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4話

「陛下。アカハ様、サイオンジ様、クジョウ様をお連れしました」


「おお、来たか。好きな席に座ってくれ」


連れてこられた部屋には大きな机があり、すでに国王とリリシア、イケメン君が座っていた。国王は上座に座っていてその左にイケメン君右にリリシアが座っていた。


「えっ・・・」


そして、俺たち三人が座ったのは右側、リリシアが座っているほうに三人で座った。そのことに驚いた声を発したイケメン君だが無視した。国王とリリシアは苦笑いを浮かべていた。まあ、好きな席に座るように言ったのは国王なので何も言えないだろう。


「全員揃ったな。ならば、料理を運んできてくれ」


国王がそういうとメイドが次々に料理を運んできた。


「これは・・・」


そして、運ばれてきた料理を見て俺は驚いた。いや、二人も驚いた顔をしていた。


運ばれてきた料理はヨーロッパ風の料理のようなものが多かった。だが、俺たちを驚かした料理はなんと。


「まさか、和食が出るとは思わなかったか」


そう、俺たち日本の食事、『和食』があったのだ。なんの魚かはわからないが魚の塩焼きに煮物、さらに米まであった。ラノベとかではこういうものは時間をかけて探さないと同じようなものが見つからないのだが、序盤からここまでそろっているとは・・・。


国王はいたずらが成功したのがうれしいのかにやにやしていた。・・・案外子供みたいなところがあるんだな。


「この和食は昔召喚された勇者様たちが広めた料理なんです」


そんな国王を無視してリリシアが説明してくれた。


「昔の勇者?」


「はい、昔も今みたいな魔物が活発になる時期があったらしくそのとき呼んだ勇者様たちが故郷の味を再現したそうで、勇者様の故郷の食事ということで世界中に広がり和食が根付いたのです」


「なるほど」


「食事が冷めぬ前に食べてみてくれ。お主たちの故郷の味と比べて遜色ないはずだ」


国王に進められさっそく俺は魚の塩焼きを食べてみた。青魚のような味で身はフワッとしており丁度よい塩加減だ。次に煮物を食べてみる。味は日本の煮物と変わらず味付けもザ・和食という感じで全く違和感なかった。米はもちもちで味も日本のものと変わらない。


それから和食のほかに出された料理を堪能した俺たちはかなり満足した。


「さて、それでお主たちこれからどうする?」


食器を片づけられ、食後の飲み物が出されると国王は俺たち、巻き込まれ組のほうに目を向け聞いてきた。


あ、この飲み物丁度いい甘みでうまいな。


「サイオンジ殿は魔法の研究、魔法研究がしたいとのことだが研究所の責任者に聞いてんことには判断できんからもう少し待ってもらいたい」


「ん、わかった」


やはり、西園寺は少し時間がかかるようだ。


「二人はどうしたい?元の世界に戻れるまで何もしたくないのであればそれでも良い。衣食住、さらにちょっとした娯楽ならこちらで手配できるのでな」


「私は強い者と戦いたい。そして、自分を高めたい」


国王がニートには嬉しい提案をしてきたが九条が自分のやりたいことを言った。


「それならば、兵士たちの訓練に参加してみるのはどうだ?サトウ殿にも参加してもらおうと思っているのだ。そこなら強い者と戦うこともでき訓練で腕を磨くこともできるだろう」


「そうか、ならそれで頼みたい」


「了解した」


九条の申し出は訓練に参加することである程度は達成されるだろう。だが、俺はそれだけでは物足らなくなるだろうと思った。


(最近修練できてないから俺も頑張らないとな・・・)


俺はそんなことを思った。先ほど九条に相手してやると宣言したのでうかうかしていられない。


「アカハ殿はどうだ?」


「俺は自由にさせてもらうよ」


「自由にとは?」


「俺がやりたいと思ったことをやりたいようにする。もちろん、悪さはしない、法は守る。だから、自由にさせてもらう」


「なるほど・・・」


俺が言ったことに国王は少々考える素振りをした。


「ならば、アカハ殿の自由にしてもらってもいい。許可がいるものはその都度言ってくれればいい。だが、監視役をつけさせてもらう。その者はそばに控えさせるようにしてくれ。これは他の者にもつけるのだがよいだろうか?」


「ああ、かまわない」


「私も別にいい」


「私もだ」


俺、西園寺、九条は監視をつける意味を理解しているので受け入れたがイケメン君は頭が悪いのか理解していないようだった。


監視役をつける理由としては俺たちが法を犯さないかどうかや国の不利益になるようなことがないかを監視するためだろう。そして、こちらの常識を知らない俺たちのサポートもあるだろ。


「そうか、すまない」


「いや、さすがにそれはしないといけないことだろうし俺たちも助かる」


申し訳なさそうにする国王に国の上に立つものとしてはしなければいけないと理解している。西園寺も九条も理解している。


国王は俺たちが監視役の意味を理解していることに若干驚いていた。


「それより、陛下。その監視役は?」


「・・・すでに決まっているので紹介するが、陛下は止めてくれ。お主たちはこの世界と関わりのないところをわしらが無理矢理こちらに呼んだのだ。お主たちから敬われるよう者ではない」


国王は申し訳なさそうな顔をしつつ言ってきた。


「・・・なら、王様で」


「・・・できれば名前で呼んでほしかったのだが」


「いや~、こっちのほうが呼びやすいしおもしろいから」


「・・・・・・そうか」


理由を聞いた王様は呆れた顔をした。


「じゃあ、私も王様」


「王様」


西園寺と九条も俺と同じ呼び方にした。


「・・・まあ、よい。では、お主たちの監視役、お目付け役を紹介しよう。入ってきてくれ」


あ、言い直したな。監視役では感じが悪いと思ったのか王様は言い方を変えお目付け役といった。俺も今度からそう言おっと。


「失礼します」


入ってきたのは女性が三人と男性が一人でそれぞれメイド服と執事服を着ていた。


「まず、サイオンジ殿にはフィーアを」


「はい~、フィーアと申します~。よろしくお願いしますぅ」


紹介されたフィーアという女性が頭を下げる。ふわふわとした栗色の髪が印象的で優しい感じの女性である。だが、彼女は最強の武器をその身に秘めていた。頭を上げたとき震えたその大きな胸は男性にとっては天敵である。抗うことが許されずそのぷるんと揺れる胸に目がいってしまうのは男のさがだろう。


「次にクジョウ殿にはキリヤを」


「よろしくお願いします」


次に紹介されたのは九条のお目付け役だ。彼女は赤色の髪をしており目つきも鋭い。なんとなくツンツンしてそうな女性だと感じたので九条は苦労しそうだと思った。


「サトウ殿にはゼバスを」


「よろしくお願い致します」


胸に手をあて頭を下げるゼバスは少し歳をとった男性だった。ベテランの風格が漂う男性だが俺は見た。イケメン君を見たとき一瞬だが獲物を狙う鷹のような目をしたことを。あの人はゲイだ。良かった~あの人じゃなくて。この時初めてイケメン君に感謝した。


「最後にアカハ殿にはルナリアを」


最後に残った女性は水色の髪をした真面目そうな感じの女性だと思ったが次に発せられた言葉を聞きそれは否定された。


「ルナリアと申します。気軽にルナちゃんとお呼びください」


あ、俺この人の仲良くなれるわ。


俺はその言葉を聞きそう感じた。

人の容姿書くのって難しい( ;∀;)

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