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第21話 地獄ならこれから見る!




僕の周りではいつもの怒号が飛び交わず。ただ世界は静けさを纏っていた。


時刻は7時30分場所は教室。勿論教室には誰もいない。

朝練の生徒は軒並み外だ。


何故こんなに速く学校に来たのか。それには理由がある………考え事があったからだ。


そう、昨日の彼女のデート発言についてだ。

今になって思い出してみれば凄い事をさらっと言われた。

そのせいで頭がオーバーヒートしたため、一人で和やかに過ごしたかったのだ。


まぁ家にはきちんと書き置きはしたし、皆の弁当も作っといたから大丈夫だろう。


それにしても


「はぁ僕がデートか……」


今までの人生女子とデートしたことなんて一度もない。

それなのに最初のデートが天下の歌姫とか無理ゲー過ぎる!

school days で生存ルート探す並に辛いぞ……てかつい口に出たが誰にも聞かれてないよな……

まぁいないはずだが。



僕はうずめていた顔をゆっくりとあげると周囲をぐるりと見渡した。


すると、








「へぇ~香月くんにも遂に春が到来ですかw すっごい面白いこと聞いたなぁ………花園にでも教えるかw」


口に手を当ておもちゃでも見つけたように嘲笑う翔陽がいた。










…………おわった…………





てゆうかやばい……こいつはやばい!?

花園になんか伝えられたら嬉々として新聞を作るぞ………




そんなことになったら……


「何で私とは遊びに行かないのに他の女の子とは行くのよ!?」と咲良が面倒な絡み方をしてくる。絶対に!


そんな理不尽な暴力は御免被りたい!





ならばとれる選択は1つ。ここで奴を籠絡せねば!




「お前が望むのは何だ!?金か名誉か?欲しいものは何でもくれてやる!」


「えっと……香月……焦りすぎてキャラがぶれてんぞ。後、強いて言うなら欲しいのは娯楽だ!」



満面の笑みでサムズアップしやがった……だと!?

こいつ血も涙もないのか…何?お前の体は剣で出来てんの?



「そうかそうか君はそうゆう奴だったんだな!!!!」


「何で少年の日の思い出!?」


「お前にエーミールの何が分かるんだよぉー!!!!」


「いや、分からねぇよ…てゆうかさり気なく話をすり替えようとするな!」




あっさりと僕の目論見に気づきやがった!?

幼稚園からの腐れ縁な分こうゆう所で無駄に気付くなぁ……勘の良い餓鬼は嫌いだよ!


  


籠絡するのは無理か………仕方ない…この選択だけは選びたくなかったが……




僕はポケットからスマホを取り出し、つい最近報復のためにいれておいた写真を眼前の奴に見せつける。





その瞬間奴の顔色がはっきりと目に見えて変わった。















「貴様ぁぁぁぁぁぁあー!!!!それはぁぁぁ-!?」



だからこの手は使いたくなかったんだがな……


僕は対翔陽殲滅兵器【メンタル】の名を高らかに答える。
















「小学生の時、お前が劇で女装した写真だ。」


「ば………馬鹿な!?そいつはもう捨てたはず……まさか!?」


「それはお前の家の話だ……家には残っている!」


伊達に幼稚園から腐れ縁してるわけじゃない。

奴との写真は家に大量にある。



「クソガァァァァァァァァァァァアーーー!!!!」


静寂で包まれていた教室に哀しみの音が残響する。


  

「なぁ、おちつこうぜ!なぁ!俺達親友だろ!お互い黙ってようぜ、なぁ!」


さっきまでの余裕ある態度が嘘のように慌てふためいている。顔からは大量の汗が流れ足は小刻みに揺れている。



「確かに翔陽の案は素晴らしい……だが……もう手遅れだ。この件に関して貴様を信用することは出来ない!」




もし奴が裏切ったら僕は死んでしまう。ならばここは花園に対しこの写真を担保に黙ってもらう他ない。

花園のことだ、おそらくもう部室にいるだろう。

 





「死して屍拾うものなし。さらばだ……兄弟」




僕の台詞を聞き終わるや否やサッカー部の脚力を生かし僕の眼前まで肉薄する翔陽。

それを予知していた僕はクルリと回り翔陽の手をかわす。



「ばかな!?俺の攻撃をかわすだと!?」


「咲良のルパンダイブをいつもかわしている僕には止まって見えたぜ!!」



言い切るや否や教室の扉に向かって走りだした。

奴はかわされてバランスを崩している。今なら……いける!


「ウォォォォォー!!!!」


足だけじゃない体全体をバネのようにしならせるんだ!

疾く…速く…駆けろ!

扉まで後、数センチの所で……足を翔陽に掴まれた。



「行かせるかぁぁー!このままじゃドラえもんが安心して帰れないンダァァアー!」



こいつは化け物か!?まだ食らい付いて来るとは……



「HA☆NA☆SE!!!!」


お前は常時バーサーカーソウルか!?

ずっとモリンフェンでも引いてろ!!!!



「行かせるかぁぁー!」





お互いの執念がぶつかり合う。きっとこの場を収めることは誰にも出来やしないだろう。




「「ウォォォォォーーーーーーーーーー!!」」


お互いの叫び声が朝練の野球部を超えて校舎に響き渡る。


しかし、決着の時は訪れる……扉の取っ手に手を僕がかけた。


「貴様の女装写真は有効活用させてもらう。安らかに眠れ!」

「黙れデートの予定がある奴がぁ-!?」




勢いよく扉を開ける……勝利を確信した。


後は部室まで行くだけ……顔をあげた僕を待っていたのは平穏な生活























 


















  ではなく、

「とても面白いこと聞いちゃったぁ♡」

ネタを前に笑みを浮かべるゴーストだった。



to be continued!


香月「何でこんなことをしたんだ!」

サッシー「うわぁぁーこの小説を、この小説をーうわぁ~ん!」

香月「こいつ…反省してない!?」

サッシー「楽しかったです!」


そんなこんなでヤッハローサッシーです!

ユニークユーザーも12万PVは35万を超えました!

あざます!【直球】

とゆうわけで何かします!

とりあえずクイズ的なのします!【活動報告にあげる予定…予定だから!】

正解者には幼なじみが許嫁のSSでも書き下ろしで送ります!【別にブクマしてないからなぁとか気にしなくていいので気軽に参加してね!まだ未定だが!】

まぁこちらでも紹介する予定です!皆さん是非ご参加くださいね!【SSいらぬとかいわない!要らない人は他に案出してよ……いや、別に楽したいわけじゃないよ…うん】


ではではサッシーの作品が気になった方はブクマと評価をお願いします!





追伸 20数話しかないこの作品にレビューが3つも貰えております!本当にありがとうございます!更新遅くてすまぬ!

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