第7章 - サイク、変なやつ
**第7章 - サイク、変なやつ**
(POV - ラム)
「サイク」ってやつ、めっちゃ変で謎な人。見ただけでその本質、わかった。
一匹狼。昔の自分、思い出す、でも、今の自分考えると、そんなこと言うの、意味ない。まあいい。
どんな人生送ってる? 正直、ちょっと興味ある。授業初日、唯一、目を引いた男。
1年トップなのに、歓迎スピーチ、断った。
自己紹介、短く、社交や知り合いになる気、ゼロってはっきり。
で、先生に何か聞かれて、「ごめん、わかんない」ってだけ。
彼の知性、疑い始めてる… か… もしかして… 目立つの嫌い…? いや、違う。目立ちたくないなら、髪、とかす。
髪型、変… 目、ほとんど見えない。
クラスで一番変なやつ。もっと知りたい。
手強い挑戦、いつも歓迎、でも今回、行動に論理的意味、見つけられない。
サイク、ほんとに変なやつ。
「彼を理解するの、時間かかる。」
クラスで一番じゃなくなったの、久しぶり、めっちゃ居心地悪い。所属してない感じ。
サイク、ほんに入試でズルした? か、ただの怠け者で、質問答えるの避けてる?
でも、マジ、怠け者が俺を超える?
サイク、ますますわからん。
どれ、今わかってるの、彼、怠け者、他人と距離置くのが好き、社交嫌い、か、単に一人のが落ち着く。髪、他人にどう思われても気にしない、か、実は目立ちたい。
いや… 彼みたいに賢いやつが、そんな子どもっぽく振る舞うなんて、信じない。ほんとに髪で顔隠して、注目集めたい? それ本当なら、俺、そんなバカに負けたってこと、信じたくない。
頭、彼の行動理解しようとする、でも、彼が俺を超えたなんて、信じられない。
天然の天才、ほんとにいる? 一回読んだだけで覚えるやつ。サイク、その一人?
もしそうなら…
「もっと面白くなる。」
サイクみたいな天然の天才、超えられるかわからない、でも、挑戦する。努力すれば、誰でもすごいこと達成できる、固く信じてる。努力、天然の才能に勝つ、少なくとも、俺はそう思う。
「母さん、父さん、言ったじゃん。この学校、俺にぴったり。」
ここで、ついに「ライバル」って呼べるやつ、見つけた。努力で何でも達成できる、証明する。
「才能なくても。」
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(POV - サイク)
弁当開けて、食べ始めた。
屋上、平和。禁止、でも、誰もそのルール、守らない。どの学校も同じ。錠かけて、誰か壊す。
屋上、2番目に好きなとこ。1番だったけど、生徒にちょっと人気、普段、人いる。
ラッキー、独り。授業初日、独りで飯食う一匹狼、俺だけ。だって、一匹狼でも、友達作ろうとする。ほんとに一匹狼楽しむ一匹狼、俺だけ、と思う。
授業初日。みんな、友達作り、気にしてる。
俺、心配いらない、友達、いる。
「うま! 君の料理、飽きない! サイク、結婚して、一生、食べさせて!」
「やだ。」
人生、ひどいことした、でも、10歳の女と結婚するほど、ひどいこと、絶対しない。両親、絶対許さない。
「え?! 即フラれた?! 心、壊れた!」
「チョコドリンク、飲む?」
「うん!」
飲み始めた。怒り、すぐ収まった。
冗談だった。彼女の冗談、引っかからない。ロリコンじゃない… ペドフィルのこと、そう呼ぶ? その言葉、ちょっと聞いた、でも、最近の社会スラング、慣れてない。
恋愛にも興味ない。時間と金の無駄。
「うま!」
ドリンク、返してきた… 空。文句、言わない、別に1本ある。いっぱい買う、いつも、ユキの食欲、よーく知ってる。責めない、俺も同じ。似た者同士、兄妹。
「ありがと、サイク!」
「…どういた。」
