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17話  計画通りだよ!

「皆…ぐすんっ…いじめてくるぅ~」

お気に入りのくまさんを抱きしめ体育座りをして教室の隅で泣き続ける氷の女王(謎)



それを狼狽えながらも必死に慰める二人の乙女。

そして彼女達に降りかかるとある疑問。

つまり
















「黎~?」

「黎くん?」


(このぬいぐるみを抱きしめている少女は誰ですか!?)


(氷の女王 井伊崎氷河先輩のはずないよね?よね!)




彼女のギャップ!!!!





とゆうか、そのイメージと違いすぎる!?って目をやめて欲しい。

僕だって被害者だ!

僕だってそんな幼児退行した先輩なんて知らないっ!てとあるイラストレーターみたいに可愛らしく言いたいよ。






「あの、先輩……元気出してください!」




「え~っと……先輩って友達と遊びに行きたいんですよね?よね!」



状況を打開するためにいつもなぜかいがみ合うふたりは共闘していた。


いつもは親の敵のように互いに向けあう目は歴戦の友に向ける目へと変わっていた。





えっと……う~ん…よし!

次から困ったとき会長呼ぼう!



僕がそんなキャットファイト対抗策を考えている時も話は次々進んでいく。



「うん、友達と遊びに行きたい!けど……遊びに行く人が…」





「一人はつらいですよね……独りのつらさは分かりますし……」


東華は大切な思い出を大事に包み込むように胸に手を当てている。




「いつもいて当然だと思ってるものは、手から離れていった時どれほど自分の中で大切だったのか思い知らされますしね!……」



咲良さん…そのハイライトのない目を僕に向けないでくれません?

こわいから、いやまじで!?



「私まず失うものすらない気が………」


くまさんをぎゅっと握りしめながら首をこてんっと傾けそうこたえる。

はい可愛い!



「いないなら作れば良いよね?よね!」

「友達になりましょう先輩!私達と」




「いいの…こんな私で…」


くまさんから顔を少し出すのは反則だと思う。

後、今更だけどくまさん用のカバンをもってきてるんですね会長……



「いいんですよ!」

「いや、先輩じゃなきゃ駄目なんです!」


ここぞとばかり叩き込んでいく2人。

なぜだろうか…顔は笑ってるのになぜか不気味な怖さが……会長は気づいてないけど。




「2人ともありがとうぅゥうー!!」




おいそこ先輩に見えないようにこちらにサムズアップするな。

そして咲良さんなんて顔をしてるんですか?

口パクで計画通りって言うのやめてぇー!




「先輩そこで提案何ですが!まず最初はランクを下げて女子会をしませんか?メンバーは私達と黎の妹の藍ちゃんとで!」

 

「えっ…咲良計画とすこしちが…『あわせて!』」


「そうかな?かな!うん、それがいいと思います!」



おい、今そこなんて言ったの!?

計画?……聞かなかったことにしよう!




「うん!女子会楽しそう!順を追っていくのもボッチ歴が長い私には確かに必要かも!」



純粋無垢な会長は可愛いなぁ…

てゆうか女子会って言ったか? 

いやそれよりも…






「丸く収まった所で聞きたいんですけど……先輩…他の生徒会役員はどうしたんですか?」


今更だけど今日僕は遊び目的できたわけではない。

咲良や東華と違って仕事をしにきたんだ。【あれ、会長は遊び目的……いや違うよな!】

確か今日は各部活動についての話し合いだったはず…



「香月くん~勘の良いガキは嫌いだよ!『先輩~』」


「今日はこなくて良いと他の役員には連絡しました……仕事はだいたいは副会長と一緒におわらせました…」




(うわぁ…副会長また、巻き込まれて…)




うちの副会長は一言で表すと神だ。

なんて言ったってこの会長の右腕を勤めあげるほどなのだから。




「それよりも女子会楽しみだぁ~!」














仕事モードのだから!!!!

それに多分会長の性格も把握してるんだよなー。

去り際に会長をよろしくね!っていつも伝えてくるし。

てか、そこまで察しているなら助けてくれたって良いんじゃ!?





「つまり今日は仕事がない?」


「ヤー!」


「遊び目的で呼び出された!」


「ダー!」


「女子会になった今僕がいる意味ないんじゃ………」

     

「えっと…あの…その…はいっ…」

会長は顔をくまさんで隠しながら、上目遣いでそうこたえた。




つまり今日は仕事がない。

集まる意味は遊びの計画…


本当に遊びにいくの楽しみにしてたんだなぁ……


てゆうか先に仕事終わらしてたってことは結局あの時断っても意味なかったのでは!?…はぁ




「はいはいとゆうことで!これからは乙女の花園のお時間だよ!」


「黎くん、また明日!」


 

 

次の瞬間僕は生徒会室から出され、中から遊びに行く予定を決める楽しそうな会長達の声が聞こえてきた。






「まぁ…結果オーライかな…」

有無を言わさず呼び出されそして追い出されたけど会長達が仲良くなれたのならよかった。




会長の楽しそうな声が日だまりのように僕の心を優しくあたためた。













・・・・






僕が生徒会室を出て家路へと向かう最中、不意にスマホがなった。




(藍が心配して電話したのかな?)

鳴り続けたまま放置するのはあれなのですぐに電話にでることにした。

すると、電話口から




 













『香月さん……責任とってください!』


歌姫の声がした。


to be continued!

本日4月23日、自転車で思いっ切りこけて足からだいぶ血が出たサッシーです!

割とやばたんw



まぁそんなことは置いといて…更新遅れましたぁぁ-!

いや、あのねリアルがね…後、体調が…えっ聞いてない?

すんません(-ω-;)


次は急ぎたい【身体ぼろぼろでやばいw】



それでは次は歌姫のオンステージ!

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