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12話 みんな大好きあの料理!その名も〇〇〇!

何の料理なんでしょうかねぇ。

冒険者ギルドを出た俺たちは今日のことと明日の行動について話し合っていた。


「ルナ、今日は宿をとってもう寝よう」

「ん、流石に色々あって疲れた・・・」

「分かる、分かりすぎる」


ダンジョン制覇とか冒険者ランク飛躍しすぎ事件とか・・・




俺たちは近場の宿に入った。

こじんまりとした良い宿である。


店主に話しかける。


「1部屋空いてるか?」


1部屋ってのはルナが1部屋でいいって言ったんだよ?

俺は別々の部屋にしようって言ったんだよ?

本当だよ?


「1部屋ですか、・・・、空いてますね、食事はどうします?泊まるだけなら銀貨9枚、今日の夜、明日の朝の食事をつけるなら大銀貨1枚です」

「食事は大丈夫だ」


このこともルナと相談済み、俺のスキルで作ることになった。


「そうですか、では銀貨9枚になります」


俺が銀貨9枚を出すと店主は鍵を渡してきた。


「お部屋は203になります、階段上がって三番目の部屋になります」

「あぁ、分かった」




部屋の扉を開けるとベッド、机、イス等最低限の物が揃っていた。

風呂もついているようだ。

風呂付きで銀貨9枚はかなりリーズナブルな価格なんじゃないだろうか。



「ルナ、先にシャワー浴びてこい」

「ん・・・」


そういうとルナは脱衣所の扉を開いた。



1時間ほど経つとルナは風呂から出てきた。

なんというかいつもとは違った魅力がある。

ほら、あれだ、修学旅行とかの風呂上りの女子はいつもより可愛く見えるとかそんな感じのあれ。


「カエラ?何ぼーっとしてるの・・・?」

「っは!?悪い悪い、すぐ入って飯作るよ」


ルナの可愛さに浸ってしまっていた。

危ない危ない。




ところ変わって宿の厨房。

料理を作るため店主にお願いして貸してもらったのだ。


「カエラの料理・・・楽しみ」

「そうかそうか、今回作るのは・・・唐揚げだ!」

「からあげ?聞いたことのない料理・・・」


あっそっか、唐揚げってこっちないのか。


「俺の故郷の料理でな、簡単なのにめっちゃうまいんだぞ」


俺も前世では大好物だった。


「ん、楽しみ」

「ではでは作り始めよう」


因みに食材はちゃんと買ったからな。



まずルナと二人係で鶏肉を一口大に切り分ける。

ニンニクと生姜のすりおろしと酒、醤油と一緒に漬け込みます。

本来なら1時間ほど寝かせないといけないんだがこの世界には前世にはないものがある。

それは・・・魔法!


時空魔法で1時間肉の時間を進める。


それでこの肉を小麦粉と片栗粉を2:1の量で混ぜた特製粉によーく馴染ませる。

鍋には鶏肉がつかる程度の油を注ぎ火を点ける。

そしていよいよ鶏肉を投入、片面1分半~2分間揚げる。

両面上げたら、最後に強火で30秒返しながら上げたら・・・


「完成!!」

「ん、おいしそう」

「おいしそうじゃなくて、おいしいんだ」


いざ実食!!


「「いただきます!」」


サクッ・・・

ん・・・!これは・・・!


「うまい!!」

「ん、おいしい・・・」


中から肉汁が溢れ出す!

衣もサクサクしててうまい!


そんなこんなで唐揚げはものすごいスピードで減っていった。



「はぁ・・・食った食った、それにしてもルナ、お前見かけによらずめっちゃ食うんだな」

「食事・・・大事、エネルギーになる」

「それもそうだな、さて飯も食い終わったし寝るか!」

「ん、そうしよ」

「・・・あ」

「・・・?」

「ベッドが一つしかない・・・俺は床で寝るからルナはベッドで寝てくれ」


俺がそう言うとルナは頭の上に?を浮かべこう言った。


「何で?一緒に寝ればいい・・・」

「え?それは男女の云々とかでだな・・・」

「カエラは私と一緒に寝るの嫌・・・?」


ルナがうるうるとした目でこちらを見つめてくる。

そんな顔されたら・・・断れないじゃない。

宿の部屋を2部屋にしようといった時もこの顔をされて敗北。


「仕方ない・・・一緒に寝よう」

「ん、それでいい」





結局この日はまともに眠れなかった。

はい、唐揚げが食べたくなったので唐揚げにしました。

あと料理の手順も簡単だからね!

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