「ふふ。そのちょっとの間、何? 間接キスでドキッとした?!」
間接キス? ああ、知ってる。バカなやつ。
唇舐めて、俺に近づいて、色っぽく、でも、ただからかってる。でも、認める、ちょっと気まずい、ユキ、10歳。こんな下品な振る舞い、めっちゃ気まずい、で、見るの、違法。ユキの母さん、変なこと、教えてないといい。教えたなら、ユキ、もっと純粋で無垢なレディに教育しなきゃ。まあ、彼女が望むなら。彼女の人生、こうするのが好きなら、どうしようもない、選択、尊重。
「ほほ。こんなことでドキッとする? めっちゃ可愛い、サイク。直接キス、したい?」
ウィンクして、投げキス… うん、変。
「実は、ドリンク、他人と共有、気にならない。間接キス、ナンセンス。バカだけ、そんなのでドキッとする。で、間、君、唇にチョコついてて、愛らしい子に見えた。頭、なでようとした。」
「や、やった!」
「…ああ。」
本当、頭、なでてる。
「めっちゃ可愛い、気づかなかった。なんて邪悪な力。」
「邪悪って呼ぶな!」
不機嫌、ほっぺ、つねらずにはいられなかった。めっちゃ愛らしい妹。
「うわああ! 痛い!」
「う、ごめん、抑えられなかった。ほら。」
もう1本、チョコドリンク、渡したら、奪った。
「次、ほっぺ、優しくつねって! ふん!」と、怒って、最後、不機嫌。
ああ、うわ。ほっぺ、優しくなら、つねっていい? ラッキー、ね?
う… うん、絶対、人間より幽霊のが落ち着く。
友達と過ごす生徒、ちょっと、スマホいじるやつ、リアルで交流しない。
どんなに頑張っても、彼らみたいになれない。生きてる人間と話すの、落ち着かない。
ソーシャルメディアやスマホのやつ、絶対わからん。いつも避けて、情報検索とメッセージアプリだけ。
みんなくそゾンビ、スマホ見つめて、取り憑かれてる。モバイルゲームか、オンラインで情報検索なら、いい、でも、意味なく使って、リアルで得られない注目欲しがったり、バカなもの見るなら、間違い。他のことに時間使うべき。
ああ、だから、生きてる人間、絶対わからん、俺とめっちゃ違う。
「サイク、ゲイ?」
「なんて急な質問。」
「ただ興味、尊敬すべきヘルメット頭。俺の女の魅力、誰も抵抗できない。君、どもりさえしない。女の尊厳、ズタズタ!」
「まあ、わかんない。ほら、ペドフィルじゃない、ただ。」
「質問避ける言い訳?」
「まあ… わかんない。男も女も、好きじゃない。人生に決めさせる。」
「ふむ。怪しい。」
うん、知ってる、でも… え?
あそこ…
「いやああ!!」と、遠くで女の幽霊、叫んで、霊体、空で爆発。
貧困エリア… 幽霊見える力持つやつ、街に。
「女、叫んだ? 聞いた、サイク?」
「う、ユキ、教えてやる、俺が最初に見つけて、めっちゃラッキーだった。」
「どういう意味? なんか、怖い話、聞こえそう。」
「俺だけじゃない、幽霊見える才能。世界に他にもいる。昔、1人、遠くで会った、話したことない。彼の家、覗きに行った、信頼できるか、助けてもらえるか、幽霊とめっちゃフレンドリー、女の幽霊に囲まれてた。」
「何見た?」
「彼、幽霊、レイプしてた。」
「レ、レイプ?!」
ユキのほっぺ、撫でた。
「ほら、君、生きてるみたいに触れる、意味、わかるでしょ。体の他の部分、例外なし。」
「な、なんでこんな話?」
「叫んだ女、女の幽霊。霊体、爆発するの、見た。」
「ば、爆発?!」
「で、裸だった。完璧な犯罪。無防備な幽霊、レイプ、利用。俺の力持つやつ、幽霊、なんでも強制できる。そのやつ、たぶん、その幽霊に飽きて、壊した。」
「さ、飽きたから、壊した? そ、そんな… 気持ち悪い… 気持ち悪い…」
え? ユキの体、めっちゃ震えて、恐怖でいっぱい。
ユキ、こんな話、そんな敏感?
