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N.Yの最凶人物が異世界転生した結果  作者: KIT
ダンジョン編
10/113

10.ダンジョン③

遂に二桁です。

いつもご愛読頂きありがとうございます。

お待たせして申し訳ありませんでした。

次回更新は日曜日です。

作戦を立て、皆で岩陰から一気に飛び出る。

先ずは俺が魔法で攻撃をする。


「ファイアーブレス!」


蜂の巣へ向けて手の平を翳し、業火が蜂の巣目掛けて飛んで行く。

蜂の巣は前世の知識から辿ると木製だったはずだ。

木製ならば必ず引火するはず。

俺はそう考えて、先ずは巣を焼き払う事を考えた。

中の蜂も多少は巻き込まれてくれるだろう。

問題は木製じゃなかったらと言う事だが…。

実戦するしか確かめる方法がない為致し方ない。

だが俺の読み通り木製だったようで勢いよく巣は燃え始めた。


「声/ファイアーブレス+3【無】を獲得しました」


ファイアーブレスのレベルが上がった。


俺の巣への攻撃がきっかけとなり周りを飛び交っていた蜂の魔物が一斉に俺達に襲いかかって来る。

数で言うと15匹位と言った所だろうか。

先ずは前衛をしているレイが攻撃を仕掛けてくる蜂の魔物をぶった切って行く。

その後を追いかけ、別方向…レイの左側の蜂をシーナが撃退して行く。

レイの後方には距離を開けてアレン、シーナの後方には距離を開けてスーカがいる為、魔法でフォローをする。

俺はアレン、スーカの間に入り4人が手が回らない所の蜂を魔法で撃退して行く。

クリンは俺の背後担当だ。

幸いな事に蜂の魔物は差ほど強くはない。

大体一撃か二撃で倒せる。

それたちもそれなりのレベルな為そこまで一匹に苦戦はしないが数が数なだけに5人係りでやっとと言った所だ。

巣を焼かれ中から蜂の魔物が次々に出てくる。

焼け落ちる巣を見ると蜂の魔物の形をした黒い物が落ちて来る事から火で焼け死んだ魔物も数体いそうだ。

火の勢いは凄まじく、どんどん巣を燃やして行く。


この攻防を10分程続けた。

レイ、シーナ、アレン、スーカも流石に息が上がって来た。

だが蜂の魔物もかなり数を退治した為、目視出来る数でもう十数体。

巣も2/4が焼け落ちている。

ここから増えたとしても二十体位だろう。

あと5分もしたら殲滅完了かと思われた。


すると巣から今までの個体とは違う物がヌッと顔を出した。

それが全て体を出すと今までの蜂の魔物の10倍程の大きさをした蜂の魔物が巣の天辺に止まって俺達を見ている。

俺は直感した。

女王蜂だ。

今までの蜂の魔物はスズメバチのような黄色をしていた。

だが女王蜂のそれは、どす黒い黄色…茶色に近いだろう体をしていた。

しかも今までの魔物の10倍の大きさ。

あの火の中を10分も潜んでいた耐久性。

これは一苦労だなと確信した。


「レイ!シーナ!アレン!スーカ!クリン!あいつは俺がやる!お前達で小蠅をやれるか?」


俺は皆に無理だとは返事が来ないだろう質問をした。


「任せろ!」


「あのデカイのはお願い」


「うん、大丈夫だよ!」


「こっちは任せて!」


「うん!」


そして皆の返事を聞いて俺は決意を固めた。


「任せたぞ!お前等!」


「声/ユニークスキル:魅了、スペシャルスキル:統率者を発動しました」


このスキルはそれぞれの能力を多少なりと上げてくれる事が既にわかっている。

今までこのスキルを発動した際、それぞれの俊敏性だったり攻撃力だったりが上がっている事が分かって来たのだ。

スキルの効力とかわかれば一番いいんだけどな。

魅了や統率者のスキルの効力なんてわからないよな。


「声/ユニークスキル:魅了。スキル発動した際、他者を魅了する。魅了された物は術者に対し、好意的な感情を持つようになる。忠誠心、集中、精神、幸運系のスキルが+4上昇する。



スペシャルスキル:統率者。取得条件/ユニークスキル:魅了とユニークスキル:リーダー取得により取得可能。スキル発動した際、統率された者の所有しているスキル全て+4上昇する」


