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102.110階層ボス編①

今日も更新出来て良かったです。

今回もボス編です。

楽しんで頂ければ幸いです。

「行くぞ!!」


先ずはクリンが地面を強く蹴って高速で向かって来るイエティの群れに突っ込んで行く。

中央部分にいるイエティをアックスで薙ぎ払い、そのままキメラフロストへ向かう。

それを追ってシーナも高速移動でイエティの群れへ向かう。

クリンの空けた穴から素通りしキメラフロストへ向かう。

それに気付いたイエティが追おうとしたが行かせまいとアレンとスーカの魔法が発動。


「メテオライト」


「アイスブリザード」


これによりイエティ2体を撃破。

俺は両端にいるイエティ2体に魔法を発動した。


「ライトニングストライク」


イエティの頭上に現れた魔法陣から稲妻が落ち、真下にいるイエティ2体を直撃。

その場でイエティ2体は塵と化す。

俺達魔法使いは3人顔を見合わせアイコンタクトを取るとキメラフロストとの距離を高速移動で詰める。

その間に既にキメラフロストへの攻撃は始まっていた。

いち早くキメラフロストに到達したクリンはその流れのままアックスでキメラフロストの左足を切り付けようとしたがキメラフロストの右蹴りを食らってしまった。

そのまま10m程飛ばされる。

ボス部屋は大体縦800m横500m程の長方形な造りになっている。

その奥にキメラフロストがいる為、10mの距離感がイメージしやすい思う。

吹っ飛ばされたクリンを横目にシーナがキメラフロストへ到着。

既に剣には氷雪地帯の生き物の弱点の炎を纏っていた。

大きな生き物の足元を高速で駆け抜ける事は容易い。

そのすれ違いに切り付けると言うのがいつもの狙いだ。

シーナはいつもの感じでキメラフロストの下を高速で駆け抜ける瞬間に右足を切り付けようとした所足元で阻止された。

目の前に氷の壁が現れたのだ。

キメラフロストの魔法、アイスウォールである。

シーナはそれに激突。

ユニークスキル:神体を持っていると言っても鉛の塊や真剣のような鋭利な物ではない為、壁に罅は入ったがそのまま砕く事は出来ず跳ね飛ばされる。

体が浮いた所をキメラフロストに蹴られ、やはり10m程飛ばされる。

キメラフロストは咆哮を上げた。


「ブウォォォォオオ!!」


その頃魔法使い三人が定位置に着いた。

トゥキーのアイコンタクトでアレンとスーカの魔法攻撃が開始されるかに思えた。

だがまた奥から5匹イエティが出て来て、キメラフロストの前に立ちはだかる。

トゥキーは二人に言った。


「イエティは俺が殺る!構わずキメラフロストを殺れ!」


二人はわかったと言わず首を縦に頷いて理解した事を示す。

するとトゥキーは高速移動でイエティの元へ移動する。

それを確認したアレンとスーカはキメラフロストに向かって魔法を発動する。


「メテオライト」


「エクスプロージョン」


二つの魔法がキメラフロストに命中する頃、トゥキーはイエティへ攻撃を仕掛けていた。


「ムエルトディソナンス」


イエティ達を内臓から破壊して回った。

イエティはトゥキーのスピードに付いて行けず、あっさりと秒殺されてしまった。

アレンとスーカの攻撃を食らったキメラフロストを確認したクリンがそのまま高速移動でキメラフロストへ向かって走る。

そのクリンの行動を目視したシーナも追って走る。

二人の魔法が命中したキメラフロストの隙を突く為だ。

だが見えずとも所有しているクールスキル:多感でクリンが近付いて来るのは感じ取ったキメラフロスト。

クリンへ右ストレートを繰り出す。

そのストレートを避けた為、キメラフロストが地面の氷へ拳を埋まる。

背後から走って来るシーナの存在に気付いていたクリンはわざとキメラフロストの右腕に切りかかる動作を見せた。

それに反応したキメラフロストは左手でクリンに鉄槌を下ろそうと言う動作をした。

だがその一瞬が命取り。

後から走り込ん来たシーナがジャンプ。

ファイアーで熱された剣が熱膨張により体積が増え、長さが変わる。

より広く、より深く切れるようになった剣でキメラフロストの隙を突いてシーナが左腕の肘より下を縦一線に切り落とす。

水の水圧を上げて放つウォーターブレイド、風の風圧を圧縮して放つウィンドカッターと同じ位の攻撃力を持つようになる。

この技はファイアーが使える者で熟練度完ストした魔剣士であれば誰でも使用可能だ。

それほど基礎中の基礎。

