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第19話  歌姫の祈り

咲良「なぜだかヒロインの座を脅かされてる気が……」


東華「最初からそんな座は咲良にはないかな?かな!」

  

氷香「女子会ッ女子会!ヽ(´▽`*)ゝあ~ぃ!」

早々と捕まった僕は天下の歌姫様に先導されカラオケまで来た。


なぜカラオケなのか聞くと「私の歌声を聴いて私のことを好きになって貰うためです!」と彼女は僕に抱きついてそうこたえた。


周りからの目線が集まって恥ずかしいのでお願いだからやめてくださいいや、マジでー!





店内に入りソファに座ってから、僕は今の状況を冷静に分析し始めた。



(部屋には僕と彼女のみ…そして彼女は天下の歌姫様……うん!ヤッバァイ!?)



彼女から漂う甘い香りが僕の鼻孔をくすぐる。

また、彼女の所作の一つ一つが可愛らしくつい目で追ってしまう。


それに前の彼女の発言から彼女は多分僕のことを………意識し始めた瞬間急に緊張してきた。



日頃僕はリア充だとかリアルリトさんだとか言われてるが事実無根だ。

僕に彼女がいたことはなく、彼女いない歴=年齢とゆう悲しいレッテルを世間から貼られる非リアだ。


まぁ翔陽は今は違うにしても過去リア充だった勝ち組だ。




はぁリア充滅べ慈悲はない!





それに僕はハーレム野郎といわれるが、誰ともそんな関係になったことないし!



僕の周りには確かに美少女が多いが藍は妹だし東華は友達で咲良は…手のかかる子供?のような感じだ。異性として意識したことはない。

まぁ藍は妹だし当然だが。



それに咲良なんかいつもいつも


僕が咲良への怒りをふつふつと煮えたぎらせていると、




「香月さん~今は私と二人きりの時間ですよ!他の女の子のことを考えるのはメッですよ!」


目の前に拗ねている歌姫がいた。

口を尖らせ、頬を膨らませるのは反則だと思います!



てか、女子のその勘の良さは一体何なの?

この前藍にも似たようなこと言われたんだけど……

皆さん常にもってるんですか?







そういえば今ふと気になったが…



「どうやって僕を見つけたの?」


電話していた相手がすぐ傍にいたとか割とホラーすぎる。

メリーさんを思い出しちゃったよ。


「偶々ですよ?」


「えっ…really?」


「何で英語か分かりませんがそうですよ?」


そんな奇跡あるぅぅー!?

じゃああの時あの場所を通ってなければ…これほとんど会長のせいだな、うん!




「そんなことより、そろそろ本題に入りましょうよ!」


えっそれ貴方が言っちゃいます?

いや、もういいけど…ぐすんっ





「で、要求は何でしょうか?」

艱難辛苦をオールウェイズ経験している僕に恐いものなどない!

来るなら何でも来いやぁぁー!!!!
















「私と契約してマネージャー(仮)&テレビ出演してください!」


なぜだか白い悪魔を思い出す台詞だ。

てか、日本語で話されたのに言ってる意味が全然理解できないぞー!


「とりあえず日本語で話してもらえます?」



「日本語ですよ!?詳しい内容は事務所NGで話づらいのですが…」


事務所NGなら一般人巻き込まないで!

いや、本当に!


「私のマネージャーが事故で入院しちゃって代役が必要で…」


「大手企業だよね?売れっ子の歌手だよね?他の人に頼もうよ…てか、事務所が人まわすでしょ!?」


こう言ったら悪い風に聞こえるが、かわりなら他にもいるだろうに……



「私は恥ずかしがり屋のコミュ障ですよ!知らない人と仕事するのはつらいです!」



この子仕事なめてるの?

ブラック企業の社畜に謝れ!


とゆうか


「コミュ障は初めて会う人をランチになんか誘わないし誘えないから!」


ソースは僕、絶対に無理だ!




「てか、知り合いでいいなら学校の友達は?」

当然の帰結だ。

わざわざ僕に頼む必要はない!



「香月さん…想像してください。つい最近までただの一般人だった少女が実は歌手だった。周りの反応はどうなると思いますか?」


「まぁ普通に考えたら大騒ぎにはなるだろうね、特に男子。」


うちのクラスの馬鹿共は狂喜乱舞だろうなぁ…主に担任。




「で、香月さん…私は誰に頼ればいいですか?」


「家族とか?」

学校の友達を使えないならもう家族以外選択肢はないんじゃ…



「香月さんです!お願いしますよ~!こうなったのも香月さんのせいですよ、多分きっとおそらく。ですので責任とってください。」



「どうしようかな~こんなの貴重な体験だしここは勇気を出して断ろうかな!」


もう嫌だ!僕はフラグは回収しない主義なんだ…



「それに好き好んでわざわざそんな面倒事に首突っ込む馬鹿がいると?」



「不良に絡まれてる女子を助けに行く格好いいお馬鹿さんなら私の目の前にいますよ!」














……そんな人もいるよね……




「もう分かりましたよ……詳しい話は土曜日にしましょう!」


「全然分かってないよね!?しまいには怒るぞ!」


「まぁまぁ香月さん短気は損気ですよ!」


口元を手で隠しながらニヨニヨ笑うこの姿とてつもなく見覚えがある……咲良だな、うん!家に帰ったから八つ当たりをしよう!



「それにもう時間も遅いですし、ご家族も心配するでしょ?」


彼女にそう言われ時計を見ると時刻はすでに7時30分を超えていた。

確かにこれ以上遅れると藍に心配かけるか……



「なのでとりあえず今日はもうもう終わりにして続きは土曜日です!合法的にデートの約束を組ませるなんてさすが私!」


腰に手を当てえっへんとドヤ顔を披露している。

いや、行かないからね。

 

「それに香月さん優しいですから女性を放置なんてしませんよ!約束破ったらマスコミに色々垂れ流すだけです!」


すごい笑顔でえげつないこと言わなかったかこの子……てか、逃げるのは選択肢にないんですね。そんな気はしたよ…ぐすんっ



「帰る前に今日の最後の目的を果たさないと!」


「最後の目的?」

まだあるのか僕を苦しめるネタは…




「私言いましたよ!」































「私の歌声を聴いてもっと私を好きになってもらうって!」


マイクを持ち歌う彼女はただただ本当に美しかった。


to be continued!


遅れてすまぬまぁ理由は活動報告見たら分かるさ【遠い目】


まぁかけたからいい!


サッシーの話が気になった方はブクマと評価をお願いします!

サッシーのやる気が上がって更新速度が上がります!【おそらく!】




追伸 この話のこんな場面が見たいなどご要望があればメッセージや感想でドシドシおくってね!

君の話が形になるかも!

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