8話 緋色を纏う守護者
今回はルナ視点です!
Feat.ルナ
女魔術師が手を上げると、背後に無数の炎槍が現れた。
この量の《魔法槍》を無詠唱で出現させるとは並の実力じゃない・・・
でも・・・
「それぐらいなら私もできる・・・」
私はに、女魔術師と同量の氷槍を出現させる。
そして炎槍と氷槍はほぼ同時に浮き上がり、美しい曲線を描きながらお互いに向かって飛翔する。
そして、衝突。
お互いがそれぞれを迎撃。
即座に私は、雷撃を女魔術師に撃ち込む。
しかし女魔術師は10枚の氷壁を出現させる。
電撃は8枚ほどの氷壁を砕き割ると9枚目の氷壁に罅を付けて消滅。
「前にだけ気を取られてたら・・・ダメ・・・」
先に後ろに回していた雷を纏う三本の炎槍。
指を僅かに曲げると、それに連動した様に炎槍は途轍もない速度で女魔術師に向かって行く。
女魔術師もこれは防げずに、炎槍は女魔術師に衝突。
小爆発が起こり、煙が辺りに広がる。
煙が開けた先にいた女魔術師は身体のいたるところに火傷がある。
でもここで攻撃の手を緩めちゃダメ。
「《焔氷華》」
そう唱えた途端、私を中心に辺りが凍てつき女魔術師に向かって氷の棘ができていく。
そうして氷の棘が刺さると女魔術師のローブに血が滲む。
この魔法は氷であるのにも関わらず氷の棘が身体に刺さるとまるで体の中から焼かれているような痛みが襲う、凶悪な魔法・・・
「もう終わり・・・?じゃ、次で決・・」
決める、と言おうとした瞬間、女魔術師の身体から緋色のオーラが吹き出した。
緋色のオーラで溶けたかのように周りの氷が消えていく。
「これは・・・《限界突破》・・・」
刹那、様々な属性の《魔法槍》がこちらに迫っていた。
「《重力鎧》」
咄嗟に《重力魔法》で最高防御力を誇る《重力鎧》で身を守る。
「少し、髪・・・焦げた」
しかし、魔法の威力といい速度といい、精度といい先ほどと別物といってもいいほどになってる・・・
短時間で決めた方が良い。
「《炎水龍》《風土龍》《聖邪龍》《光闇龍》《時無龍》」
そう言うと、私の周りに5体の龍が現れた。
「行け!」
私が命令すると5体の龍は女魔術師に向かって突撃をしだした。
女魔術師も身を守ろうと何十重にも防御魔法を掛けている。
「無駄・・・」
5体の龍が防御魔法に触れた瞬間。
爆発。
これだけで半径10kmは吹き飛ぶのをあの2mに抑え込んだ・・・
これでチェックメイト。
そして・・・女魔術師は跡形もなく消え去った。
「ナイスファイト!」
声が聞こえたほうを向くと、黒髪黒目の少年。
「ふっ・・・これぐらい余裕・・・」
「そうかい、そうかい、じゃ、ラスボス倒したときに開いたあの扉に入りますか」
今日はもう一個投稿したいです!




