物語の始まりと約束の経緯
こんにちは、Haruna Fattah です。
日本語でウェブ小説を書いています。
作品をより良いものにするため、皆様からのご意見をお待ちしております。
まだ日本語の執筆を学んでいる最中ですので、ご指摘やご助言をいただければ幸いです。
ありがとうございます。どうぞ私の作品をお楽しみください。
その夜は、タクが理解できないことについての会話が続き、時間はゆっくりと過ぎていった。
トモヤは、霊やタクに刻まれた印について、すべてを説明した。
異次元の存在たちによる過去の呪いを受けたトモヤは、4歳の頃から霊が見えるようになっていた。
彼は、人間界と、現在疎外されている霊たちの世界を隔てる手助けをした一族の末裔だった。
その話は、やがてタクが以前に読んだ物語の冒頭、すなわち3つの色を表す3つの一族の話へとつながっていった。
青、緑、そして黄色。
トモヤは、かつて精霊と人間が同じ次元を共有していた時代、精霊たちが人間を弾圧していたため、人間たちは洞窟の中に身を隠すことを選んだと説明した。
やがて、人間たちは万物の創造主、この世界を創り出した唯一の全能の存在に祈りを捧げた。
その祈りは、一人の母から生まれた三つ子の誕生によって叶えられた。
この3人の子供たちは、当時の人類とは異なる特徴を持っていた。
彼らの瞳の色は、茶色や黒といった一般的な人間の瞳の色とは異なっていた。
最初に生まれた青い瞳の子供には「アオシマ」と名付けられ、次に生まれた黄色い瞳の子供には「キイロア」と名付けられ、最後に生まれた緑色の瞳の子供には「ミドリア」と名付けられた。
「ミドリア」という名前を聞いて、タクは少し驚いた。
タクの驚いた様子を見て、トモヤは、この偶然はむしろ運命のように感じられると言った。
トモヤはさらにタクに、現在、創造主の使者の名を冠する正統な血筋を持つ者は極めて稀であり、特にタクの瞳は普段は暗く見えるが、月明かりに照らされると美しいエメラルドのように輝くのだと伝えた。
しかし、トモヤはルミエールに少し戸惑っていた。彼女は呪いの血を引いており、自分と同じように精霊を見たり戦ったりできるだけでなく、トモヤよりもさらに強いのだ。
タクもまた、そのことについて戸惑うトモヤに尋ねた。タクは、使者の血筋を継ぐ者たちは皆、その次元を隔てる存在だと考えていたからだ。
その後、トモヤは、3人の兄弟が18歳になった時、創造主が彼らに、精霊たちと戦い、彼らの次元を二つに分けるよう命じたと説明した。
その命令には、彼らに降りかかる結果、すなわち、3人がその二つの次元の間に閉じ込められるという呪いが伴っていた。
3人の兄弟は恐れることなく創造主の要請を受け入れ、夢の中で示された儀式を行った。
儀式が進むにつれ、その過程を阻止しようと霊たちが彼らに襲いかかってきた。
長兄のアオシマは儀式を続け、弟のキイロアとミドリヤは霊たちと戦った。
精霊たちと創造主の使者たちとの戦いは熾烈を極め、その最中、一瞬油断したキイロアは強力な精霊の呪いを受け、苦しみ始めた。彼は精霊をより鮮明に見られるようになっただけでなく、まるで精霊たちと同じ次元にいるかのように、精霊たちからの攻撃がますます強くなっていったのだ。
その呪いによって苦しむ妹を見て、アオシマは妹を助けるために儀式の進行を早めた。
呪いを受けたキイロアは、精霊たちの標的となり始めた。その様子を見たミドリヤは、率先して姉を守ることにした。
傷だらけのキイロアは地面に横たわるしかなかったが、ミドリヤはすべての攻撃を食い止めようとした。
兄を守る中で創造主の加護を受けた緑谷は、さらに強くなり、霊たちと戦うことができた。
その力により、霊たちは緑谷を通り抜けて二人の兄を襲うことができなかった。
その防御は、アオシマが次元の分離儀式を成功させるまで持ちこたえた。
儀式が終わると、霊たちはその次元へと吸い込まれていくのが見えた。それを確認したミドリヤは油断し、キイロアのもとへ駆け寄ってその様子を確認した。
しかし、その油断がミドリヤにとって裏目に出た。彼は、自分に向けて強力な呪文を唱えている霊に気づかなかったのだ。
