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101.迫る危険

更新お待たせ致しました。

ダンジョン攻略再開です。

今回も楽しんでお読み頂けたら嬉しいです。

ここはダンジョン内。

空が広がる90階層。

二人の男の話し声がしていた。


「なぁ、兄貴。マグマキングも大した事なかったな」


「バカァ。俺達が闇系魔法使えるからだべ。ありゃ光魔法か闇魔法が使えないんじゃ倒し様のねぇ奴だ。そう簡単な相手でもねぇよ」


「そうかぁ?おら弱っちいボスだなぁって思ったども」


「それだけ俺達が強くなったって事だべ。魔王様に感謝だな」


「んだな」


トレシアスクがクランス王とのいざこざの中、ジャルーズは早くも90階層に到達していた。

ジャルーズは休息などをせず、ダンジョンに潜ったまま先へ先へ進んだ為、彼等の功績は外の者には伝わっているが彼等の姿を知っている者はいない。

こんな事を話しながらも片手間で出会った魔物を殺している。

忘れないでもらいたいのは仮にもLv.550オーバーの魔物を相手にしていると言う事だ。


「それにしてもこのフロア面白いな」


「ダンジョンにしては珍しいんでねーか?」


二人はドラゴニュート族である。

その為背中の翼で空を飛びながらダンジョンを進んでいた。


「このフロアのボスもおら達のお仲間だったりするんだべか?」


「どうだべな?いたとしてもニュートじゃなくドラゴンだろうな」


「おらドラゴンも他人だとは思えねぇべ」


「まぁ一説によると俺達はドラゴンと人のハーフらしいからな。見た目も近ぇしお前の言う事もわからんでもねぇ。だからって戦わずして先には進めねぇんだから殺るしかねぇべよ」


「気が乗らねぇなぁ…」


「魔王様の命令だべ」


「…仕方ねぇべなぁ」


そんなほのぼのとした会話をしながら二人はダンジョンの先を進んでいた。

一方ダンジョンへ戻って来たトレシアスク。

こちらも氷雪のフロア。

110階層を先に進んでいた。

そこは氷点下-5℃以下の氷と雪の世界。

彼等は魔物の毛皮で作ったコートを羽織り先に進んでいた。

するとクリンが口を開いた。


「それにしても寒いね」


「こういうフロアだから仕方ないよ、クリン」


「こういうフロアだと温かいスープが食べたくなるよね」


「それ賛成!ねぇ、トゥキー。お昼は温かいスープがいいな!」


「上手そうな肉調達出来たらな。寒い土地にいる生き物ってのは冬を乗り越える為に皮下脂肪を蓄えてる。上質な油を蓄えた奴なら上手いスープが出来るぞ」


「じゃあそれ狙いで探そう!」


「馬鹿。これまでの傾向から言って次はLv.750は超えて来るだろう。お前レベル低いんだから出来るだけ魔物は倒してレベルアップしないと。だから選り好み出来る身分でもないの!」


「ですよねぇ。アハハ」


シーナは苦笑した。

だが俺も人の事は言ってられない。

110階層のボスが俺を超えて来る可能性はゼロではない。

俺も出来るだけレベルを上げないといけない。

この世界の強さはレベルではない。

どちらかと言ったらスキルだ。

勿論クールスキルがあればあればある程強い。

だが魔物に関しては割とレベルで実力が分かる。

強さがレベルと並行なのだ。

これが人と動物の違いと言うのだろうか。

人は考え足りない事を補う。

動物も少なからずはそういった事を行うが、脳の使い方が違う事によってその差は大きく出て来るのだ。


それから俺達は110階層を各フロア一掃しながら進んだ。

魔物は大体Lv.700を超え、対峙した魔物はイッカクアザラシ、ドクガセイウチ、スノーレディ、イエティ、ワーシロクマ、シードラゴン、アイスシードラゴン、アイスゴーレム。

