16話 現代社会に勝るとも劣らない!そこに痺れる!憧(ry
魔法開発の翌日。
俺たちは待ち合わせ場所に指定された冒険者ギルドに向かっていた。
「いやぁ、皇帝に謁見って言ってもなぁ・・・実感わかないよなぁ」
「私は何回か国のトップに謁見してるから大丈夫・・・」
「そういえばルナは色んなダンジョン制覇してるんだっけか。そういうこともあるか」
というか、目上の人どころか国のトップだからなちゃんとした言葉遣いをしないと。
鄭重語何て使うの何年ぶりだ?
「俺、敬語苦手なんだよなぁ・・・」
「今の皇帝は賢帝って話題だからよっぽど酷いことをしない限りきっと大丈夫・・・」
何て話をしながら歩いていると冒険者ギルドが見えてきた。
ガウェインも待ってるな。
「よぉ!坊主!ちゃんと約束通りに来たんだな」
「当たり前だろ。流石に謁見をバックレる度胸は持ち合わせてないな」
「まぁいい。この馬車に乗って宮殿に行くぞ」
ガウェインの後ろにやけに豪華な馬車があると思ったら宮殿の使いだったのか。
宝石が散りばめられている。
俺たちが馬車に乗り込むと馬車は早速、走り出した。
この馬車・・・
全然揺れがないな。
結構な速度で走っているはずだが。
気になったのでガウェインに聞いてみる。
「なぁ、この馬車全然揺れないけどどういう仕組みなんだ?」
「何かの鉱石を使ってるって聞いたことがあるが詳しくは知らんな」
「そうか・・・」
鑑定してみたところ、イツ鉱石という振動を抑える効果のある鉱石をいたるところに嵌めこんでるみたいだ。
耐震のために城なんかを建てるときに使われるそうな。
色んなものがあるなぁ。
その後もルナと他愛ない話なんかをしていると・・・
「おい、坊主もうすぐで付くぞ。準備しておけ」
「りょーかい」
おぉ、やっぱ近くで見ると大きいなぁ。
帝都の入り口からも見えるんだから当然か。
俺が城をずっと見ていたからなのかルナは俺の考えてることを察したのか
「ん、オグール帝国の城は防衛力、規模ともに大陸でトップクラス・・・」
「ほーん」
ドイツのノイシュバンシュタイン城みたいな感じだ。
ノイシュバンシュタイン城って言いにくくね?
溢れ出すアインシュタイン感。
閑話休題
城門の前に来ると見張りの兵士が馬車の前に立った。
「ガウェイン様、カエラ様、ルナ様、お話は聞いております。お入りください」
どうやら俺たちのことは知らされているらしい。
面倒な手続きがなくてよかった。
ところ変わって宮殿の中の部屋。
俺たちは皇帝の謁見時間までこの部屋で待機していろとのことだ。
宮殿の、それも客の待機室ということもあって家具も一級品ばかりだ。
ソファーなんかふっかふっかである。
ギルド長室のソファーもふかふかだったがここの物はそれ以上だ。
謁見のために着替えたタキシードも肌触りがよく良品だということがわかる。
それから10分ほど待つと。
「皆様、謁見のお時間でございます。では謁見の間に向かいます」
いかにもセバスチャンといった感じの初老の小父さんが言った。
名前を聞いたところセムスリャンというらしい。
惜しい!2文字違い。
それはさておき、帝国を統べ、賢帝として話題の皇帝。
いったいどんな人物なのだろうか




