9話 中二病の女神と固有魔法
扉に入ると、そこは真っ白な部屋だった。
ルナもどこかに居なくなっている。
ん・・・?
ここ見覚えあんな・・・
そこまで考えたとき・・・
「ミエラ・カエラさん」
「ん?うぉ!人いたのか!人、・・・人?」
どちらかというと天使・神に近い美女だ。
「まぁ///美女だなんて!」
「心を読まれてる・・・だと?」
「私、神ですので」
「あっ、やっぱり神なんだ」
「私、生命神プロートと申します」
「ほー、道理でここ前世から転生するときに来た神の間にそっくりなわけだ」
「はい、そうですね」
「ルナはどこにいるんだ?」
「ルナさんは扉に入ったところで止まっています」
「止まってる?」
「はい、神の世界と下界は時間軸が違うので、それに近い状態にあります」
「なるほどそれなら大丈夫だな、それで、俺をここに呼んだにはなんでなんだ?」
「世界樹の実ことなどでについてお話したいことがありまして」
「あぁ、あの果実のことでか」
「カエラさん貴方は世界樹の実を食べたため下界において最強といっても過言ではありません」
「分かってる」
「しかしあそこは我々神々がとても大事にしている世界です、貴方が手に入れたその力は悪用されればあっという間に下界は滅びてしまうそれだけはあってはならない、絶対に」
「いやいや滅ぼさねぇよ流石に・・・」
「よかった、その言葉を聞いて安心しました、その言葉を信じます」
「うんうん、あれ?用事ってそれだけ?」
「まぁそうですね・・・まあ『断る!俺は世界を滅ぼす!』何て言ってたら神軍であなたを消してましたが・・・大丈夫そうですね、貴方がいい人で良かった、私の加護をあげますね」
そういってプロートは手を前で合わせて「神の加護を汝に・・・」とか中二病みたいなこと言っていたがステータスを確認すると、加護がついてたんであの言葉が大事なんだろう。
え?大事だよね?神様が中二病とかシャレにならんよ?
「え・・・あ・・・大事ですよ!!」
「あっ(察し)」
「あっ、って何ですか!信じてないでしょ!中二病じゃありませんよぉぉ」
「イヤイヤシンジテルヨ、てか神様のイメージ崩れるから泣きつくのやめてぇ・・・」
「コホンッ!と、とにかく信じてますからね!」
「分かった、じゃ!またどこかで」
「はい、またどこかで!」
そう彼女が言うと、俺の視界は白一色に染まった。
おっ、戻ってきた。
「カエラ、これに手を触れると固有魔法と、制覇の証が手に入る・・・」
「ん?この白い台か?じゃあまず俺から」
そうして手を置くと・・・
”固有魔法を手に入れました!”
「お!手に入れたみたいだぞ」
ステータスをを確認すると《破魔法》ってのを手に入れたみたいだ。
「《破魔法》ってのを手に入れたぞ、次はルナだ、《再生》出るといいな」
「・・・」
「・・・」
「ダメだった・・・《星魔法》を手に入れた・・・」
「まぁ、他にもダンジョンはあるし・・・な?大丈夫だ」
「うん・・・」
「ちょっと《破魔法》っての試してみるわ」
手に入れた魔法は使い方がなんとなくわかる。
壁に試しに撃ってみよう。
「《壊》」
手から衝撃波のようなものが出て壁に当たった。
すると・・・
当たった部分が消えた。
溶けたのではなく、消えた。
「うわぁ・・・怖えぇ」
見るとルナも顔を青くしている。
「《破魔法》怖い・・・カエラ、さらに化け物」
「《星魔法》ってのも試さないのか?」
「《星魔法》は文献が残ってるから大体わかる・・・」
「ん?固有魔法なのに文献が残ってるのか?」
「うん、固有魔法の所持者が死んだら同じ魔法が再び手に入れられるようになる・・・」
「なるほど、それで文献によるとどんな魔法なんだ?」
「魔力を使って天変地異を起こす・・・」
「ルナも化け物じゃねぇか・・・ルナのステータス気になってきたんだが・・・鑑定してもいいか?」
「ん・・・いいよ」
「《鑑定》」
果たしてルナのステータスとは・・・?
きっとバグステータスなんだろうなぁ。




