゥキーが可笑しいのは今に始まった分けじゃないが、俺達はまだまだだな」


とレイが言う。


「本当。トゥキーにおんぶに抱っこじゃ…ね」


とシーナ。


「もっと強くなるね!」


とクリン。

正直言ってこいつらはかなり強くなった。

クリンは成長途上ではあるが、このまま修羅場を潜ればかなり重要な盾役となる。

それが分かっている為焦る必要はないと思っている。

俺が最後の切り札として出る位で丁度良いのだ。


「声/Lv.70になりました。シンプルスキル:視覚+4になりました。シンプルスキル:敏感+4がファインスキル:鋭敏になりました。


そして先ず先ずの成長が出来た。

俺のスキルやレベルがアホ程上がるのはもう皆が瀕死するレベルの魔物位だろう。

このダンジョンを踏破するまでにその位の魔物が現れてしまったらもう俺が最前線で戦うしかない。

そんな敵がいない事を祈るのみだ。

何はともあれ70階のエリアボスを倒した俺達は先に進むのであった。


「なぁ、腹減らね?」


とレイが発言する。


「うん!僕もお腹すいた!」


とアレンが同意する。


「じゃあ先ずは昼飯食うか。スカルドラゴンじゃ食う所ないから残念だったな」


と俺が発言すると皆ジト目で俺に目線を集中させるのであった。

いつもご愛読ありがとうございます。

勇転に比べN最はグングンポイントが上がっておりまして、偏に皆様のおかげでございます。

いつもご愛読頂いている皆様からの熱い評価、感想、ブクマをお待ちしています。

本当にそれが私の糧となっておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

おさらいです。




LV.70 称号:魔物殺戮隊リーダー


シンプルスキル:視覚+4


シンプルスキル:幸運+4


ファインスキル:鋭敏(敏感から進化)


ファインスキル:旱魃耐性+4


ファインスキル:没頭+4


ファインスキル:平安+3


ファインスキル:怒り+2


クールスキル:生産


クールスキル:延命


クールスキル:非凡+3


クールスキル:音速+2


クールスキル:極魔法+3


クールスキル:毒無効+3


クールスキル:熱無効+2


ユニークスキル:知将


ユニークスキル:付与


スペシャルスキル:身神


スペシャルスキル:御神体


スペシャルスキル:統率者


スペシャルスキル:解析


【魔法】


・ファイアー【完・無】・ウィンド【完・無】・コールドブレス【完・無】・ウォーター【完・無】


・サンド【完・無】・トーチ【完・無】・リーフ【完・無】・サンダー【完・無】・ダークネス【完・無】


・ファイアーブレス【完・無】・ウィンドカッター【完・無】・ウォーターウェイブ【完・無】・サンドウェイブ【完・無】


・フラッシュ【完・無】・ヴァインウィップ【完・無】・ボルトショック【完・無】・ダークスクリーン【完・無】


・メテオライト【完・無】・コールドブレス【完・無】・アイスブリザード【完・無】・リカバリー【完・無】


・ヒーリング【完・無】・ウエイトグラヴィティ【完・無】・ウォーターブレイド【完・無】


・ブラックホール【完・無】・ホーリーフェイバー【+2・無】・ロックブリザード【完・無】

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