それでもキメラフロストの腕の両断出来る程の威力を持っているのだ。

右腕を失ったキメラフロストが呻いている隙を突いて首を落としに飛び掛った。

だがキメラフロストもそう簡単には殺されない。

クリンの前に発生した魔法陣から凍て付く風が吹いた。

するとクリンは固まり、そのまま下へ落下する。

落下した所をキメラフロストに蹴られ、10m程飛ばされる。

そしてキメラフロストは再度咆哮を上げた。


「ブウオォォォォォォン!!」


するといなくなったイエティを補充するようにイエティが再度後方から出て来る。

畳み掛けるようにアレンとスーカの魔法が発動する。


「ウィンドカッター」


「ウォーターブレイド」


キメラフロストの頭上に発生した魔法陣から魔法が発射されようとしたがイエティ達がその魔法をブラックホールでレジストする。

その間にキメラフロストは自身の右腕にヒーリングを掛ける。

シーナが回復などさせるかと言わんばかりに背後から炎を纏わせた剣で切り付けようと飛びかかるが、目の前に魔法陣が発生し、イエティのアイスブリザードにより後ろに押し戻される。

キメラフロストはその間に右腕を回復。

イエティのアイスブリザードにより攻撃を阻止された背後にいるシーナへ振り返り、アイスウェーブを発動。

シーナは氷の波をガードしながら壁まで吹き飛ばされ、壁へ激突する。

その間にもイエティの攻撃はトゥキー達へと開始されていた。

イエティは魔法使い3人へアイスブリザードを発動。

するとトゥキーは杖を構え魔法を発動させた。


「フラッシュ」


すると辺り一面に目を開けているのが辛い程の光が発生。

イエティ達は呻き声を上げて苦しがった。

その間にアレンとスーカがイエティの背後に回り魔法を発動させる。


「「アブサーブスデザート」」


発生した巨大な砂の手がイエティ達を掴む。

掴まれたイエティは身体の水分を奪われミイラと化して行く。

イエティ達は二人に任せて良いと判断したトゥキーはその場を離れキメラフロストへ高速で向かう。

時同じくして自力で氷を粉砕して動けるようになったクリンと合流。

クリンが話しかけた。


「どうするの?」


「思いの外楽そうだ。パパっと終わらせる」


「そう?キメラフロストの所持魔法見た?」


【魔法】


・ファイアー【完・無】・ウィンド【完・無】・コールドブレス【完・無】・ウォーター【完・無】


・サンド【完・無】・リーフ【完・無】・サンダー【完・無】・ダークネス【完・無】


・ポイズン【完・無】・トルネード【完・無】・ファイアーボール【完・無】・ウォーターボール【完・無】


・ホワイトアウト【完・無】・ピラーオブファイア【完・無】・エクスプロージョン【完・無】・リーフカッター【完・無】


・ウィンドカッター【完・無】・ウォーターウェイブ【完・無】・サンドウェイブ【完・無】・ポイズンレイン【完・無】


・ボルトショック【完・無】・ダークスクリーン【完・無】・ライトニングストライク【完・無】・メテオライト【完・無】


・アイスブリザード【完・無】・アイスウェーブ【完・無】・リカバリー【完・無】・ヒーリング【完・無】


・ウエイトグラヴィティ【完・無】・ウォーターブレイド【完・無】・ダークネスホール【完・無】・ダークネスボール【完・無】


・ロックブリザード【完・無】・シャドースピアーズ【完・無】・ファイアボルテックス【完・無】・トールズレイジス【完・無】


・スノースライド【完・無】・アイスエイジ【完・無】


「だろ?確かにアイスエイジは厄介だが使わせなければクリン一人でも倒せそうだけどな」


アイスエイジとは水属性の特級魔法。

時と冷気を操り相手を瞬時に弱らせる魔法。

光、闇属性の魔法以外では防げない。

わかりやすく説明するのであればHPを瞬時に10まで下げる魔法である。


「魔法の防御って難しいんだよ。僕のシールドも万能じゃないし」


「ミスリルだと限界はあるよな。だがあの程度なら大丈夫だろ。ベルフェゴルとも対峙出来るだろうって師匠から言われたんだろ?」


「そうだけど…」


「もっと自身持て!もう肉弾戦なら俺でもお前に敵わないんだから」


「…うん」


「よし!じゃあいつも通りお前が盾。俺が矛だ。止めは刺す」


「わかった!」


クリンは顔付きが変わった。

キメラフロストを真剣な目で見つめた。

そして高速でキメラフロストへ加速。

俺もその後を追った。

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