あ、わかるんだね。

今まで知りたいなとは思っていたが特別な発動条件と言うかスキル説明してくれる問い方があるのかも知れない。

そう考えたらやはりスキル名を言って効果を知りたいと言うのが正解だろうか。

試しにしてみる事にした。

ユニークスキル:リーダーの効果を知りたい。

と心の中で唱えてみる。


「声/ユニークスキル:リーダー。他者を統率するスキル。発動した際、俊敏、攻撃力、防御、魔法、集中系のスキルが+3上昇する」


なるほどな。

こうすればいいのか。

俺は女王蜂に注視しながらスキルの効果を聞いていた。

スキルの効果の知り方がわかった為、知将の効果は一旦置いておこう。

先ずは女王蜂だ。

何がいいかなっと現在の手持ちの魔法を思い出す。

剣が通らない位硬い表皮だったとしたら通じるのはこれ位かなと大体の目星を付ける。


「ウィンド」


自分の後ろ下斜めに両手の平を突き出して発動した。

それなりの量を発生させた為、風は俺の体を浮き上がらせて女王蜂に向かって飛ぶ。

そして丁度良い距離になったのを見計らい、再度魔法を発動させた。


「ボルトショック」


女王蜂に両手の平を突き出して電撃魔法を放つ。

魔法は女王蜂に命中し凄まじい電撃が女王蜂の体を攻撃する。

どうやら聞いたようだ。

だが落下し出した俺を女王蜂の反撃が襲う。

蠍のような長い尻尾が俺目掛けて飛んで来る。

その尻尾に両手の平を向けて魔法を発動する。


「ウィンドカッター」


気持ち通常よりも風を圧縮させてウィンドカッターを放った。

だが女王蜂の装甲は硬く、攻撃を押し返す位しか効果はなかった。

思った以上に手強い相手になりそうだ。

俺はそのまま落下する。

それを追って、女王蜂が大きな羽を広げた。

羽を広げなければ8m位だろうが、羽を広げると横幅が16m位になる。

先ず女王蜂を落とせるか…だ。

先程の感覚をそのままに無詠唱で魔法を発動する。


「ウィンドカッター」


「声/ウィンドカッター+3【無】を習得しました」


先程よりも圧縮した空気のカッターを女王蜂の両翼目掛けて発射する。

ウィンドカッターは単発の為、装甲の硬い一番上の羽に当り弾かれる。

薄羽だけならまだしも表皮部分は難しいようだ。

地面に落ちてしまわない内にウィンドを発動させて落下速度を落とす。

今持っている手持ちの魔法で有効なのはボルトショック位か…ダークネスも効くかも知れないが初級魔法で中級魔法程攻撃力があるとは思えない。

スーカが使ったようにやってみようかと考えた俺は迫りくる女王蜂に向けて魔法を放った。


「ウォーター」


「声/ウォーター+3【無】を習得しました。


女王蜂はかかる水など気にせず俺に向かって突進して来る。

80km位は出ているだろうし、あの装甲だ。

車に引かれるよりも痛いと言うか死ぬだろう事は簡単に理解出来た。

だがこの世界は魔法がある。

魔法で車を止める事など簡単なのだ。

そして俺は女王蜂が満遍なく水に濡れた事を確認すると魔法を詠唱した。


「対象を冷やし、凍らせよ!コールドブレス」


初級Lv.1のコールドブレスを水に濡れた女王蜂に放った。


「声/コールドブレスを習得」


すると頭から女王蜂が白くなって行く。

仕舞には羽も動かなくなり、ただただ猛スピードで突進して来る巨大な氷と化した。


「女王蜂が落ちて来るぞー!!気を付けろー!!」


と一応皆に注意をする。


「うそ!」


「マジかよ」


など蜂の魔物と各々戦っていた皆が驚いた声を上げ、迫って来る巨大な落下物から逃げる。

俺もウィンドで空に飛び上がり、凍った女王蜂を避ける。

ドゴォォォン!!!っと大きな衝突音と共に砂煙を上げ、ダンジョンの壁を揺らす。


「声/ウィンド+4【無】を習得しました」


「声/コールドブレス+2を習得しました」


ウィンドで砂煙を散らして女王蜂の様子を見る。

尻尾の先端がクネクネしているだけで他はほぼ固まっているみたいだ。

俺はボルトショックを動けない女王蜂に連発する。

10発程打っただろうか。

クネクネ動いていた尻尾も動かなくなった。


「声/ボルトショック+4【無】を習得しました。Lv.33になりました。シンプルスキル:生命+3になりました。シンプルスキル:知恵+4がファインスキル:天才になりました。シンプルスキル:集中+4になりました。シンプルスキル:幸運+3になりました。シンプルスキル:魔法+4がファインスキル:大魔法になりました」