イッカクアザラシと言った良質な資質を蓄えた魔物が直ぐに取れた為シーナの希望に敵うスープが作れた。

1Fずつ丁寧に魔物を倒して回った為119階に着くには5日を要した。

この時点での俺達のレベルは以下の通りだ。


【個体名】トゥキー・ウィリアモーゼ


【Lv】765


【個体名】シーナ・キャベロ


【Lv】713


【個体名】アレン・ウォーカー


【Lv】723


【個体名】スーカ・マクアダムス


【Lv】711


【個体名】クリン・イーフォン


【Lv】759


となった。

ここまで来ると5日掛けてダンジョンを一掃してもレベルが上がりにくい。

何故なら学びが少ないからである。

初めて戦う魔物も中にはおり、それ故に少々はレベルが上げれたと言う事もあるだろう。

俺達は5日を費やし、ようやく110階層最後のボス部屋へ到達していた。

ボス部屋前の大きな鉄の扉の前でシーナが口を開いた。


「今回ここまで来るのに時間かかったね」


「じっくり倒して回ったしな。割と数も多かったし」


「それぞれ壮大な規模のフロアだったもんね!行き止まりがないのかと思ったよ」


「90階層もそうだったが、このダンジョンはスケールが広く作られてるイメージだな」


「確かに。サンジバに比べたら規模が違うね」


「これが本物のダンジョンって事なんだね」


「そうらしいな。流石にここまで来るとレベル上げも思うようにいかない。皆やれるか?」


「勿論!」


「いつでも!」


「僕も大丈夫!スーは?」


「大丈夫」


「よし!じゃあクリン!開けてくれ!」


「わかった!」


そしてクリンが大きな鉄の扉を押すとゆっくりと扉が開いた。

中に入るといつも通りそこは真っ暗なだだっ広い空間。

だが歩いている感じ、下が凍っていると言う事はわかった。

そして俺達を認識したのか、青く少し緑がかった明かりが部屋中に段々と灯って行く。

部屋の明かりが全て灯ると部屋の奥中央に白い大きなモフモフの塊が一つあった。

俺達は人目であれがボスだと確信した。

そのモフモフの後ろから太いアナコンダのような蛇がゆっくりとこちらを向きシュルシュルと舌を出した。


「蛇?」


とシーナが言う。

だが俺はあれが何か何となくわかっていた。


「いや、あれは…」


そう言った所で白いモフモフが動き出した。

そしてそのモフモフが起き上がるとそれは白い毛皮を持ち、双頭の頭を持ち、蛇の尻尾を有し、鋭い牙と筋骨隆々の身体を持つ、イエティの進化系。

キメラフロストである。

そのキメラフロストは俺達を見下ろすと一息付き咆哮を上げた。


「ブウォォォォォォオオ!!」


俺達はその大声と肺活量の多さから出る風に顔を顰めた。

だがここはステータスを確認しておかなければいけない。

俺はキメラフロストに達眼を使った。


【種族名】キメラフロスト


【個体名】なし


【Lv】758


【称号】イエティロード


【装備】


なし


【スキル】


シンプルスキル:知恵+4


ファインスキル:高運+2


ファインスキル:天才+2


ファインスキル:平安+3


ファインスキル:没頭+3


ファインスキル:痙攣耐性+2


ファインスキル:断熱性+3


ファインスキル:旱魃耐性+2


クールスキル:怪力+2


クールスキル:硬質+2


クールスキル:音速+2


クールスキル:恵眼+2


クールスキル:多感+2


クールスキル:度胸+4


クールスキル:極魔法


クールスキル:毒無効+2


クールスキル:激毒生成


ユニークスキル:忍耐


ユニークスキル:回生


ユニークスキル:冷感遮断


スペシャルスキル:ロード(主君)


流石ロードとなった個体だ。

それなりの力を秘めているようだ。

俺達のスキルに比べたらそこまで強そうには見えないが、そもそもイエティと俺達人間では身体の大きさや作りが違う。

その為基準を人にするとかなり痛い目に合うのだ。

そして忘れてはいけない、スペシャルスキル:ロード(主君)これは以前も持っている魔物がいた。

するとキメラフロストの後ろから、壁から計5体ほどのイエティが現れた。

やはりイエティロード。

多くのイエティを後ろに控えさせていると考えていい。

達眼で見た所イエティ達は平均Lv.700前後。

フロアにいたイエティ達とそう変わらないレベルだ。

そしてキメラフロストが再度咆哮を上げる。


「ゥヴォォォォォォォオオ!!」


するとイエティ達が俺達へ向かって走り始めた。

俺は皆に声をかけた。


「始まった!行くぞ!」


「うん!」


「おー!」


「僕達も!」


「…」


そして俺達と110階フロアボス、キメラフロストとの戦いが始まった。

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