第2話 恋の修羅場
咲良?咲良って言ったのか?
とゆうか許嫁って?
次々に浮かぶ疑問を咲良に投げかけようとするが、口を開こうとしたら既に咲良によってふさがれてしまっていた。
「ん~ん-!?」
このままじゃやばい。主に理性が
直ぐさま目線を担任に向ける!
常にリア充滅べスタンスの先生なら助けてくれるはず……
届けこの思い!
こちらの視線に気づいたのか目線をこちらに向けてくれた。
よしいける!
次の瞬間、担任は無言で微笑み、サムズアップした!
「「「こいつ買収されてやがる!?」」」
クラス一同がそう思った時助け船?が送られてきた。
「黎くんから離れて……それに学校で何してるのかな、かな?先生も何か言わないのかな~!」
あれ、東華さん目から知性の光が消えてるのですが……
あと後ろに刀を持った武士みたいな人が見えるのですが…
篠崎の問いに対し、担任は少し大袈裟に劇のように語り出した。
「篠崎、彼らは今青春を謳歌しているんだ。それなのに先生が止めるというのはあまりにも無粋じゃないか?【あぁ?】うん!篠崎が言ってることも正しいな、うん!とりあえず自己紹介してもらおう!」
「「「こいつ、くずだ!」」」
その時、皆同じことを考えたそうだ。
「雪野様!お願いします!自己紹介を~まだ死にたくない!」
うわっ遂に生徒を様付けし始めた。
クラスメイトが担任にジト目を向ける中、咲良は、僕の前からクルリと身を翻した後、教壇にたったのち可愛らしくカーテシーを決め自己紹介を始めた。
「私の名前は雪野・アレクサンドラ・咲良といいます。多分みなさんが思い浮かべるあのアレクサンドラの家の子供です。小学生まで日本で暮らしてたので日本語はバッチリです!皆さん気軽に雪野って呼んでください!」
咲良の自己紹介が終わったあと、お決まりの質問の時間になった…
まぁ聞く内容はどうせ皆同じなんだろうけど…
皆が質問したいがどうしよう?と悩む中先陣をきったのはやっぱりあの娘だった。
「は~い!私、花園優花っていいます!ズバリ聞きたいのはねぇ~黎くんとの関係性!」
新聞部の花園優花だ。
この質問を繰り出した途端に教室は静寂に包まれた。
主に東華のオーラによって…
東華ってスタン○とか覇王○の覇気がつかえるのかなぁ?
咲良は僕との関係性を明瞭な声ではっきりと答えた。
「私と黎は将来を誓いあった関係です!」
「「「「きゃあー!!」」」」
「「「「滅べリア充ぅぅゥゥゥウ-!!」」」」
女子と男子の叫び声が同時に起こった。
叫び声って状況と人によってこんなに違う意味を持つんだ……
「ベキッ」
後ろでメカニカルペンソーが真ん中でへし折られるという生涯聞かないような音がしたことをクラスの誰も聞き取れなかった。
to be continued!
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