「ね、ユキ…」
頭、なでて、落ち着かせようとした、でも、手、叩かれた。
「触るな…! い、いや! ご、ごめん、ただ…」
「記憶、消す。」
トラウマ。たぶん、母さんが犯罪者、知ったから。メンタルヘルス、こんな話、遠ざける。
…よし。
「うん、絶対ゲイ。無垢なふり、すんな。」
「違う。」
「ふふ。まだ否定のフェーズ、ね?」
頭、なでた。
「いつもそばにいる、ユキ。俺といれば、悪いこと、絶対起きない。」
「うわああ! な、なんで急にそんな恥ずいこと?! こ、告白?!」
「いや、知っててほしかった。いい兄貴、いつも守る。」
「い、いきなりカッコつけんな!」
俺の力、彼女の記憶、消せる、でも、限界ある。こんな話、遠ざける。
心配すんな、ユキ、いつも安全に。
街で、男か女、幽霊、爆発させてる。あ、くそ。
俺、ただ… え?
屋上のドア、開いて、すぐ手、離して、独りで飯食ってるふり。
「え?」と、入ってきたやつ、誰もいないと思った、たぶん。
振り返らず、独りで食う。無視。気まずくなって、去る。
…足音。あ、平和、さよなら。話しかけないで。
…歩き続けて、俺、無視。完璧。
男か女、わかんない、でも、ありがと。ユキとの独り飯、邪魔、でも、話しかけない、礼儀ある。
「可愛い女、で、メガネ。君のタイプ、サイク? で、胸、めっちゃでかい! 話しかけな、冷たいやつ!」
今、話しかけない… ずっと。頭おかしいって、言われるの、避けたい。
スマホ、振動。
通知、ポップアップ、取り出した。
「ふむ… 入手可能。完璧。」
ゲーム、Legends of Sakfor、開いた。冒険者、ミッションクリアでランクアップ、めっちゃ人気のオンラインゲーム。難易度、仕組み、いろんなプレイスタイル、オープンワールド、使えるキャラ数、ユニークなスキルとストーリー、好きなゲーム。
レベル89の剣、アンロック。やっとデーモン、殺せる。デーモンの領域、ゲームのベストパート。
このレベル、クリア。
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昼休み、終わって、立った。
ああ、遊び続けたかった。
スマホ、しまって、去った… か、去ろうとした。
出ようとした、誰か話しかけてきた。
「す、すみません。」
止まって、振り返って、女見た。
「み、食べ物、忘れた。」
ああ、そっか。食い終わるの、忘れた。腹減ってる、納得。ゲーム、夢中。
「めっちゃ緊張してる、サイク。普通じゃない、思う。」
…指、変にいじって、目、合わせない。落ち着く、指、いじってる。うん、わかる。
「ありがと、さん。」
食べ物、取って、屋上、黙って出た。
「めっちゃ愛らしい! で、体、羨ましい。8点中10点。シャイすぎ、可愛くなくなる。話しかけなかった、ナイス。」
本当、ユキ。声のトーン、変だった。話すの、苦労、指、めっちゃいじってた。目、合わせなかった。めっちゃシャイ。話しかけたら、気まずくする… てか、話す気、ない。
でも、シャイで可愛い女、珍しい、ちょっと興味、認める。いつも会ったシャイな女、太ってたり、魅力的じゃなかったり、劣等感感じる障害。彼女、胸でかい、短い黒髪、可愛い。可愛い。なんでそんなシャイ…? 理論、思いつく、でも、言った、話す、友達になる気、ない。彼女の人生、つらいか、問題、彼女の人生、独りで解決。全く気にしない。
「なんで、君、なんか残酷なこと、考えてる、感じ?!」と、ユキ、俺の肩、座って、ほっぺ、つねった。
知らん人のこと、なんで気にする? 意味ない。