日常回帰。
どうも、ファブリーズとシーブリーズがよくごちゃまぜになる作者です。いや、サムイ島。
くぁ~、よく寝た。
只今午前6時。窓の外では小鳥たちがチュンチュク喚きはじめていた。やかましい。
うーん、何だか俺の寝ている間に特大番外編がやっていたような気がする...。何故だろう。
「..ぅんっ。」
「こ。」
あ、癖が出てしまった。いかんいかん。
隣では、妹が夢の世界から帰還していた。
「おっはー。」
某女装ママさん風にご挨拶。
「ぅん~「こ」......、ぉはよぉ~。」
スルーされたぜっ!
のそのそとうごめきながらベッドから脱出する妹。それに追随する俺。
一緒に着替えて、さて一回へ行こう。
ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた。
「あ、お兄ちゃんおh....。」
先に起きていた唯が挨拶してくれたと思ったらフリーズ。なんか、彼女の興味は僕の隣を眠気眼で歩いている妹さんにあるようだ。ふぅむ...、あーっと、しゅらーばな感じ?あぁ、唯の整った顔がみるみる仁王像のように。あれ、絶対オーラ的なの出てるよね。覇○色の覇○みたいなの。いやお前はにはまだ新世界は早いぞ。黄猿とか赤犬とか青雉とか。お前は普通でいてくれ。唯まで突然変異したら俺は間違いなく壊れる。虚化しちゃう。
いい加減ジャンプネタは怒られそうなので思考から試口に移行。
「んあーっと、昨日看病して貰った(?)んだよ。んで、そのまま泊まってった」「なんでそのまま泊まってッ!!!!」「......」
あれ、ホントだ。なんで泊まってってんの。俺許可したんだっけ。いかん、都合の悪い事を忘れようとしている。俺はロールパンナちゃんか。
「昨日は××君が泊まってけーって」「お兄ちゃんッ!?」「......。」
俺そんな軽いノリでOK出したっけ?くっそぉ、寝起き+ご都合脳のせいで記憶が曖昧模糊だ。ついでにロールパンナちゃんってそんなゲスだったっけ。これも曖昧模糊。あーいまーい。いや、テンション上げて言っても変わんないか。あ、今思ったら妹が俺の名前を呼んでも唯はなにも反応しないんだな。しかし...、うーん、なんというか、無反応というより無関心に近いような気がするんだよな。
意識的な無反応か。
意識的な無関心か。
はたまた、
無意識的な無関心か。
どれも、俺に優しくはない結果だな。
「俺は妹に興味ないから。だから泊めても無問題。んじゃ、学校行ってくる」
俺は胸糞悪くなり、飯も食わずに家を出た。
まあ、それが結果的にはファインプレーだった訳なんだけど。
また次回。