19話 捜索します!
その後は盗賊に襲われるなんていうテンプレもなく無事に剣舞都市ホワに到着。
剣舞都市ホワに入ると、剣を高々に掲げ、お互いの剣をクロスさせる3人の剣士の石像が目に入った。
「ルナ、あの石像の3人誰か知ってるか?」
「ここに来たのは初めてだから・・・」
ルナも知らないみたいだ。
せっせと荷台から荷物を降ろしている馬車のおじさんに聞いてみる。
「あの石像って何なんだ?」
「あぁ、あれはこの都市を何もない荒地から一から作り上げた3人の石像ですよ。何でも名の知れた冒険者パーティーだったようです」
「なるへそ、この都市の生みの親か」
馬車のおじさんとはここで別れ、剣術を教えてくれるところを聞きにギルドにでも行こうとしたとき。
「あ!」
「・・・?」
「≪鎌鼬≫とやらを見つけて剣術を教えてもらえばいいんじゃないか?聞いたところ化け物レベルの剣士らしいし」
「ん。いいと思う・・・」
「うし!そうと決まれば情報集めだ」
市民に≪鎌鼬≫の情報を聞き込みしたところ以下の情報を手に入れた。
・黒髪の長髪であること
・剣系の武器なら何でも使用可能
・性別、年齢共に不明
・身長150~180
ということだ。
ん・・・?
ん・・・?
ほとんどわかんねぇ!
黒髪の長髪ってぐらいしか役に立つ情報ねぇよ・・・
しかし剣系の武器なら何でも使用可能ってのはいいな。
色んな武器種を教えてもらえる。
人を探すスキルがあったはずだ。
使ってみるか。
「《捜索》」
するとホログラムみたいのが現れた。
こんなん。
名前 「未入力」
年齢 「未入力」~「未入力」
性別 「未入力」
特徴 「未入力」
称号 「未入力」
範囲 「未入力」
んーとりあえずわかってる情報を入れてみるか。
黒髪長髪を特徴に入れてみる。
範囲で剣舞都市ホワと。
該当人物 842人
やっぱりこれだけじゃ絞り込めないか。
すぐ特定できるものとしたら称号なんかか・・・
「ルナ、どんな称号持ってると思う?」
「【俊敏】とか?」
称号欄に入れてみるがまだ400人ほど。
てかこの都市どんだけ俊敏の奴いるんだよ。
こう、もっと絞り込める奴ないかな。
思いつく限りの称号を100個以上入れたが全滅!
「いっそのこと≪鎌鼬≫で入れてみるか」
半分冗談で入力してみる。
どうせ該当人物0人だろ。
該当人物 1人
ミル 【詳細】
マジかよ。
見つかっちゃうのかよ!
俺たちの小一時間程無駄になったぜ・・・
それはさておき。
「ルナ、見つかった。行くぞ」
「ん、了解」
≪鎌鼬≫・・・
いや、ミル!待ってろよ!




