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第3話  彼の一番は私!

「黎~!久しぶりに会えて嬉しい?」


「ーうん、…とっても嬉しいんだけども…」


周囲から突き刺さる主に男子の嫉妬・憎悪がなかったらなぁ……

感情で人が殺せるならもう、僕は死んでるな…


「ねぇ咲良?ちょっと近すぎない?」


「そんなことないよ!これぐらい夫婦なら当たり前の距離感だよ♪」


「いや夫婦じゃないよ!?」 


夫婦漫才を咲良と無意識に繰り広げていると…


「バキッ」

後ろで何か壊れる音がした…




・・・・

咲良の自己紹介の後は、本当に大変だった。


男子の中で怨嗟する悲しみ・恋バナに目がない女子・暗躍する新聞部の花園に取り囲まれてしまい小休憩のたびに質問攻めにあった。


担任止めないし!

担任止めないし!





しかも、咲良が強引に僕の隣の席をもぎ取ったあげく授業中ずっと席をひっつけて僕に寄り添ってきた。


さすがにうちのKUZU担任以外はきちんと注意喚起するかと思えば誰も注意せず、さも当然のように流していた。


キサマラ金か?金なのかぁぁぁぁぁァァアー!!






そんなこんなで午前中は嵐のように過ぎ去っていき、気がつくと時計の針は12時を超え昼食の時間になっていた。


いつもなら教室で皆と食べるのだけどさすがに今日はなぁ…


ちょうど藍が僕の弁当を作り忘れてたし今日は食堂でパンでも買おう!


僕は静かに立ち上がると食堂に向かおうとする。


【ガシッ】


手を掴まれた…逃げられない…


「黎~!お弁当をつくってきたの!一緒に食べよう!」


咲良に捕まってしまった…


咲良を見ると手にはお弁当箱が二つ握られていた。


咲良と話していると、教室の後ろの方から突然声をかけられた。


「黎くん!ここいい?」


東華が僕の左隣を指差し、お弁当を片手に座ろうと歩いてきた


すると


「お兄ちゃん!きたよ~!」

1年の教室から藍がやってきて東華がすわる前に僕の左隣に座った。


すると、急に始まるスタン○勝負!


「藍ちゃんそこどいてくれるかな?かな!」

SAMURAIを召喚!


「嫌ですよ~せ・ん・ぱ・い!」

般若召喚!



いつもならここで僕と翔陽が止めるんだけど…


てか、翔陽がいない!?逃げ出しやがったな!

後で覚えてろよ!


このままいつもの喧嘩が始まるかと思えば、咲良の行動により中断された。


「黎~あーん!」


咲良は卵焼きを箸でつかむと僕の口にひょいっとほおりこんだ。


「えへへ~!どう?おいしい?黎は甘めが好きだから甘く作ったけど…」


うん、確かに甘い。ダブルミーニングで


「ふっさすが咲良お姉ちゃん!どっかのパチモン幼なじみとは違うね!」


皮肉をこれ以上ないぐらい込めて藍は東華に鉄球を投げるが如く言葉をぶん投げる!


てゆうか


「藍は咲良がいることに全く驚いてないけど、藍は咲良が転校してくること知ってたのか!?」


「うん!もちろんだよ!定期的に連絡してたし!だから今日お弁当作らなかったし!」


「えっ!?ドユコト」

なんで藍がそんなこと知っているんだ?

僕が疑問に思っていると、藍はこの場でもっとも落としてはならない類いの爆弾を落とした。
















































「それと咲良お姉ちゃんは今日から家に泊まるよ!」



東華が発狂したのは想像に難くないだろう。


to be continued!

ジャンル別日刊ランキング2位になりました(≧∇≦)b

作者が今もっともおどろいておりまするw

この作品が気に入った方はブクマと評価をよろしくお願いします!

ついでに作者の別作品を見てくれたっていいんだからね!【調子のってすんまそんw】

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