第16話 二人の乙女
体調が……つ…らい(-ω-;)
私は今とても人生が晴れやかです!
なぜなら友達と遊びに行く予定を話し合いにいくのだから。
(ちょっと先生に呼ばれて遅れちゃったなぁ)
嬉しい気持ちを抑えられずお気に入りのくまさんキーホルダーを握りしめながらスキップして生徒会室まで向かっていく。
すると、数分すれば生徒会室につくことが出来た。
(あれ、ちょっと開いてる…)
生徒会室のドアは開いているようだ。
(他の生徒会役員には今日は集まらなくてもいいと連絡したし……いるのは香月くんだけだよね!勢いよく扉を開けてびっくりさせてやろ!)
そして私は扉に手をかけそのまま横にスライドさせて、中にいるであろう香月くんに向かって話しかけた。
「香月くん~旅行についてなんだけど!」
「いらっしゃいませ~」「1名様ご案内かな?かな!」
ピシャリッ
ナンカイタ。
えっと二年の咲良さんと東華さんだよね……顔が笑ってるのになぜか怖かったけど……
えっ…でもここ生徒会室だよね。
うん、間違いない!
いるはずないよね……うん!
ガラガラ……
「失礼します……」
「はぁ~い」「こんにちはぁ~」
暗闇の中怪しげに輝る4つの瞳、三日月のように開かれた笑み……
夏の恐怖特番を見たら一人で寝れなくなる彼女にとって、身の危険を感じ走り去るには充分な理由だった。
「ごめんなさい間違えましたぁ!?ぁぁぁぁぁぁァァアー」
(すぐさま回れ右し、生徒会室から離れなきゃ……)
彼女がそう感じ走り去ろうとした刹那、二人の乙女に蛇のように巻き付かれて室内へと連れ込まれた。
・・・・
「あの~…先輩…大丈夫ですか?」
絶賛閉じ込められてる香月です!
あの尋問の後、生徒会室で先輩を待つと二人にいったらこうなりました。
どうなったかって?
みれば分かるよ!
「ぐすんっ……恐かったよ……」
お化け屋敷を体験した少女のように泣きじゃくる氷の女王(仮)
「悪気はなかったんです…ごめんなさい!」
「泣き止んでください~謝りますから…」
そんな氷の女王(笑)を必死に慰める二人の乙女という謎の図。
はぁ…なぜこうなった
to be continued!
もうすぐしたら井伊崎氷河編は終わるよー!
まぁ会長はぬいぐるみ片手に登場するがな!
皆は体調をきおつけようね!
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