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ダンジョンマスターは眠れない  作者: えるだー
第8章 暗黒邪神教団編
254/478

暗黒騎士の置き土産

 というわけで、昨日の続きです。

 「いや、主殿、5分もたっていないが?」

 さすがに一晩放置とかしないから。夜中を過ぎそうだったから、続きは明日ということです。


 「なんだ、私はてっきりこのまま朝まで待たされるのかと・・・」

 そういって正座で待機していたロザリオは少し残念そうだった・・・

 「少尉が良くても我々が持ちません」

 モフモフ親衛隊の小隊長が、隊を代表して本音を吐いた。


 「馬鹿もの、5年や10年置き去りにされて一人前だ。お前達もエルフなら、それぐらい覚悟しろ!」

 「「はっ!」」

 いやいや、スキャンを5年も待たせたら、えらいことになるよね・・

 「ずぎゃん」


 エターナルガーディアン・オーロラ:極光風の永遠の守護者

種族:インモータル(不死者) 召喚ランク7 召喚コスト 490

HP56 MP42 攻撃9(+5折れたミスリルソード) 防御9(+7ミスリルチェイン)

技能:剣、弓、盾、受け、回避、挑発、不死属性(中)、刺突半減、騎乗New

特技:ガーディアン・シールド、精霊呪文Lv4(風属性)、エレメンタルブレード(精霊剣:光)New

備考:精霊剣 使用MP4 武器に魔法属性を付与し、+4追加ダメージ(光属性)を与える。


 「おお、スキルで魔法剣がきたよ。しかも光属性だから聖属性扱いなのかな?」

 「ようやく光魔法がきてくれたか・・これでシャドウもワイトも・・・くくくっ」

 「少尉の目がやばい!」

 「あれは大佐殿と同じ種類の表情だ!」

 つまり戦闘狂ってことだよね・・

 「じゃんきー」


 「ふははは、いける、いけるぞ!」


 「キュキュ?」

 「はっ!危うく母上に引きづられるところだった・・・助かったぞ、親方」

 「キュ?」


 親方は自覚していないけれど、そのモフモフが一人の戦士の魂を救ったんだよ・・・

 「キュキュ?」



 次は親衛隊のメンバーだ。さすがに激戦区で戦っていたから、全員ランクが上がっているね。


 ツンドラエルフ・キャプテン:凍土樹人・隊長

種族:亜人 召喚ランク7 召喚コスト490

HP36 MP27 攻撃8(+8黒鋼の剣) 防御7(+3硬革鎧)

技能:耐寒、剣、盾、弓、隠密、部隊指揮、軍隊指揮New

特技:シャープシュート、シャープエッヂ、


 ツンドラエルフ・チャンター:凍土樹人・詠唱者

種族:亜人 召喚ランク7 召喚コスト490

HP35 MP28 攻撃7(+8黒鋼の剣) 防御7(+3硬革鎧)

技能:耐寒、剣、盾、詠唱、祈祷、宗教知識New

特技:精霊呪文Lv7(光属性)、神聖呪文Lv7


 ツンドラエルフ・ウィンドブロウワー:凍土樹人・風使い

種族:亜人 召喚ランク6 召喚コスト250

HP24 MP30 攻撃5(+3短杖) 防御4(+1ローブ)

技能:耐寒、杖、詠唱、魔法知識New

特技:精霊呪文LV6(風属性)、Lv3(光属性)


 ツンドラエルフ・レンジャー(テオドール):凍土樹人・レンジャー

種族:亜人 召喚ランク5 召喚コスト250

HP25 MP20 攻撃6(+7エルフ弓) 防御5(+3硬革鎧)

技能:耐寒、弓、剣、隠密、追跡、ハリネズミ語SP、

特技:シャープ・シュート、ドルイド呪文Lv3New


 残りの兵士AとCは、ランク4のツンドラエルフ・スカウトに進化していた。


 「これ、実は親衛隊って強くない?」

 「主殿、親衛隊が強いのは当たり前だろう」

 いや、その当たり前が通用しないから、驚いているのだけれど・・


 「特に最近はライバルも出現しているしな。ここは誰が一番モフモフ好きなのか、はっきりさせておかなければ示しがつかないのだ」

 ああ、あの人とか、あの方とか、あの連中ね。


 「ここは我々の天国ヘブンだ。来るなとは言わないが、順番は守ってもらわねばな」

 「「モフモフー!!」」


 うん、親衛隊が強く見えたのは気のせいだね・・

 「もふもふー」



 で、最後になった骸骨部隊なんだけど、しないはずの進化をしていた個体がいたんだ・・


 スケルトン・ウォーリアー:骸骨戦士長

種族:アンデッド(死霊) 召喚ランク6 召喚コスト360

HP30 MP7 攻撃6(+6錆びた剣) 防御6(+6錆びたチェインメイル)

技能:剣、盾、受け、回避、弓、部隊指揮、死霊属性(中)、闇親和、火炎脆弱、刺突半減

特技:アニメイト・デッド(死体操術) 使用MP3 10m以内の死体を6体まで骸骨兵士として使役する。


 バーニング・ボーン:燃え盛る骸骨

種族:アンデッド(死霊) 召喚ランク6 召喚コスト360

HP28 MP9 攻撃6(+3爪) 防御6(+3焼け焦げた硬革鎧)

技能:爪、噛み付き、回避、追跡、擬態、死霊属性(中)、闇親和、火炎無効、刺突半減

特技:マルチアタック(複数回攻撃)、バーニング(発火)

備考:マルチアタック 使用MP0 爪で2回、噛み付きで1回を一斉に攻撃する。

  :発火 使用MP3 全身が燃え上がる。爪と噛み付きに+3火炎ダメージ 近接戦闘をしかけた敵は火炎3ダメージを受ける。


 ちなみに骸骨戦士長が1体で、燃え盛る骸骨は3体もいた・・・

 「どう思う?」

 「ふむ、特に際立って邪悪な存在という気配ではないな」

 「少尉のおっしゃる通り、現状では普通のアンデッドと思われます」


 「キュッキュキュッ?」  「・・・・」

 「ハリネズミ語は通じないようです」

 逆に通じたら怖いよね。


 リンクもしてるし、数的にもうちのメンバーが進化したっぽいんだけど、何か裏がありそうで怖いんだよね・・・

 「だが、あの肉球マークの盾を持っているのは、間違いなく『バーン』だと思うが・・」

 確かに丸の上に三角が3つ並んでいるのは、うちの火炎耐性骸骨兵士のマークだね。

 「君達の中に元『バーン』がいるの?」

 「カタカタ」

 バーニング・ボーンのうちの1体が返事をした。

 けれどスキャンでは固有名称は表示されなかったんだよね。


 「アンデッドは中級以上でないと経験を溜めて進化しませんから、名前を受け継ぐことが出来なかったのかも知れませんね」

 エルフのチャンターが教えてくれた。


 「ならもう一度、名前をつけよう。君が『バーン』、君は『バニング』、君が『イグナ』ね」

 「「「カタカタ」」」

 「そして君が『スカル』だよ」

 「コク」

 骸骨戦士長は重々しく頷いた。


 「すかるりーだー」

 パインサラダは禁句です。


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