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プロローグ

僕のことを知っている方こんにちは。知らない方もこんにちは。思い付きで書き始めました。さて、知っている方はお気づきかと思いますが、僕はかなり飽きっぽい性格をしておりまして、途中でやめる可能性もありますが、自分なりに書きすすめていきたいとおもいます。お付き合いのほど、よろしくお願いします。

 ニートをやめようと決めたのは、何が切っ掛けだっただろうか。なんてことのない事が切っ掛けだったようにも思うし、なんだか大事なことだったような気もする。しかし、今になればどんな切っ掛けだったのかも思い出せやしない。

 とりあえず、俺は就職活動を始めた。それが、簡単に言えば終わりのない迷路への始まりの道だったように思う。迷い込むつもりなどなかったのだが。

 まずは、ハローワークに行った。30秒と居られなかった。そもそも、人と話すのが苦手な俺が行くべき場所ではないと思った。しかし、他にどこに行けばいいのかもわからなければ、誰に相談することもできない俺にはそこしかないように思えた。


 それからは毎日、ハローワークに行くだけの日々が続いた。

 とにかく、毎日行った。話しかけられれば、受け答えをしようと頑張るものの、逃げ帰る日々。

 ダメだと思った。でも、こんなことに俺は負けないと思った。ネトゲの世界はもっと厳しかった(俺の独断)。


 俺は、話しかけることにした。「あの…」「なんですか」「ここってどうやって使ったら…」「受付で聞いて下さい」赤面。

 ダメだった。それでもめげずに受付に声をかけた。嫌そうな顔をされた気がした。高校の頃を思い出した。泣きそう。

 とにかく、使い方を聞いた。パソコンを使って仕事を探すか、窓口で相談するの二択だった。勿論、パソコンを選んだ。ネットに接続しようとして、無理なことに気が付いた。というか、ネットを前にしたらネトゲをしようとする自分に絶望した。

 とりあえず、画面の指示通りに探してみたが、どの仕事がいいのかもわからない。


 受付に戻り、窓口を選択した。窓口でつっかえながら、話をした。真剣に聞いてくれる姿に相手が男にも関わらず、惚れた。

 何をしたいかと言われても、何も思い浮かばない。とにかく仕事をしたい。そう伝えた。

 セミナーをいくつか紹介され、来るように指示された。


 セミナーの日、俺は女の子をかばって死んだ。

 そして、34歳人生を終えた。

 生まれ変われたら、今度は働くと決めた。

 そして、ここまで無職のままの俺を生かしてくれて、何度も叱ってくれた両親にありがとうと伝えられなかったことに後悔した。

 そうだ、仕事を探しはじめたのは、俺の初恋の幼馴染が結婚するからと招待状を送ってきたからだった。結婚式、行けなくてごめん…美香。

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