その強力な呪いは、傷だらけのキイロアばかりを気遣っていたミドリヤに向けられていた。
それを見たアオシマは、末の弟が他の兄弟たちと同じ苦痛を味わうことのないよう、その呪いに向かって飛び込んだ。
アオシマはその呪いを受け止め、地面に倒れ込んだ。
ミドリヤは驚いて振り返ると、不注意のせいで兄が呪いにかかっているのを目にした。
怒りに満ちたミドリヤは再び武器を構え、あの霊たちが彼らの次元へと吸い込まれる前に追いかけた。
それを見た呪いをかけた霊はただ微笑み、「お前の子孫を、私の次元で奴隷にしてやる」と言った。
その後、その霊は創り出された次元へと吸い込まれていった。
ミドリヤは霊に追いつくことはできなかったが、その言葉にこう言い返した。「俺の子孫が、復讐としてお前を滅ぼしてやる。」
その後、ミドリヤは地面に倒れている二人の兄のもとへ戻った。
キイロアはまだ意識が戻っておらず、一方のアオシマは痛みに耐えているようだった。
ミドリヤは泣きながら、自分には二人を守れなかったと兄たちに謝った。
それを見たアオシマは、痛みに耐えながら微笑むしかなく、ミドリヤを見つめて言った。「バカか? 俺とキイロアはお前の兄貴だ。お前を守るために俺たちが傷つくのは当然のことだ」
それを聞いて、ミドリヤはさらに激しく泣き出し、キイロアを我に返らせた。
「おい、バカ、泣くのはやめろ。お前の泣き声を聞くと、俺の傷がさらに痛むんだ」とキイロアは言った。
「キイロアお兄様、ごめんなさい」と、ミドリヤはすすり泣きながら言った。
「もうすべて終わったんだ。創造主からの使命は果たした。なんで泣いてるんだ、バカ? 創造主もこの代償については事前に伝えていたし、僕たちはこれから起こる悪いことすべてを受け入れていたんだ。君が代償を背負わずに済んだのは、僕たち、お前の兄たちがそれを許さなかったからにすぎない」とキイロアは微笑みながら言った。
すると、アオシマとキイロアが立ち上がった。ミドリヤは素早く二人を助け起こした。
その後、三人は互いに抱き合った。
次元が分離した後、三人は創造主から、世界を平和な軌道に乗せ続けるために一族を築くよう命じられた。
アオシマの子孫は、大地と宇宙を隔てる空のように次元を分離したまま保つよう命じられ、キロアの子孫は、人類のエネルギー源となる稲のように、残された人類を守る強き指導者となるよう命じられ、そしてミドリヤの子孫は、あらゆる生命を包み込む森のように、各世界の均衡を守るよう創造主から命じられた。
その物語は、太陽が昇り、タクとトモヤのそばにある窓から部屋に光が差し込んだ瞬間に途切れた。
太陽が昇ると、トモヤは言った。「太陽が見えれば私たちは安全だ。太陽の光が差すと、次元間の壁はより強固になるから」。
タクは安堵の息をつくと、トモヤに「次に何をすればいい?」と尋ねた。
「君との絆を断ち切れる霊能者が必要かもしれない」とトモヤは言った。
「ハレビに知り合いがいるんだ。その人の力を借りてこの問題を解決できるかもしれない」とトモヤは続けた。
「君を頼りにしているよ。母も、この問題を解決するために知り合いを派遣してくれるようだ」とタクは言った。
「何より重要なのは、あの二人が影響を受けないようにすることだ」と、タクは眠っているユリとルミエールを見つめながら続けた。
「安心しろ、彼女たちを駅まで送って安全を確認してくる。君はこの部屋でじっとしていてくれ。外に出たら、その絆が以前よりも強く君を傷つけるかもしれないから」と、トモヤは言った。
しばらくして、ユリが目を覚ました。
「ユリ、もう起きたんだね」とタクが言った。
「タク兄、もう大丈夫?」とユリが言った。
「うん、もう大丈夫だけど、君たちはこれ以上ここにいられないみたいだ」とタクが言った。
ユリは、この異常な状況を察したかのように、ただ頷くしかなかった。
「ルミちゃんを頼む。僕はこれを片付けてから、ハレビで彼女を迎えに行くから」とタクは言った。
「それなら、ルミちゃんに必要なものを準備して、ハレビへ向かうわ。この件については、おばさんにも連絡済みよ」とユリは言った。
