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大食いと数字

今日も今日とて仕事を終わらせて自由にしているアフィ。

そんな中以前レーメルが言っていた事を思い出す。

それは乾麺や袋麺はなぜ奇数なのかという事。

メルクにそれを聞いてみる事に。


「ねえ、旦那様、一つ聞いていい?前に先生が言ってた事なんだけど」


「答えられない質問でないなら構いませんよ」


「あのさ、乾麺とか袋麺ってあるじゃん?あれなんで奇数なの?」


レーメルがアフィに散々愚痴っていた事。


自分はたくさん食べるから奇数だと余って困るという事だが。


「なぜ奇数なのか、ですか、なんとも答えにくい質問ですね」


「先生が自分は二つ茹でて食べるから奇数だと余るって愚痴られたんだよ」


「ふむ、ファミリーサイズ、という答えではダメですか?」


「でも一人暮らしでも食べるよね?それは答えにならないんじゃない?」


「なんと言うべきでしょうか、製品規格…ではないんですか?」


メルクの言う製品規格、それはその製品の定められた規格の事だ。

それが奇数に定められているのならそういうものなのだと。


だが値段は変わるが偶数で売られているものもある。


「標準は奇数って事なのかな?一応乾麺のスパゲッティなんかは600とかあるし」


「だと思います、僕は製品を開発した人ではないのでなんとも言えませんけど」


「でも大盛りで食べる先生は奇数だと一つ余るから困るって言ってたのさ」


「確かに分からなくはない話です、学生なんかも大盛りなら二つ食べたりするので」


「だよね、特に個包装のお菓子とかも奇数になってる事ってあるし」


レーメルが言っていたのはあくまでもたくさん食べる人の基準だとは分かっている。

だが奇数はそうでなくても余りが出る事は多い。


そういう事もあるので、やはり奇数は問題があるのでは?とアフィは思う。


「複数人で食べるものは奇数だとどうしても余りが出やすくなるのかな?」


「そうですね、例えばですが飲料をケースで買うとそれは偶数ですよ」


「そういえばそうだね、缶ジュースとかケースだと24本とかだ」


「袋麺もケースだと5袋を6つとかなので、数字上は偶数になるんですよ」


「だとしたらシングルで買うとなんで奇数なの?そっちの方が困らない?」


メルクが考えるに、ケースで買う事を想定しているのか、とも考える。

だがケースで買う事より一つだけ買う事の方が多いのではとアフィは考える。


やはりどこか変な感じはするらしい。


「袋麺はケースで買うと基本的に5×6なので偶数です、基準はそこでは?」


「だとしたら乾麺とかはどうするの?あれはまとめて茹でる事を想定してるとか?」


「家族で食べるなら500なんてすぐになくなりますね」


「つまり一人で二つ食べる事は想定されてないのか」


「でしょうね、なので想定外の食べ方をした結果ではないかと」


メルクが思うに元々一度に食べるのは一袋や一束で想定されている。

なので奇数でも問題なく消費出来る。


だがたくさん食べる人は二つ茹でたりする、それがレーメルの不満なのだろうと。


「なので想定外なのはレーメル殿のように二つ茹でたりする事ではないかと」


「納得した、家族とかで食べるならそんなの関係ないもんね」


「とはいえ家族の人数は家庭によって違います、奇数で余る事も当然あるでしょう」


「うん、それは分かる」


「だとしたら製品を変えるのではなく買い方を変えるしかないでしょうね」


つまり奇数を二つ買えば偶数になる。

5袋の袋麺は2つ買えば10になり偶数になる。


そうする方が面倒にならないだろうというのがメルクの答えだ。


「少し面倒だけど、結局はそうするしかないのかなぁ」


「レーメル殿の言いたい事は分かりますよ、ただ製品規格がそうならそうするしかないかと」


「でも5を2つ買うより6で売った方が安くなるんだろうなとは思うね」


「そこは難しい話だと思いますけどね」


「むぅ、数字の問題は難しいなぁ」


とはいえなんとなく納得はしたアフィ。

レーメルの不満も分かるし、開発側の考えも分かる。


結局大食いの人は奇数を二つ買うのが最善なのだと。


たくさん食べる人の悩みを少し分かった気がした。

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