やはり強い魔物相手だとレベルが上がるのが早いようだ。

これまでの経験上、魔物との戦闘において使った物は経験値が入りレベルが上がる。

逆に使わなかった物は上がらない。

今回は走ったり切りつけたりしなかった為怪力、駿足などは変動なしだ。

俺はこれまで無詠唱に拘っていた為魔法の種類は正直多いとは言えない。

何となく詠唱しての発動だと実戦的ではないような気がしていたからだ。

風系の魔法はウィンドとウィンドカッターがあれば良いと思っていたがコールド系の魔法も取得するのが良いのかも知れないと今回のバトルで学んだ。

また魔法書を見ながら練習しておこう思った。

正直持ってない魔法でも詠唱は覚えている魔法はある為、事実上持っていると思っても良いのだろうがステータスには表示されない。

一度使わないと表示されないようだ。

正直スキルや魔法に関してはまだまだわからない事がある。

今回内容を知りたいスキルがあれば声に質問したら答えてくれる事がわかった為、スキル解読は出来るようになるだろう。

そんな事をふと思いながら皆の方へ目を向けるとレイ&アレン組もシーナ&スーカ組もラスト2匹と言う所だった。

ただ視界に入った不穏な状況に俺は焦った。

クリンが倒れているのだ。


「クリン!!」


俺は遅いで倒れているクリンに向かった。

腕に射し傷があり、傷口が紫がかっている。

予想するに蜂に射されたのだろう。

砂漠には蠍の魔物もいる。

その為解毒薬は念の為に持っているのだ。

俺は持ち物から小瓶を取り出し、蓋を開け射された患部に一滴落とす。

すると先程まで顔色の悪かったクリンの表情が和らいでいく。

蜂の魔物がどの程度の毒を保有していたのかはわからないが蠍の毒に効いた解毒薬で効くのであれば、蠍の魔物と同じ位の毒なのだろう。

尻尾が蠍だしな。

この下級解毒薬で効くレベルで良かった。

レイ、シーナ、アレン、スーカも最後の一匹を倒すとこっちへ走って来た。


「クリン大丈夫か!?」


皆心配していたようだ。


「ああ。何とか解毒薬が効いたようだ」


そういうと皆ホッとした顔をした。

すぐにクリンも目を覚ました。

まだ動ける程ではないが意識ははっきりしているようだ。


蜂の巣は全て焼け落ち、辺りは木が焼けた様な匂いがしていた。

何とか今回は切り抜けられたがモンスターハウストラップだけは二度と引っかかってはいけないとな今後の教訓にする事にした。


その後俺達はウィンドで飛翔してモンスターハウスを抜け出した。

もう全て撃滅した為、モンスターハウスはただのだだっ広い空間となっていた。

俺達はいつもの挨拶を皆でした。

お互いの手の平と手の平をパンパンと2度叩き合い、腕相撲をするような形で手をグッと握り合い、お互いをお互い力強く寄せ合うと手を離し、腕と腕の側面を合わせる行為だ。

これは俺が皆に教えた。

そして皆その挨拶をお互いとすると今回の戦闘から生還を喜び、地べたに座り込んで食事と休憩をした。

この時まだダンジョンの中層に送られた事を俺達は知らなかった。

おさらいです。


LV.33 称号:盗賊団リーダー


シンプルスキル:生命+3


シンプルスキル:集中+4


シンプルスキル:精神+3


シンプルスキル:幸運+3


ファインスキル:旱魃耐性+4


ファインスキル:天才


ファインスキル:駿足+4


ファインスキル:大魔法


ファインスキル:猛毒耐性+3


クールスキル:熱無効(断熱性から進化)


クールスキル:怪力(剛腕から進化)


クールスキル:硬質+2


クールスキル:耐久力+3


クールスキル:度胸+3


ユニークスキル:知将


ユニークスキル:リーダー


ユニークスキル:魅了


スペシャルスキル:統率者


【魔法】


・ファイアー+3【無】


・ウィンド+4【無】


・コールドブレス+2


・ウォーター+3【無】


・サンド+2【無】


・トーチ+2【無】


・リーフ+2【無】


・サンダー+3【無】


・ダークネス+3【無】


・ファイアーブレス+3【無】


・ウィンドカッター+3【無】


・ウォーターウェイブ+2


・サンドウェイブ+2


・フラッシュ+2【無】


・ヴァインウィップ+2


・ボルトショック+4【無】


・ダークスクリーン+2【無】

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