「おばさんは最初から何かおかしいと感じていて、私をここに送ってあなたを助けさせたみたい」とユリは続けた。
それを聞いたタクは少し戸惑い、「つまり、もう知っていたってこと?」と尋ねた。
「おばさんは、怯えた様子の病院スタッフから聞いた奇妙な話や、キコウさんの部屋が乱れていたこと、そして、その奇妙な出来事が起こった時にルミちゃんがまるで意識を取り戻したかのような様子だったことについて話してくれたの」と、ユリはその情報を説明した。
「ふむ、母親の勘には敵わないな」と、タクはため息をつきながら言った。
ユリはその後、部屋を出て、ルミエールに必要な道具をすべて用意した。
タクもまた、母親に電話をかけた。電話は一回の呼び出し音で出られた。
「ハレビ本寺から霊能者を手配したわ。安心しなさい、私がルミちゃんをしっかり守ってあげるから」と、タクの母は、まるでこの事態が起きることを予期していたかのように言った。
「ありがとう、お母さん。この邪悪な絆から解放されるまで、ルミちゃんを預けておくよ」とタクは言った。
「それなら、ここからあなたのために祈りの儀式を準備するわ。創造主があなたを守り、あなたを悩ませている霊を罰してくださいますように」とタクの母は言った。
「うん、お母さん。すべてお母さんに任せるよ」とタクは言い、電話を切った。
心の中で、タクは言った。「ごめんなさい、お母さん。今まで、お母さんが信じていることを信じられなくて。この問題を解決して、後で抱きしめてあげるから」。
ユリは、ルミエールと自分のために、ハレビへ持っていく必要なものをすべて用意していた。
時計は午前7時を指していた。
準備がすべて整うと、ユリはルミエールを抱きかかえて外へ出て行った。
本来なら自分の書斎にいるはずだったタクも、ユリとルミエールを見送りに玄関まで来た。
トモヤに止められていたにもかかわらず、タクは「たとえ家の玄関先まででも、二人を送り届ける必要がある」と言った。
執務室を出た時、タクは全身が内側から押しつぶされるような感覚を確かに感じた。
しかしタクは、ユリとルミエールを見送るために、その痛みをすべて堪え抜いた。
「タク兄、私たち先に行くね。ハレビに無事に戻ってきてね」とユリは言った。
「ユリ、ルミちゃんをよろしく頼む。家族にもよろしく伝えて」とタクは言った。
「そして、この件をすべて片付けて、無事にハレビに帰るって約束したって伝えて。僕は約束を破ったことなんてないから」とタクはそう言うと、微笑んだ。
「その約束、忘れないでね、タク兄」とユリは小指を差し出した。
それを見て、タクは少し笑い、ユリの小指と自分の小指を絡めた。
その後、ユリとルミエールは、ユリの荷物を手伝ってくれたトモヤに付き添われて、駅へと向かった。
三人の姿がタクの視界から消えたとき。
タクはドアを閉めると、自分の執務室へと戻っていった。
体はほとんど動かせなかったが、執務室こそが唯一の安全な場所だったため、タクは無理をしてそこへ向かった。
執務室に着くと、タクは再び正常な状態に戻った。感じていた痛みはすべて一瞬にして消え去った。
タクが振り返って部屋のドアを閉めようとしたその時。
タクを悩ませていた老婆の姿が現れ、不気味な笑みを浮かべてタクを見つめた。
その姿はタクの執務室の前に立ち、まるでタクが再び外に出てくるのを待っているかのようだった。
その姿は、まるでタクに出てくるよう挑発するかのように手を振っていた。
その姿を見て、タクはただため息をつき、「先祖の約束通り、お前を滅ぼしてやる」と呟いた。
タクの言葉を聞いて、その老婆は生き生きとした様子を見せ、まるでずっとその瞬間を待ちわびていたかのような、不気味な笑みを浮かべた。
タクと老婆は互いに見つめ合い続けたが、やがて老婆の姿はゆっくりと消えていった。
タクはただため息をつくしかなく、その後、ドアを閉めて、ユリとルミエールが先ほどまで使っていたベッドに横になった。
私の原稿をお読みいただき、ありがとうございます。
もし文章に誤りがあれば、ご指摘いただければ幸いです。そうすれば修正し、日本語の書き方をさらに学んでいきたいと思います。




