表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺+α  作者: ブリキ
20/21

日常回帰。

どうも、ファブリーズとシーブリーズがよくごちゃまぜになる作者です。いや、サムイ島。


くぁ~、よく寝た。


只今午前6時。窓の外では小鳥たちがチュンチュク喚きはじめていた。やかましい。


うーん、何だか俺の寝ている間に特大番外編がやっていたような気がする...。何故だろう。


「..ぅんっ。」


「こ。」


あ、癖が出てしまった。いかんいかん。


隣では、妹が夢の世界から帰還していた。


「おっはー。」


某女装ママさん風にご挨拶。


「ぅん~「こ」......、ぉはよぉ~。」


スルーされたぜっ!


のそのそとうごめきながらベッドから脱出する妹。それに追随する俺。



一緒に着替えて、さて一回へ行こう。


ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた。


「あ、お兄ちゃんおh....。」


先に起きていた唯が挨拶してくれたと思ったらフリーズ。なんか、彼女の興味は僕の隣を眠気眼で歩いている妹さんにあるようだ。ふぅむ...、あーっと、しゅらーばな感じ?あぁ、唯の整った顔がみるみる仁王像のように。あれ、絶対オーラ的なの出てるよね。覇○色の覇○みたいなの。いやお前はにはまだ新世界は早いぞ。黄猿とか赤犬とか青雉とか。お前は普通でいてくれ。唯まで突然変異したら俺は間違いなく壊れる。虚化しちゃう。



いい加減ジャンプネタは怒られそうなので思考から試口に移行。

「んあーっと、昨日看病して貰った(?)んだよ。んで、そのまま泊まってった」「なんでそのまま泊まってッ!!!!」「......」

あれ、ホントだ。なんで泊まってってんの。俺許可したんだっけ。いかん、都合の悪い事を忘れようとしている。俺はロールパンナちゃんか。


「昨日は××君が泊まってけーって」「お兄ちゃんッ!?」「......。」


俺そんな軽いノリでOK出したっけ?くっそぉ、寝起き+ご都合脳のせいで記憶が曖昧模糊だ。ついでにロールパンナちゃんってそんなゲスだったっけ。これも曖昧模糊。あーいまーい。いや、テンション上げて言っても変わんないか。あ、今思ったら妹が俺の名前を呼んでも唯はなにも反応しないんだな。しかし...、うーん、なんというか、無反応というより無関心に近いような気がするんだよな。


意識的な無反応か。


意識的な無関心か。



はたまた、


無意識的な無関心か。



どれも、俺に優しくはない結果だな。


「俺は妹に興味ないから。だから泊めても無問題。んじゃ、学校行ってくる」


俺は胸糞悪くなり、飯も食わずに家を出た。



まあ、それが結果的にはファインプレーだった訳なんだけど。




また次回。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